公務員に興味があるけど、試験について知識がないし独学じゃ不安。

だけど、公務員予備校はたくさんあるからどこを選べばいいか分からない。

今回はそんな方に向けて、おすすめ18社の公務員予備校・資格スクールをピックアップして、各学校の特徴・費用・メリット・デメリットなどを比較しました。

人それぞれ適した学校は違うので、この記事を参考にあなたに最適な学校を見つけてください。

【この記事を書いた人】
政令市の消防士と行政職、町役場を経験
公務員試験は独学・予備校両方で合格を経験
YouTube ハチサン公務員

目次

  1. 公務員予備校の選び方
  2. 各公務員予備校の比較
  3. 都道府県ごとの公務員予備校分布
  4. 各公務員予備校の詳細
    1. クレアール
    2. 資格の大原
    3. アガルート
    4. スタディング
    5. EYE公務員試験予備校
    6. 東京アカデミー
    7. 伊藤塾
    8. 資格スクール大栄
    9. TAC
    10. LEC東京リーガルマイン
    11. ヒューマンアカデミー
    12. フォーサイト
    13. ユーキャン
    14. SMART合格講座
    15. 東大公務員試験予備校
    16. 喜治塾
    17. 実務教育出版
    18. 公務員のライト
  5. 項目別おすすめ公務員予備校
  6. まとめ

1.公務員予備校の選び方

公務員予備校を選ぶ際のポイントを細かく言ったら、無数にあるのでキリがないんですが、ここでは大きく以下の5つに分けて説明します。

  1. 自分の志望先を決める
  2. 通学か通信か
  3. どこを予備校に頼るか
  4. 費用
  5. そのほか

1-①自分の志望先を決める 

ぼんやり「公務員になりたいな」と思っている人も多いと思います。

ただ公務員にもいろんな種類・職種があり、受ける試験によってその試験内容も違います。

例えば以下のような感じ。

  • 国家公務員
  • 地方公務員
    • 警察官・消防官
    • 都道府県職員
    • 区市町村職員
      • 特別区
      • 市町村
      • 政令指定都市
        • 横浜市
        • 大阪市etc
          • 事務職
          • その他の職

教養試験があるところ、専門試験があるところ、論文試験があるところ、集団討論があるところ、受けるところで本当にバラバラです。

つまり、ある程度どこを志望するか決めておかないと、どういった試験勉強をすればいいか定まらないため、適切な予備校選びができません。

まだぼんやり「公務員」とだけ考えている人は、まず公務員予備校選びの前段階として、志望先をある程度決めておくことをおすすめします。

そして、早い段階で併願先も考えておくと、効率よく学習が進められます。

1-通学か通信か 

公務員予備校で勉強する方法は主に2つ

  • 予備校に通って学習する通学スタイル
  • 自宅などで学習する通信スタイル

通学講座と通信講座の両方を設けている公務員予備校もありますが、最近は通信だけの予備校も多いので、まずはどっちのスタイルで学習していきたいか考えましょう。

それにより予備校の選択肢が変わります。

仕事やアルバイト、部活などで忙しい人は通学は難しいかもしれませんし、逆に時間に余裕がある人は通学・通信の両方から選択できますよね。

また、通学で学習したい人は予備校の立地も大切。

通学に時間がかかりすぎると、その時間がかなりもったいないです。

まだ通学か通信かで迷っている人は以下の記事も参考にしてみてください。

【関連記事】
⇒ 公務員試験は独学?予備校?通信?あなたにおすすめの選択肢を紹介

1-どこを予備校に頼るか 

公務員試験のための予備校はたくさんありますが、予備校によって提供しているサービスは違います。

  • 数的処理のみ
  • 教養科目+専門科目
  • 筆記試験+人物試験 etc

また、人物試験対策でも模擬面接のみを行っている所があれば、エントリーシート添削・模擬面接・集団討論など全方位的にカバーしている公務員予備校もあります。

もしも「面接などは大学の就職課やジョブカフェを利用する」と考えている人は、別に人物試験対策のある予備校を選ぶ必要はないですよね。

つまり、どこまであなたが予備校に頼りたいかで選ぶ予備校は変わってきます。

1-費用はいくらか 

ここはみなさんものすごく気になるところですよね。

各公務員予備校で金額にはかなりの差があります。(費用比較は後述しています)

さきほど上記の③でお伝えしたように、予備校によって提供しているサービスは異なるので、当然費用も変わってきます。

費用が安いとその分サービスは限られますし、料金が高くなるにしたがって内容も充実する傾向です。

ただ傾向なので人によっては、安くてもコスパの良い予備校、高くてもイマイチの予備校と感じることもあります。

あとは、それぞれの経済状況も関わってくるので、自分が許容できる料金で最適な予備校を選びましょう。

1-そのほか 

そのほか細かいところだと以下のようなポイントがあります。

  • 教材
  • 講師
  • 学習環境
  • サポートetc

教材

参考書、問題集、Web動画との相性。
資料請求で問題集のサンプルが届いたり、Web講義をお試し視聴できる公務員予備校もあります。

講師

人によって教え方の合う合わないがありますよね。
ただ、全科目で自分に合った講師が揃うことはなかなかないかも。

学習環境

通学なら校舎の設備は清潔か、自習室は何時まで使えるか、近くにコンビニはあるかなど。
せっかく予備校に通うならストレスなく勉強したいですよね。

サポート

質問や相談はできるか、試験情報の提供はあるかなど。
サポートが充実すると費用も上がってきます。

2.各公務員予備校の比較

ここでは料金や対応コースなどを一覧にして比較しています。

今回比較する公務員予備校は以下の18社

  1. クレアール
  2. 資格の大原
  3. アガルートアカデミー
  4. スタディング
  5. EYE公務員試験予備校
  6. 東京アカデミー
  7. 伊藤塾
  8. 資格スクール大栄
  9. TAC
  10. LEC東京リーガルマインド
  11. ヒューマンアカデミー
  12. フォーサイト
  13. ユーキャン
  14. SMART合格講座
  15. 東大公務員試験予備校
  16. 喜治塾
  17. 実務教育出版
  18. 公務員のライト

