警察官に興味がある方は、警察官の初任給はどれくらいか気になりますよね。

今回は警察官の初任給を、各警察本部の受験案内に掲載されているデータ等を基にまとめました。

その他、総支給額、手取り、ボーナスなどについても紹介しています。

  • 【この記事を書いた人】
    • 政令市の消防士、町役場の行政職員、政令市の行政職員を経験
    • 公務員試験は独学・予備校利用の両方で合格した経験あり
    • YouTube ⇒「3回公務員」

目次

  1. 各警察の初任給一覧
  2. 総支給額と手取り
  3. ボーナスと支給日
  4. まとめ

1.各警察の初任給一覧

北海道・東北・関東地方

関東に比べ、北海道・東北の初任給は低い傾向。

中部・近畿地方

中部・近畿では愛知県警の初任給が最も高額。

中国・四国・九州・沖縄地方

九州は平均的に初任給額が低いです。

大学院卒や短大卒の欄が空白な部分は、受験案内等に記載されていないだけで、卒業程度に応じて初任給の金額はきちんと考慮されます。

地域手当とは

日々の暮らしで出費するお金は、住む地域の物価によって異なりますよね。

例えば、東京と青森の平均的な家賃は全然違うはずです。

そういった各地域の生活費の差を補うために支給されるのが地域手当です。

今回地域手当について、受験案内などで言及していた警察本部については補足を入れています。

特に表記がなかった警察本部の初任給については、地域手当が含まれている額か含まれていない額か不明なため、気になる方は各自で確認してください。

初任給が高い警察本部(大卒程度)

  1. 警視庁  :253,300円
  2. 千葉県警 :243,406円
  3. 神奈川県警:243,000円
  4. 埼玉県警 :240,500円
  5. 愛知県警 :238,900円

最も初任給が高い警察本部は警視庁で25万を超えています。

その他、東京近郊や愛知県といった都市部の県警の初任給が高い傾向です。

物価が高く、日々の生活費も高くなるので当然と言えます。

2.総支給額と手取り

総支給額について

基本給と地域手当以外にも毎月、通勤手当、住居手当、時間外勤務手当、特殊勤務手当、扶養手当、夜間勤務手当など様々な手当があるため、実際の総支給額はより高い金額になります。

例えば、基本給が23万円で、通勤手当が1万円、住居手当が6千円、時間外勤務手当が2万円、特殊勤務手当が1万円、扶養手当が1万3千円、夜間勤務手当が5千円支給されるとすると、

23万円 +1 万円 + 6千円 + 2万円 +1 万円 + 1万3千円 + 5千円 = 29万4千円

29万4千円が総支給額となります。

手取りはざっくり80%

実際に手元に残り金額は、総支給額から所得税や年金など各種控除された金額になります。

目安として、総支給額の75~85%程度が手取り額と考えておくといいでしょう。

例えば以下のような感じです。

  • 総支給額:20万円 ⇒ 手取り:16万円程度
  • 総支給額:25万円 ⇒ 手取り:20万円程度
  • 総支給額:30万円 ⇒ 手取り:24万円程度

あくまでざっくりとした目安です。

3.ボーナスと支給日

ボーナスの金額は?

公務員になると年に2回(夏と冬)、期末手当・勤勉手当と呼ばれるボーナスを受け取ることができます。

その年や警察本部によって金額は違いますが、近年だと夏は基本給の約2.2か月分、冬は2.25か月分程度のボーナスを貰うことができます。

ちなみに1年目の警察官は、在職期間が短いので夏のボーナスは満額ではありません。

これもその年や警察本部によって違いますが、1年目の夏のボーナスはざっくり基本給の0.65か月程度です。

冬のボーナスは1年目から満額を貰うことができます。

例えば初任給が20万円であれば

  • 夏:20万円×0.65か月=約13万円
  • 冬:20万円×2.275か月=約45.5万円

12万円+45.5万円=57.5万円程度を1年目のボーナスとして貰うことができます。

ちなみに、扶養手当や地域手当をもらっている方は、ボーナスを計算するときにその金額が加算されるので、さらに貰える金額が上がります。

給料・ボーナスの支給日は?

給料の支給日

給料の支給日は警察本部によって違いますが、21日に支給する警察本部が多いです。

参考にいくつかの警察本部の支給日を調べました。

  • 警視庁  :15日支給 
  • 愛知県警 :21日支給
  • 大阪府警 :17日支給 
  • 和歌山県警:21日支給
  • 福岡県警 :21日支給

ボーナスの支給日

どこの警察本部も夏のボーナスは6月30日、冬のボーナスは12月10日に支給されます。

4.まとめ

警察官は公務員の中でも給料が高い職種になります。

警察官になれば給料は安定しており、周りから信頼も得られるので将来は安泰です。

合格目指して是非勉強を頑張ってください。

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