公務員を目指す人の中には「資格の大原」と「大原公務員専門学校」について気になっている人も多いと思います。
特に気になるのは公務員試験の合格率ですよね。
そこで今回は大原それぞれの合格率をまとめました。
【この記事を書いた人】
・政令市の消防士と行政職、町役場を経験
・公務員試験は独学・予備校両方で合格を経験
・YouTube ⇒ ハチサン公務員
★目次
- 2つの大原
- 大原公務員専門学校の合格率
- 資格の大原の合格率
- まとめ
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1.2つの大原
大原の合格率を紹介する前に確認。
大原で公務員を目指す場合、実は大きく分けて2つの形態があります。
一つは「大原公務員専門学校」
主に高校卒業者が進学して学ぶ専門学校です。
もう一つは「資格の大原」
主に大学生や社会人が公務員講座を受講します。
今回はこの2つに分けて大原の合格率を紹介します。
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2.大原公務員専門学校の合格率
大原公務員専門学校は「仙台大原簿記情報公務員専門学校」や「大原スポーツ公務員専門学校福岡校」など名称は異なりますが、全国に複数設置されています。
ここで紹介するのは、大原公務員専門学校全体とピックアップした数校の合格率です。
- 全体
- 北海道専門課程
- 仙台校
- 首都圏・東北専門課程
- 西日本
- 愛媛校
- 九州専門課程
数値は各ホームページ上のデータを記載。
大原はどこも1次試験の合格率がかなり高いです。
♦①全体の合格率
全国にある大原公務員専門学校全体での合格率・実績です。
- 2021年度
・1次試験合格率:95.5%
・合格者数:5,357名/5,605名
・のべ合格者数:20,202名 - 2020年度
・1次試験合格率:95.3%
・合格者数:5,503名/5,770名
・のべ合格者数:19,255名
■試験区分別実績
- 2021年度
・国家(大卒程度)・地方上級・中級等:1,331名
・国家(高卒程度)・地方初級等:18,871名 - 2020年度
・国家(大卒程度)・地方上級・中級等:1,344名
・国家(高卒程度)・地方初級等:17,911名
■職種別実績
- 2021年度
・都道府県庁等職員:1,442名
・市役所・区役所等職員:3,335名
・警察官・消防官・自衛官等:12,580名
・国家公務員等:2,845名 - 2020年度
・都道府県庁等職員:1,473名
・市役所・区役所等職員:3,240名
・警察官・消防官・自衛官等:11,810名
・国家公務員等:2,732名
♦②北海道専門課程の合格率
北海道専門課程なのでおそらく札幌校と函館校を合わせた合格率・実績だと思われます。
- 1次試験合格率:96.2%
- 合格者数:286名/297名
(2022年3月31日現在)
♦③仙台校の合格率
仙台大原簿記情報公務員専門学校の単独合格率・実績です。
- 1次試験
・合格率:95.9%
・合格者数:163名/170名
・のべ合格者数:679名 - 2次試験
・合格率:84.0%
・合格者数:137名/163名
・のべ合格者数:309名
(2023年4月1日現在)
♦④首都圏・東北専門課程の合格率
東北と首都圏にある大原専門学校の校舎を複数合わせた合格率・実績です。
- 2021年度
・1次試験合格率:99.1%
・合格者数:2,953名/2,977名 - 2020年度
・1次試験合格率:96.2%
・合格者数:2,677名/2,781名
♦⑤西日本の合格率
大原大阪校(新大阪)、大阪難波校、大阪梅田校、神戸校、京都校、和歌山校、姫路校、岡山校、広島校の9校合わせた合格率・実績です。
- 2021年度
・1次試験合格率:96.5%
・合格者数:970名/1,005名 - 2020年度
・1次試験合格率:97.0%
・合格者数:967名/996名
♦⑥愛媛校の合格率
「大原簿記公務員専門学校愛媛校」単独の合格率・実績です。
- 2022年度
・1次試験合格率:96.63%
・2次試験合格率:89.89% - 2021年度
・1次試験合格率:94.62%
・合格者数:88名/93名
・2次試験合格率:80.65%
・合格者数:75名/93名
♦⑦九州専門課程の合格率
九州にある大原福岡校、北九州校、大分校、熊本校4校の合格率・実績です。
- 2022年度
・1次試験合格率:98.1%
・合格者数:262名/267名
・最終合格率:90.2%
・合格者数:241名/267名 - 2021年度
・最終合格率:86.5% - 2020年度
・1次試験合格率:95.9%
・合格者数:262名/273名
・最終合格率:84.2%
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3.資格の大原の合格率
♦合格率の公表なし
大卒区分の公務員講座を開講している公務員予備校では、そのほとんどで合格率を公表していません。
「資格の大原」も同じように合格率は公表していません。
しかし合格者の人数は公表しているので紹介します。
国家総合職、国家一般職、地方上級など行政系採用試験の合格者実人数は以下のとおり。
- 2022年度:3,196人
・大学生/社会人等:861人
・専門課程:2,335人 - 2021年度:2,864人
- 2020年度:3,270人
この合格人数は業界でもトップレベルです。
♦警察・消防にも強い
そして、資格の大原の警察官と消防官の合格人数は以下のとおり。
- 2022年度
・警察:実人数240名(延べ302名)
・消防:実人数142名(延べ181名) - 2021年度
・警察:実人数262名(延べ313名)
・消防:実人数138名(延べ154名) - 2020年度
・警察:実人数341名(延べ412名)
・消防:実人数170名(延べ203名)
この実人数とは実際に合格した人数のこと。
一方、延べ人数は1人で2つの公務員試験に合格した場合、合格人数2人とカウントされます。
なのでより実態が把握できるのは実人数。
【関連記事】
⇒ 【資格の学校TAC】公務員試験の合格率はどのくらいなのか?
4.まとめ
「大原公務員専門学校」と「資格の大原」の公務員試験の合格率を紹介しました。
「大原公務員専門学校」の1次試験合格率は90%を超えており、かなり高いです。
ただ、試験は最終試験まで合格しないと意味ないので、しっかり2次試験対策も行いましょう。
また、「資格の大原」も合格率は分からないですが、かなりの合格者を輩出していることが分かります。
さすが大手の大原。
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