正確には「公務員予備校」や「資格スクール」など言い方の違いがありますが、この記事では予備校、公務員予備校と呼んでいます。

ここで比較するのは以下7つ。

  1. 経営年数と指導歴
  2. 通学講座 or 通信講座
  3. 料金比較
  4. 対応コース
  5. 合格実績
  6. 面接対策
  7. 特徴比較

あくまで本事作成時の情報なのでおよその目安として見てください。

2-①経営年数と指導歴 

どのくらい歴史があるのかをまとめています。

各予備校の基となっている母体自体は、多くが2000年以前に創業しています。

実務教育出版に至っては100年近い歴史があります。

公務員講座が始まった時期は不明なところが多いですが、分かる範囲ではLECが最も古く、指導歴は35年以上。

その他にも指導歴20年を超える予備校が多数。

スタディング、アガルート、公務員のライトの3社は年数こそ浅いですが、どんどん成長しており勢いがあります。

そして人気も上昇中。

2-②気になる公務員予備校は通学?通信? 

各予備校が通学講座と通信講座のどちらを実施しているのかをまとめています。

※提携校を含む

18社の中で通学講座があるのは7社。

EYEと喜治塾の校舎は都内のみなので、地方民が通学で受講したいなら選択肢は東京アカデミー、LEC、大栄、大原、TACの5社。

大栄は校舎数が突出しており、提携校も含めると全国41都道府県に校舎が設置されています。

一方、通信講座は全ての予備校で実施。

かつては通学講座と通信講座は半々のイメージでしたが、新型コロナウイルスの影響もあってか、近年は通信講座の人気も高まってきています。

2-③料金比較 

ここでは各予備校の料金比較を通学講座と通信講座に分けて表示しています。

それぞれの予備校では様々なコースが用意されているので、ここでは「国家一般職・地方上級程度を目指すコース」、「教養科目のみを扱っているコース」の2つをピックアップ。

サービス内容はそれぞれ違うので、あくまで参考程度に。

※料金は時期によって変動したり、割引により大幅に安くなることがあります。

これを見ると価格にはかなりの差があることが分かります。

通学講座

通学講座のある予備校を価格別に分けると以下のとおり。

  • 低価格帯
    EYE
  • 中価格帯
    大原、TAC、LEC
  • 高価格帯
    東京アカデミー、大栄
  • その他
    喜治塾

通信講座

通信講座の価格帯は以下のような感じ。

  • 低価格帯
    SMART合格講座、フォーサイト、公務員のライト、スタディング、ユーキャン、東京アカデミー、実務教育出版
  • 中価格帯
    大原、ヒューマンアカデミー、アガルート、EYE、クレアール、伊藤塾
  • 高価格帯
    東大公務員試験予備校、TAC、LEC、大栄
  • その他
    喜治塾

