【消防職員数ランキングトップ306】規模が大きい消防本部はどこ?

今回は、消防関係者や消防士に興味がある方に向けた内容です。

日本全国にある消防本部の消防職員数を1位からランキング形式で掲載。

ここでは総務省消防庁のデータを基に、令和4年3月時点の職員数を掲載しています。

紹介する消防職員数は消防吏員の人数です。

消防吏員とは階級を有し、現場活動や査察業務等に従事する職員。

事務職や技術職で採用されている職員は除きます。

【この記事を書いた人】
政令市の消防士と行政職、町役場を経験
公務員試験は独学・予備校両方で合格を経験
YouTube ハチサン公務員

目次

  1. 日本には723の消防本部がある
  2. 消防職員数トップ306
  3. 地方別の消防本部
  4. 消防試験面接対策「note」
  5. まとめ

1.日本には723の消防本部がある

消防組織の基本

現在、日本には1,724の区市町村があり、723の消防本部が設置されています。

消防組織は、基本的に市町村単位での設置。

しかし、中にはいくつかの市町村が集まって、連合や組合として消防業務を行ったり、他の市町村に消防業務を委託している市町村もあります。

たとえば、札幌市消防局の管轄は札幌市のみですが、埼玉西部消防局は所沢市、狭山市、入間市、飯能市、日高市の5つ市を管轄している消防組合です。

ごく少数ですが、常備消防組織(職業として消防業務を行う組織)を設置していない町村もあります。

そういった地域では、消防団や役場職員などが消防の代わりを務めています。

消防本部の規模別分布

消防本部を職員数の規模別にまとめています。

  • 4,000人以上    :1本部
  • 1,800~4,000人未満:4本部
  • 1,400~1,800人未満:4本部
  • 1,000~1,400人未満:7本部
  • 600~1,000人未満 :14本部
  • 400~600人未満 :42本部
  • 200~400人満  :144本部
  • 200人未満    :507本部

日本にある消防本部のうち、過半数は職員数が200人未満の規模です。

職員数が少ないほど、複数の業務を兼務することが多くなります。

そして、1,800人規模を超える消防本部はわずか5本部のみです。

2.消防職員数トップ306

今回、ランキングとして紹介するのは、723の消防本部のうち消防吏員が150名を超えている規模の大きい消防本部です。

1位~同率50位

都市部の消防本部が揃っています。

同率50位~100位

だいたい300人、400人規模の消防本部。

101位~同率150位

100位以下になると広域連合が増えてきます。

同率150位~200位

150位以下になると消防局という名称が少なくなります。

201位~同率250位

だいたい200人前後の消防本部。

同率250位~同率300位

職員数150人台の消防本部は結構多いです。

同率300位~同率304位

これより職員数が少ない消防本部がまだまだあります。

392 141
0.56 395 142

巨大組織・新しい組織

群を抜く東京消防庁

1位は19,178人、ダントツで東京消防庁でした。

2位の横浜市消防局よりも1万人以上職員数が大きい。

これは日本だけではなく、世界的に見てもトップレベルの巨大組織です。

東京都のほぼ全域が管轄となっています。

新しくできた大きな消防本部

また、東京消防庁と政令指定都市の消防を除いて、唯一、奈良県広域消防組合消防本部の職員数が1,000名超えています。

2014年に奈良県内の11消防本部が統合して、新たに巨大組織が生まれました。

その結果、消防長の階級も消防司監まで上がりました。

管轄区域の広さは日本トップクラス。

関連記事】
⇒ 消防士の採用倍率はどのくらい?【東京消防庁・政令指定都市消防局】

3.地方別の消防本部

地方別に消防職員数が上位10か所の消防本部を紹介します。

①北海道

北海道内には約60の消防本部が設置されています。

札幌市消防局が群を抜いて職員数が多いです。

②東北

東北地方には約70の消防本部が設置されています。

東北地方も仙台市消防局の1強です。

③関東

関東地方には約130の消防本部が設置されています。

人口が多い関東だけあって規模が大きい消防本部が複数あります。

④中部

中部地方には約140の消防本部が設置されています。

政令指定都市にある4つの消防本部が上位を占めています。

⑤近畿

近畿地方には約110の消防本部が設置されています。

1,000人を超える消防本が5つ以上あるのは近畿地方だけ。

⑥中国

中国地方には約50の消防本部が設置されています。

10位以内に広島県の消防本部が4つランクイン。

⑦四国

四国地方には約50の消防本部が設置されています。

1位は高松市消防局ですが、半数は愛媛県内の消防本部。

⑧九州・沖縄

九州・沖縄地方には約110の消防本部が設置されています。

人口の割に福岡市消防局の職員数はそれほど多くありません。

【関連記事】
⇒【消防士の退職祝い】もらって嬉しいプレゼント・記念品5選!

4.消防試験面接対策「note」

「note」上にて『消防士の面接試験で実際にあった質問50選とその対策【完全版】』を提供しています。

消防士採用試験の報告書を基に、実際に面接官から質問された内容を収録しています。

50の質問・14のカテゴリー・深掘り解説 

実際の質問を50問知るだけでもかなり役に立ちますが、質問を掲載しているだけでなく、それぞれの質問について詳しく解答アドバイス・解説をしています。

そのため気付けば、約1万9,000文字のボリュームになっていました。

ただ、内容は質問ごとに区切られているので簡単に読むことができます。

50の質問を14のカテゴリーに分けてまとめています。

まだまだ面接試験は先の話だという人は早めの準備として、面接試験が直前だという人は念には念の最後の対策として、気になる方はチェックしてみてください。

  • 文字数:約1万9,000文字
  • 価格:1,200円無料
  • 内容:消防士の採用面接で実際にあった質問50選と、それぞれの質問に対する回答のアドバイスと解説

⇒『消防士の面接試験で実際にあった質問50選とその対策【完全版】』

約4,000円で売られているものもあるので、既卒や大学生だけでなく高卒程度を受験する方にとっても手頃だと思います。

5.まとめ

723ある消防本部のうち消防職員数が多い上位306消防本部を紹介しました。

1位は唯一職員数が1万人を超える東京消防庁でした。

他の消防本部とは圧倒的な差がありますね。

また、消防広域化が進めば、新たに大きな消防組織が誕生するかもしれません。

この記事が何かの参考になれば幸いです。

【関連記事】
⇒ スタディング【警察官・消防官コース】評判や内容を元公務員が解説