金額が全てではないですが、大事な指標の1つになります。

もちろん、お金をかけずに合格できたら嬉しいですが、お金をかけずに落ちてしまったら本末転倒。

スタディングは約14万円のフルサポートコースも用意しています。

2-④対応コースはあるか 

ここでは、各予備校が代表的な公務員試験に対応しているかを一覧にしています。

各試験に特化しているコースがあれば◎

特化コースはないけど「包括的なコースで対応」、「オプション追加で対応」、もしくは「予備校が対応していると謳っている」ものについては〇で表示しています。

また、特化しているコースでもカリキュラムに含まれている科目が少なすぎる場合は○にしています。

国家公務員系

その他

※技術職、心理職、福祉職は国家公務員にもあります。

守備範囲が広いのはクレアール、東京アカデミー、TAC、LECあたり。

一方フォーサイト、SMART合格講座は対応職種が少なめ。

ただ、対応職種が少なくても自分の志望先に対応してさえいれば問題なし。

このほかにも法務省専門職や航空管制官などいろんな採用試験がありますが、マイナーな職種に対応している予備校は少ないです。

2-⑤合格実績 

各年の合格者数などを公表している公務員予備校のデータをまとめました。

1人の受講生が2か所に合格した場合、実人数では1人、延べ人数では2人と合格者数がカウントされます。

ただ、公務員予備校によってカウントの仕方が異なる場合もあるので参考程度に(単科講座受講生はカウントしないなど)。

通信でも公表するクレアールとライト、アガルート

まず前提として通信講座のみの公務員予備校は、合格者の人数を把握しづらいため、公表していないと頃が多いです。

しかし、通信制のクレアール、ライト、アガルートは合格者数を公表しています。

合格報告をしていない受講生もいると考えられるので、実際の合格者はもう少し多いはず。

それでも公表してくれるのはありがたい。

大手の圧倒と中堅の合格率

東京アカデミー、大原、TACはさすが大手といった感じ。

年間約3,000人の合格者を輩出しています。

EYEは中堅予備校なので、大手に比べると合格者はそれほど多くありません。

ただ、合格者数÷受講生数で考えると合格率はかなり高い。

その他の実績

【LEC】

LECは年間合格者数を公表していませんが、2019年度~2021年度の3年間の合格者は3,677名(おそらく実数)。

人数よりも上位合格者の多さを売りにしています。

【ユーキャン】

ユーキャンは実人数か延べ人数か分かりませんが、2012~2021年の10年間で1,128名の合格者を輩出。

平均すると年間約113人。

【伊藤塾】

伊藤塾は国家総合職に強いため、国家総合職の合格者のみ公表。

2021年度は62名、2022年度は76名。

2-⑥面接対策 

個別面接対策比較

個別面接対策をどの程度実施しているかを表にまとめました。

校舎やコースによって享受できるサービスは違うので参考程度に。

通学講座がある公務員予備校は全て模擬面接まで実施しています。

面接対策をする通信予備校も増加

アガルート、クレアール、伊藤塾、公務員のライトの4社は通信講座中心ですが、面接対策も充実。

新型コロナウイルスの流行後、オンラインでの模擬面接も増えてきています。

通学はできないけどどうしても模擬面接を受けたい方はオンラインで実施している予備校を選びましょう。

スタディングはフルサポートコースであればWebで面接練習が可能。

また、「公務員のライト」のパーソナルコースでは、無制限に面接対策が可能です。

一方で格安講座のフォーサイトとSMART合格講座は当然ながら面接対策なし。

予備校には頼らず、面接対策は大学の就職課や若者向けハローワークを活用するのもあり。

公務員専門の面接練習ではありませんが無料で実施してくれます。

2-⑦簡単な特徴 

ここではおすすめ予備校18社の簡単な特徴を箇条書きで紹介。

それぞれの詳細は後述しています。

1.クレアール

  • 問題集に解説動画も付いている
  • 心理系公務員にも強い
  • 紙資料をほしいなら自分で印刷

2.資格の大原

  • 学習方法の選択肢が多い
  • 単発でオンライン面接対策も可能
  • 専門学校の方は規律が厳しい

3.アガルート

  • 法律系科目に強い
  • 今なら最強の特典がある
  • 公務員予備校の中では若手

4.スタディング

  • 共有できるQ&Aサービスがある
  • 学習ツールの機能がかなり優れている
  • 公務員講座の歴史が浅い

5.EYE公務員試験予備校

  • 少人数制で面倒見がいい
  • 中堅私立大など様々な受講生が在籍
  • 校舎が東京都内にしかない

6.東京アカデミー

  • 校舎に合わせたコースとサービス
  • 夜間部・夜土部・土日部も
  • 通学講座の受講料が高め

7.伊藤塾

  • 国家総合職に強い
  • 官公庁を知ることができる
  • 模試がない

8.資格スクール大栄

  • 圧倒的な校舎数
  • 全6回の模試が受けられる
  • 受講料金が高額

9.TAC

  • 安定して合格者を輩出
  • 外務省専門職なら無双
  • 受講生が多い

10.LEC東京リーガルマインド

  • 大手の安心感
  • 幅広い試験に対応
  • 通信講義の料金が高め

11.ヒューマンアカデミー

  • 質問回数無制限
  • 在籍期間1年間無料延長
  • 講義資料を紙でほしいならDL印刷

12.フォーサイト

  • 料金が安い
  • テキストがフルカラー
  • 二次試験対策がない

13.ユーキャン

  • 料金が安い
  • あとから返品OK
  • 対応している職種が少ない

14.SMART合格講座

  • 料金が格安
  • 簡単に始められどこでも学習できる
  • 公務員試験に特化していない

15.東大公務員試験予備校

  • 講師が著名な島村隆太先生
  • 小規模ながら多数の合格先
  • 受講料が高め

16.喜治塾

  • 月謝制
  • 単発での人物試験対策あり
  • 校舎が東京に1か所のみ

17.実務教育出版

  • Webで過去問が解ける
  • 受験ジャーナルがもらえる
  • 動画講義はない

18.公務員のライト

  • 料金が安い
  • 単科講座が豊富
  • 予備校の歴史や実績が浅い

3.都道府県ごとの公務員予備校分布

※色が濃い都道府県ほど予備校が多い

通信講座を受講する場合はそれほど関係ないですが、通学で学びたい人は自分の住んでいる地域に予備校があるか気になりますよね。

そこで、各都道府県にはどの予備校の校舎・ラウンジがあるか一覧にしました。

遠方より近くの公務員予備校に通うことをおすすめします。

3-①北海道・東北 

  • 北海道
    大原、LEC、大栄、ヒューマンアカデミー、東京アカデミー、TAC
  • 青森県
    LEC、大栄、東京アカデミー
  • 岩手県
    大原、大栄
  • 宮城県
    大原、伊藤塾、LEC、大栄、ヒューマンアカデミー、東京アカデミー、TAC
  • 秋田県
    LEC、東京アカデミー
  • 山形県
    大原
  • 福島県
    大栄

3-②関東 

  • 茨城県
    大原、LEC、大栄
  • 栃木県
    大原、大栄
  • 群馬県
    大原、TAC
  • 埼玉県
    大原、LEC、大栄、ヒューマンアカデミー、東京アカデミー、TAC
  • 千葉県
    大原、LEC、大栄、ヒューマンアカデミー、東京アカデミー、TAC
  • 東京都
    大原、クレアール、EYE、アガルート、伊藤塾、LEC、大栄、ヒューマンアカデミー、東京アカデミー、TAC、東大公務員試験予備校、喜治塾
  • 神奈川県
    大原、アガルート、LEC、大栄、ヒューマンアカデミー、東京アカデミー、TAC

3-③中部 

  • 新潟県
    大原、LEC、大栄、東京アカデミー
  • 富山県
    大原、LEC、大栄、TAC
  • 石川県
    大原、LEC、大栄、東京アカデミー、TAC
  • 福井県
    大原、LEC、大栄
  • 山梨県
    大原
  • 長野県
    大原、大栄
  • 岐阜県
    大原、大栄
  • 静岡県
    大原、LEC、大栄、ヒューマンアカデミー、東京アカデミー
  • 愛知県
    大原、伊藤塾、LEC、大栄、ヒューマンアカデミー、東京アカデミー、TAC

3-④近畿 

  • 三重県
    大原、大栄
  • 滋賀県
    大栄
  • 京都府
    大原、アガルート、伊藤塾、LEC、大栄、ヒューマンアカデミー、東京アカデミー、TAC
  • 大阪府
    大原、アガルート、伊藤塾、LEC、大栄、ヒューマンアカデミー、東京アカデミー、TAC
  • 兵庫県
    大原、LEC、大栄、ヒューマンアカデミー、東京アカデミー、TAC
  • 奈良県
    大栄
  • 和歌山県
    大原、LEC、大栄

3-⑤中国・四国 

  • 鳥取県
  • 島根県
    LEC
  • 岡山県
    大原、LEC、大栄、ヒューマンアカデミー、東京アカデミー、TAC
  • 広島県
    大原、LEC、大栄、ヒューマンアカデミー、東京アカデミー、TAC
  • 山口県
    LEC、大栄
  • 徳島県
    大栄、TAC
  • 香川県
    LEC、大栄、ヒューマンアカデミー、東京アカデミー、TAC
  • 愛媛県
    LEC、大原、大栄、東京アカデミー
  • 高知県
    大栄

3-⑥九州・沖縄 

  • 福岡県
    大原、LEC、大栄、ヒューマンアカデミー、東京アカデミー、TAC
  • 佐賀県
    大栄
  • 長崎県
    LEC、大栄、東京アカデミー
  • 熊本県
    大原、大栄、ヒューマンアカデミー、東京アカデミー、TAC
  • 大分県
    大原、大栄、東京アカデミー、TAC
  • 宮崎県
    大栄、TAC
  • 鹿児島県
    大栄、ヒューマンアカデミー、東京アカデミー、TAC
  • 沖縄県
    大原、LEC、大栄、ヒューマンアカデミー、TAC

最近は通信講座の人気も高まっているので、地元に興味のある予備校がない場合は、通信講座のある予備校を選んでみましょう。

4.各公務員予備校の詳細

ここからはおすすめ各予備校ごとにメリットやデメリット、料金などを紹介していきます。

各予備校の詳細記事や公式ホームページも掲載。

4-①クレアール 

  • 通学講座:×
  • 通信講座:〇
  • 校舎数 :1校

主なコースと料金ピックアップ

  • 地方上級スタンダード
    • 約27万円
  • 特別区Ⅰ類(事務)コース
    • 約26万円
  • 心理系公務員スタンダードコース
    • 約32万円
  • 公安系公務員コース
    • 約18万円

クレアールのメリット

  • 問題集に解説動画も付いている
  • 添削&質問が無制限
  • 心理系公務員に強い
  • 豊富なコースが用意されている
  • リモート模擬面接が可能 
  • 豊富な割引チャンス
  • もしものときの受講期間延長

クレアールは元々通学講義も実施していましたが、2011年に通信講義のみに1本化。

通信講義ながらリモートによる模擬面接にも対応しています。

資料請求すると「公務員転職ハンドブック」か「公務員入門ハンドブック」のどちらかが無料でもらえるのでおすすめ。

クレアールのデメリット

  • 国家総合職などのコースはない
  • 過去問題集がない科目も
  • 紙資料がほしいなら自分で印刷
  • リアル模擬面接がなくなった
  • 集団討論の練習ができない

クレアールの守備範囲は広いですが、国家総合職試験には対応していません。

国家総合職志望者は別の予備校を要検討。

【クレアールの詳しい解説記事】
⇒ 【クレアールの公務員講座はダメなのか】評判踏まえて徹底解説

【講座の詳細 / 資料請求】
⇒ クレアールの公式ホームページ

4-②資格の大原 

  • 通学講座:〇
  • 通信講座:〇
  • 校舎数 :47校

主なコースと料金ピックアップ

  • 【通学】公務員合格コース
    • 約36万円
  • 【通学】教養型市役所合格(春受験)コース
    • 約20万円
  • 【通信】国家一般職・地方上級合格プラン
    • 約16万円(Web講義付)
  • 【通信】市役所合格(春受験)プラン
    • 約9万円(Web講義付)

資格の大原のメリット

  • 全国各地に校舎がある
  • 学習方法の選択肢が多い
  • 警察・消防にも強い
  • 初学者にも優しい数的処理対策
  • 安心の合格者数
  • 模試が受けられる
  • 2次試験対策が充実
  • 単発でオンライン面接対策も可能
  • 論作文の対策・添削あり
  • 休んでも大丈夫

公務員試験では大手の大原。

合格者は毎年3,000人前後というビッグスケール。

全国規模の模試も年に複数回実施しています。

資格の大原のデメリット

  • 通学講座の料金が高め
  • 専門学校の方は規律が厳しい

実は大原、大学生や既卒者向けの「資格の大原」以外に、高卒者が通う「公務員専門学校」のような学校もあります。

混同されやすいですが、こっちの専門学校はガッツリとした学校なので規則などが厳しいみたい。

【大原の詳しい解説記事】
⇒ 【大原の公務員講座がヤバい】評判・デメリットなど徹底解説!

【講座の詳細 / 資料請求】
⇒ 大原の公式ホームページ

4-③アガルート 

  • 通学講座:×
  • 通信講座:〇
  • ラウンジ:7か所

主なコースと料金ピックアップ

  • 国家総合職(法律区分)カリキュラム
    • 約33万円
  • 地方上級・国家一般職+専門職・裁判所
    • 約31万円
  • 地方上級・国家一般職カリキュラム
    • 約24万円
  • 市役所・国立大学法人カリキュラム
    • 約12万円

アガルートのメリット

  • フレキシブルな学習環境
  • 定評のある講師
  • 法律系科目に強い
  • 科目ごとの単発講座も豊富
  • 国家総合職採用試験にも対応
  • 通信でも充実の2次試験対策
  • フォロー制度(何回でも質問可能)
  • 割引制度が豊富にある
  • 内定特典が豪華

歴史は浅いながらも今勢いのあるおすすめオンライン予備校。

最近はカメとウサギのCMでお馴染み。

実績作りのため、今なら内定者に全額返金というすごい特典もあり。

アガルートのデメリット

  • 公務員試験業界では若手
  • 公安系専門のコースはない
  • 問題演習のWebアプリがない
  • 模試がない

設立されたのは2015年の1月。

大手に比べたらまだまだだけど、徐々に実績も出来てきました。

【アガルートの詳しい解説記事】
⇒ 【アガルート公務員講座】評判・特徴を踏まえデメリットも解説

【講座の詳細 / 申し込み】
⇒ アガルートの公式ホームページ

4-④スタディング 

  • 通学講座:×
  • 通信講座:〇
  • 校舎数 :ー

主なコースと料金ピックアップ

  • 地方上級・市役所 教養・専門合格コース
    • 約13万円
  • 地方上級・市役所教養合格コース
    • 約7万円
  • 警察官・消防官合格コース
    • 約7万円
  • 社会人経験者合格コース
    • 約7万円

スタディングのメリット

  • 料金が安い
  • 学習ツールの機能がかなり優れている
  • 教材はエクシア出版が開発協力
  • 法律系専門科目は寺本先生
  • アプリでオフライン学習も可能
  • 論作文・面接試験対策あり
  • 共有できるQ&Aサービスがある
  • 合格キャッシュバックがある

こちらもアガルートと並んで今勢いのあるオンライン予備校。

価格帯はスタディング方が低め。

安いのに学習ツールは充実していていろんな機能を備えています。

スタディングのデメリット

  • 公務員講座の歴史が浅い
  • 国家公務員をメインとしたコースはない
  • 機能が多すぎて最初は戸惑う
  • リアル模擬面接・論文添削なし
  • 質問は制限あり

公務員講座が開講したのは2019年の5月。

まだ産声を上げたばかり。

フルサポートコースも開講しています。

【スタディングの詳しい解説記事】
⇒ スタディング公務員講座は最悪?評判・特徴を元公務員が全部解説

【講座の詳細 / 申し込み】
⇒ スタディングの公式ホームページ

4-⑤EYE公務員試験予備校 

  • 通学講座:〇
  • 通信講座:〇
  • 校舎数 :3校

主なコースと料金ピックアップ

  • 【通学】シンプルコース
    • 約28万円
  • 【通学】教養シンプルコース
    • 約19万円
  • 【通信】シンプルコース
    • 約26万円
  • 【通信】教養シンプルコース
    • 約17万円

EYEのメリット

  • 信頼できる高い合格率
  • 少人数制で面倒見がいい
  • 無制限で利用できる学習環境
  • 中堅私立大など様々な受講生が在籍
  • 仲間・ライバルが作りやすい
  • 社会人・既卒でも安心
  • 模擬面接・集団討論が標準装備
  • 再チャレンジ割がある

EYEは他の予備校よりアットホームと言われており、講師へ相談しやすく、受講生同士で面接対策を行うこともあります。

また、受講生は高学歴の人だけでなく、中堅私立大など幅広い層が在籍しているのも特徴的。

学力に自信がない人でも相談してみる価値あり。

EYEのデメリット

  • 校舎が東京都内にしかない
  • 難易度の高い公務員試験には対応していない
  • まれに受講生同士仲良くなり過ぎることも
  • 合格したらパンフレットに載る場合も

惜しいところは校舎が東京都内にしかないところ。

東京まで通えない人はEYEの通信講座を利用しましょう。

【EYEの詳しい解説記事】
⇒ 面倒見抜群【EYE公務員試験予備校】評判・実力をガチ解説!口コミも

【講座の詳細 / 資料請求 / 個別相談】
⇒ EYEの公式ホームページ

4-⑥東京アカデミー 

  • 通学講座:〇
  • 通信講座:〇
  • 校舎数 :32校

主なコースと料金ピックアップ

  • 【通学】国家一般職・地方上級コース(池袋校全日10月生)
    • 約44万円
  • 【通学】教養コース(池袋校全日10月生)
    • 約28万円
  • 【通信】行政職実践コース
    • 約9万円
  • 【通信】市町村/警察官/消防官/国立大学法人等職員コース
    • 約6万円

東京アカデミーのメリット

  • 校舎に合わせたコースとサービス
  • Zoom講座がある
  • 夜間部・夜土部・土日部も
  • 評価の高い教材
  • 新しいデータに対応
  • 無料で全国公開模試が受けられる
  • 充実と余裕のある面接対策
  • 人物試験対策パーフェクトをゲット

東京アカデミーで特徴的なのは直営なのに校舎によってコースや料金が違うこと。

それぞれの地域に合ったコースを用意しています。

さらに夜間部や土日部があるのは忙しい人にとって嬉しい。

東京アカデミーのデメリット

  • 校舎ごとにコースとサービスが違う
  • 通学講座の受講料が高め
  • 通信講座にWeb講義はない
  • 難易度の高い試験に非対応

通学講座は他の予備校に比べると高めです。

安さを求めるか質を求めるか。

【東京アカデミーの詳しい解説記事】
⇒ 東京アカデミーの公務員講座!評判・特徴・デメリットを超解説

【講座の詳細 / 資料請求 】
⇒ 東京アカデミーの公式HP

4-⑦伊藤塾 

  • 通学講座:×
  • 通信講座:〇
  • 校舎数 :8校

主なコースと料金ピックアップ

  • 国家総合職(法律区分・教養区分)コース山本・秋島クラス
    • 約57万円
  • 国家総合職(教養区分)コース
    • 約16~34万円
  • 地方上級コース
    • 約29万円
  • 教養型市役所コース
    • 約17万円

伊藤塾のメリット

  • 国家総合職に強い
  • 法律科目に強い
  • 官公庁を知ることができる
  • 質問いつでも何度でも
  • ゼミ・二次試験対策が充実

伊藤塾は国家総合職試験に強いイメージ。

国家総合職の内定率がなんと70%・80%超え。

さらに国家総合職のコースだけで5つも用意されています。

伊藤塾のデメリット

  • 校舎がそれほど多くない
  • 公安系公務員試験に非対応
  • 模試がない

人物試験対策は各校舎で実施することもありますが、全国に8校舎しかありません。

ただオンラインでも多くの受講生が参加しています。

【伊藤塾の詳しい解説記事】
⇒ 【伊藤塾の公務員講座】良い?悪い?評判・メリットなど徹底解説

【講座の詳細 / 申し込み】
⇒ 伊藤塾の公式ホームページ

4-⑧資格スクール大栄 

  • 通学講座:〇
  • 通信講座:〇
  • 校舎数 :128校

主なコースと料金ピックアップ

  • 【通学】地方上級・国家一般コース
    • 約49万円
  • 【通学】上級教養コース
    • 約30万円
  • 【通信】地方上級・国家一般コース
    • 約49万円
  • 【通信】上級教養コース
    • 約30万円

大栄のメリット

  • 圧倒的な校舎数
  • ナビゲーターによるフォロー
  • 全6回の模試が受けられる
  • SPI対策講座がある
  • 2次試験対策が充実
  • 地方公務員に強い

まず校舎数がダントツ、41都道府県に128校舎あります。

地方にも校舎があるため、通学講義を受けたい地方民にとっては大事な選択肢の1つに。

そのため地方ごとの対策も充実。

大栄のデメリット

  • 受講料金が高め
  • 集合セミナーは主要拠点で実施
  • 校舎によってサポート内容が若干違う

受講料金がほかの予備校に比べ高めの設定です。

高い受講料を払った分、怠けることはないと信じたい。

【大栄の詳しい解説記事】
⇒ 校舎数多っ!【大栄の公務員講座】評判や料金を踏まえ徹底解剖

【講座の詳細 / 資料請求】
⇒ 大栄の公式ホームページ

4-⑨TAC 

  • 通学講座:〇
  • 通信講座:〇
  • 校舎数 :34校

主なコースと料金ピックアップ

  • 【通学】総合本科生コース
    • 約35万円
  • 【通学】教養本科生コース
    • 約21万円
  • 【通信】総合本科生コース
    • 約35万円
  • 【通信】教養本科生コース
    • 約21万円

TACのメリット

  • 大手の安心感
  • 講義を柔軟に受講できる
  • 安定して合格者を輩出
  • 専用サイトでいつでも質問可能
  • 無料で公開模試を受けられる
  • 網羅された面接対策
  • 技術職にも強い
  • 外務省専門職なら無双

大手だけあって毎年安定して多くの合格者を輩出しているTAC。

2009年にWセミナーと事業合併し、国家総合職、外務省専門職試験にも強くなりました。

また、行政職だけでなく心理職や福祉職、技術職など採用数が少ない職種にも対応。

TACのデメリット

  • 受講料が高め
  • 公安系の合格者は相対的に少なめ
  • 直営校と提携校は少し違う
  • 受講生が多い
  • そこまでデジタル化されていない

TACは大手だけあって受講生も多いです。

そのため自習室が混んだり、面接練習の予約が取りづらいなんてことも。

【TACの詳しい解説記事】
⇒ これが大手か【TACの公務員講座】評判やデメリットなど解説

【講座の詳細 / 資料請求】
TACの公式ホームページ

4-⑩LEC東京リーガルマインド 

  • 通学講座:〇
  • 通信講座:〇
  • 校舎数 :50校

主なコースと料金ピックアップ

  • 【通学】スペシャルコース
    • 約35万円
  • 【通学】市役所教養コース
    • 約22万円
  • 【通信】スペシャルコース
    • 約35万円
  • 【通信】市役所教養コース
    • 約22万円

LECのメリット

  • 大手の安心感
  • 校舎数が多い
  • 個別サポートが充実している
  • 通学でもWeb動画&ライブ配信が標準装備
  • 幅広い試験に対応
  • 定評のある教材
  • 2次試験対策が充実
  • 47都道府県の対策あり

LECと言えば公務員試験の指導歴30年を超える大手。

それだけでなんとなく安心感はありますよね。

教材は市販もされていますし、全国的な模試も実施しています。

LECのデメリット

  • 通信講義の料金が高め
  • 本校と提携校だと少し違う
  • 講師のレベルにバラつきあり
  • 面接の予約が混雑することも
  • 合格者数公表の仕方が独特

校舎は多いですが、本校と提携校だと提供サービスが代わってくるので気になる人は要確認。

また大手の割に、はっきりした合格者数を明示していないのが不思議。

【LECの詳しい解説記事】
⇒ 【高いのかい?】LEC公務員講座の評判から料金まで元公務員が解説

【講座の詳細 / 資料請求 / 申し込み】
⇒ LECの公式ホームページ

4-⑪ヒューマンアカデミー 

  • 通学講座:×
  • 通信講座:〇
  • 校舎数 :23校

主なコースと料金ピックアップ

  • 公務員上級講座
    • 約24万円
  • 公務員初級講座
    • 約13万円

ヒューマンアカデミーのメリット

  • 問題集に解説動画
  • 質問回数無制限
  • 模擬試験あり
  • 論文&面接シート添削あり
  • 校舎で面接対策
  • 在籍期間1年間無料延長

ヒューマンアカデミーの通信講座はクレアールと提携しており、問題集は同じ「過去問フォーカス」を使用しています。

ちなみにヒューマンアカデミーの通信講座は「たのまな」という名称です。

また、万が一不合格だった場合でも、無料で在籍期間を延長可能。

ヒューマンアカデミーのデメリット

  • 選択できるコースが少ない
  • どの科目の問題集があるのか不明
  • 集団討論の練習はできない
  • 講義資料を紙でほしいならDL印刷

全国に23の校舎がありますが、通学講座はなく通信講座のみです。

就職のための面接練習は校舎で実施してくれるとのこと。

【ヒューマンアカデミーの詳しい解説記事】
⇒【ヒューマンアカデミー公務員講座】評判?特徴など詳しく解説

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⇒ ヒューマンアカデミーの公式ホームページ

4-⑫フォーサイト 

  • 通学講座:×
  • 通信講座:〇
  • 校舎数 :ー

主なコースと料金ピックアップ

  • 教養試験対策コース
    • 約2万円
  • 裁判所事務官専門試験対策コース
    • 約5万円

フォーサイトのメリット

  • 受講料金が安い
  • テキストがフルカラー
  • 問題集が機能的
  • 質問ができる

フォーサイトは年々受講者数が増加している資格スクール。

料金はSMART合格講座に次ぐ安さです。

教養試験対策がメインの講座では最安。

フォーサイトのデメリット

  • 選択できるコースが少ない
  • 全科目を網羅していない
  • 二次試験対策がない

フォーサイトの通信講座では、二次試験対策を行っていないので自分で対策が必要です。

筆記対策は満点を狙わず、合格点を狙うスタイル。

【フォーサイトの詳しい解説記事】
⇒ ぶっちゃけどう?フォーサイトの公務員講座の評判・特徴を解説

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⇒ フォーサイトの公式ホームページ

4-⑬ユーキャン 

  • 通学講座:×
  • 通信講座:〇
  • 校舎数 :ー

主なコースと料金ピックアップ

  • 大卒国家一般職・地方上級コース
    • 約9万円
  • 大卒教養コース
    • 約5万円
  • 大卒市役所教養コース
    • 約6万円
  • 大卒警察官・消防官コース
    • 約6万円

ユーキャンのメリット

  • 料金が安い
  • 添削とアドバイスを受けられる
  • 分からないところを複数回質問できる
  • 指導サポート期間が長い
  • あとから返品OK

ユーキャンと言えば資格スクールとして知名度は抜群。

こちらの通信講座はテキストがメイン。

万が一、送られてきた教材が自分に合わないと思ったら、返送料だけ払ってキャンセル料は不要。

ユーキャンのデメリット

  • 対応している職種が少ない
  • 他の教材を買う必要も
  • ES全体の添削はない
  • 模擬面接はない
  • 合格率が不明

国家一般職・地方上級コースの専門科目テキストで送られてくるのは主要9科目。

国際関係や刑法、労働法も勉強する必要がある場合は自分で購入する必要あり。

【ユーキャンの詳しい解説記事】
⇒ 安い!ユーキャン公務員講座の評判・口コミ!元公務員が解説します

【講座の詳細 / 資料請求 / 申し込み】
⇒ ユーキャンの公式ホームページ

4-⑭SMART合格講座 

  • 通学講座:×
  • 通信講座:〇
  • 校舎数 :ー

主なコースと料金ピックアップ

  • 国家公務員総合職対策
    • 約1万円
  • 国家公務員一般職対策
    • 約1万円

SMART合格講座のメリット

  • 料金が格安
  • 簡単に始められ、どこでも学習できる
  • 使い勝手のいい動画教材
  • SPIの対策ができる

なんといっても料金が安い。

しかも現在、割引価格で1万円を切っています。

さらに、申し込んだその日から学習が開始できる即効性。

SMART合格講座のデメリット

  • 講座の科目が少ない
  • 公務員試験に特化していない
  • 筆記試験以外の対策はない
  • 質問・回答サポートはない

安いんですが、その分取り扱っている科目も少ないです。

独学中心の人がプラスαで利用する感じ。

【SMART合格講座の詳細解説記事】
⇒ 【SMART合格講座の公務員講座】評判やメリットは?元公務員が解説

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⇒ SMART合格講座の公式HP

4-⑮東大公務員試験予備校 

  • 通学講座:×
  • 通信講座:〇
  • 校舎数 :1校

主なコースと料金ピックアップ

  • 公務員試験まとめて合格コース
    • 約33万円
  • 社会人公務員試験まとめて合格コース 
    • 約31万円

東大公務員試験予備校のメリット

  • 講師が著名な島村隆太先生
  • 小規模ながら多数の合格先
  • チャットとSkypeによる個別指導
  • 何度も受けられる論文添削
  • いつでも受けられる面接指導
  • 勉強法やコツがわかる

公務員予備校の中では小規模で知名度は低いです。

だけど講師の島村先生は公務員試験書籍を多数出版。

東大って名前が付いているけど東大生しか受講できない訳ではありません。

東大公務員試験予備校のデメリット

  • 受講料が高め
  • 対面面接指導は追加料金が必要
  • 微妙に誤字脱字が

パンフレットや公式ホームページの表記が若干ブレています。

知名度は高くないから大手で安心したい人には不安?

【東大公務員試験予備校の解説記事】
⇒ 小規模でも実績あり!東大公務員試験予備校の評判・特徴を解説

【講座の詳細 / 申し込み】
⇒ 東大公務員試験予備校の公式HP

4-⑯喜治塾 

  • 通学講座:〇
  • 通信講座:〇
  • 校舎数 :1校

主なコースと料金ピックアップ

  • 大卒枠程度総合コース
    • 月謝2万円
  • 外務省専門職クラス(フルサポート) 
    • 約42万円

喜治塾のメリット

  • 月謝制
  • 柔軟に学習ができる
  • 東京都・特別区に強い
  • 論文添削は実質無料
  • 単発での人物試験対策あり

一番メインのコースは月謝制。

主要な公務員予備校で月謝制はかなり珍しいです。

ここから月額サブスク予備校は流行るか?

喜治塾のデメリット

  • 校舎が東京に1か所のみ
  • 入塾金が必要
  • 模擬面接は追加料金が必要

通学講座もありますが、残念ながら校舎は新宿に1か所だけです。

月謝制ですが最初の入塾金が結構負担かも。

【喜治塾の詳しい解説記事】
⇒【月謝制は珍しい】喜治塾の公務員講座の評判は?特徴など解説

【講座の詳細 / 申し込み】
⇒ 喜治塾の公式ホームページ

4-⑰実務教育出版 

  • 通学講座:×
  • 通信講座:〇
  • 校舎数 :ー

主なコースと料金ピックアップ

  • 大卒 公務員総合コース(教養+専門行政系)
    • 約9万円
  • 大卒 公務員総合コース(教養のみ)
    • 約7万円
  • 大卒 公務員択一攻略セット(教養+専門行政系)
    • 約6万円
  • 大卒 公務員択一攻略セット(教養のみ)
    • 約4万円

実務教育出版のメリット

  • 料金が安い
  • スマホでテキストが見られる
  • Webで過去問が解ける
  • 質問サポートあり
  • 無料で模試が受けられる
  • 面接カード&論文添削
  • 受験ジャーナルがもらえる

公務員試験の関連書籍を出版していることで有名な実務教育出版。

実は通信講座や公開模試も実施しています。

そして対象コースの受講生は、模試を無料で受けることが可能。

実務教育出版のデメリット

  • 実績が不明
  • 動画講義はない
  • 模擬面接がない
  • スー過去でもいい気が

動画講義はないので、与えられたテキストやワークブックで学習します。

独学に近い形。

【実務教育出版の詳しい解説記事】
⇒ 実務教育出版に公務員講座がある?評判や特徴などを解説します

【講座の詳細 / 申し込み】
⇒実務教育出版の公式ホームページ

4-⑱公務員のライト 

  • 通学講座:×
  • 通信講座:〇
  • 校舎数 :ー

主なコースと料金ピックアップ

  • 合格フルパック(行政)
    • 約6万円
  • 合格フルパック(警察・消防)
    • 約6万円
  • 合格フルパック(社会人)
    • 約7万円

公務員のライトのメリット

  • 料金が安い
  • 単科講座が豊富
  • 登録者・フォロワー多数の安心感
  • 模試がたくさん受けられる
  • 独学でも活用できる
  • 時事に強い

公務員のライトは通信講座だけではなく、様々なSNSで情報を発信しています。

というよりむしろSNSが主戦場なのかも。

なにかしら毎日投稿されています。

公務員のライトのデメリット

  • 予備校の歴史や実績が浅い
  • 人文・自然科学のボリューム少
  • 専門科目対策はなし
  • 訂正・修正・誤植が多い
  • 大卒区分と高卒区分の区別がない?

公式ホームページに全公務員試験対応と記載がありますが、さすがにそれはない。

専門科目に対応したパックはありません。

【公務員のライトの詳しい解説記事】
⇒【公務員のライト】の公務員講座ってどう?評判や特徴を解説!

【講座の詳細 / 申し込み】
⇒ 公務員のライトの公式ホームページ

5.項目別おすすめの公務員予備校

人によってスペック、お財布事情、何を重要視するかはバラバラなので、ひとくくりにおすすめはできません。

なので予備校のおすすめランキングを鵜呑みにせず、ここで見た情報を自分に落とし込んで、しっかりと自分の頭で判断してください。

ここではいくつかの項目に限りおすすめ予備校をいくつかピックアップします。

  1. 通信講座の価格帯別おすすめ
  2. 通学講座のおすすめ
  3. 国家総合職志望者へのおすすめ
  4. 面接対策もしたい人へのおすすめ

5-①通信講座の価格帯別おすすめ 

低価格帯のおすすめ

スタディング、東京アカデミー、公務員のライト

コスパが良いのはスタディング、東京アカデミー、公務員のライト。

スタディングは低価格ながら、学習ツールは充実してますし有名講師の講義もあります。

ただ、専門科目が必要な官庁を志望する場合は、自分で対策する必要あり。

なので低価格希望で市町村、警察、消防などを志望する人にはおすすめ。

※スタディングでも専門科目が学べるコースができました。

一方東京アカデミーは、動画講義はありませんが模試と模擬面接を受けることができます。

こちらは専門科目と教養科目の両方の学習に対応。

公務員のライトはSNSが充実しているので、講座を受講しながらYouTubeやインスタなどを活用するのもあり。

中価格帯のおすすめ

クレアール、大原、アガルート、伊藤塾、EYE

中価格帯の予備校はどこも甲乙つけがたい。

どこも合格を狙えるし、長所があります。

この中だと大手は大原、中堅はクレアール・伊藤塾・EYE、そして新勢力がアガルートという感じ。

高価格帯のおすすめ

TAC、LEC

TAC、LECは高価格だけあってサービスが充実しています。

大栄ももちろん充実。

ただ、同じ高価格帯でもTAC・LECと大栄ではさらに価格に差が開きます。

TAC・LECでも十分合格は狙えるので、それ以上の費用を払う必要性があるのかは考えるべき。

5-通学講座のおすすめ 

EYE、TAC、LEC、大原、東京アカデミー

通学講座がある予備校はどこも実績があり甲乙つけがたい。

その中でEYEは中堅予備校ですが、面倒見抜群なので通学講座との相性がいいです。

料金も通学講座の中では安い方で、割引適用でさらに安くなる可能性があります。

一方LEC、東京アカデミーは教材に定評があるので、通学して受講する価値あり。

大原とTACは毎年合格者が多いので信頼できます。

大栄はちょっと高いか。

5-国家総合職志望者へのおすすめ 

伊藤塾、アガルート、LEC、大原、TAC

難易度の高い国家総合職が本命の場合、国家総合職専門のコースを用意してる予備校がおすすめ。

上記の5社はそれぞれ国家総合職コースを設けています。

ちなみに採用試験には経済区分、法律区分、教養区分など複数の採用区分があります。

各予備校の対応区分は以下のとおり

  • 伊藤塾
    法律区分、教養区分
  • アガルート
    法律区分、教養区分
  • LEC
    法律区分、教養区分、経済区分
  • 大原
    法律区分、経済区分
  • TAC
    法律区分、教養区分、経済区分、政治・国際区分、技術区分

どの区分で受験するのかも検討する必要があります。

5-面接対策もしたい人へのおすすめ 

EYE大栄、大原、LEC、アガルート、伊藤塾、TAC、東京アカデミー

この8社はどれもリアル模擬面接を実施しています。

現在、アガルートと伊藤塾には通学講座がありませんが、それぞれ校舎・ラウンジまで行ける人はリアル模擬面接を受けることができます。

難しい場合はオンライン面接が可能。

また、リモート面接であればクレアールも実施しています。

ヒューマンアカデミーも就職全般の面接であれば、校舎と日程調整することで実施可能とのこと。

面接対策を予備校にお願いしない人は、大学の就職課やジョブカフェ(各都道府県の若者就職支援施設)を活用してください。

6.まとめ

公務員予備校18社を比較しました。

おすすめされてるからと言って必ずしもあなたと相性がいいとは限りません。

大事なのは自分の頭で考えて決めること。

各予備校のメリット・デメリットや費用などを参考に自分に合った予備校を選択してください。

また、予備校を利用し始めたあとも、受け身にならず能動的に動くことが大事です。

公務員試験の情報を自分で収集したり、意味がないと感じた授業には参加するのを止めたり。

何となく勉強していると落ちます。

予備校はあくまで補助ツール。

各予備校の公式ホームページ 

各予備校の詳細記事