お金を払って予備校で勉強すれば公務員試験に合格できる、独学でも死ぬほど勉強すれば合格できる、そう思っていませんか?
しかし残念ながら、予備校や通信講座を利用したとしても、独学で勉強を頑張ったとしても、公務員試験の倍率を考えると落ちる人の方が多いです。
ではなぜ落ちるのか?
勉強を頑張っても落ちる人の特徴は?
結論として、予備校でも通信講座でも独学でも、自分で何も考えず受け身で試験勉強をしている人は、必ず落ちます。
記事内で詳しく説明します。
1度落ちてしまった人にも見ていただきたい。
【この記事を書いた人】
・政令市の消防士と行政職、町役場を経験
・公務員試験は独学・予備校の両方を経験
・YouTube ⇒ ハチサン公務員
★目次
- 受け身は勉強を頑張っても落ちる
・落ちる人・落ちない人の差
・個人差があるのに同じカリキュラムを受ける? - 予備校に通っても落ちる人の具体的な特徴
・すべての授業・課題を受けようとする
・授業を受けただけで満足している
・与えられた教材だけで勉強しようとする - 独学こそより主体的に動き行動せよ
・受け身の予備校生よりも主体的な独学者
・自ら情報を集め、行動する - 自分で試験情報をどんどん仕入れる
1.受け身は勉強を頑張っても落ちる
♦落ちる人・落ちない人の差
公務員試験は通学講座・通信講座・独学、どれを選択しても合格を勝ち取ることは可能です。
予備校に通えば情報量が豊富で、アドバイスも受けやすいので合格する可能性は高まりますが、落ちる人は普通に落ちています。
同じ予備校に通い、同じコースを受講していても、受かる人と落ちる人がいます。
その差は何か?
それは、自分で考え主体的に試験対策に取り組んできたか、何も考えずに与えられたことをただ取り組んできたか、この差に尽きます。
■マインドを変えないとどの予備校に通っても落ちる
予備校に通って試験に落ちてしまい、その予備校を批判する人は、他の予備校に通っていたとしても試験に落ちていたでしょう。
逆に、公務員試験に受かった人は、他の予備校に通っていたとしても、おそらく合格することができます。
各予備校や通信講座に多少の違いや特徴はあっても、圧倒的な差はありません。
「どの予備校に行けば受かるか」よりも、「どこを、どのくらい、どうやって勉強するか」を自分できちんと考えることができる人が合格できるのです。
♦個人差があるのに同じカリキュラムを受ける?
予備校や通信講座というのは、単なる合格へのツールに過ぎません。
そこで何も考えずに受け身でいれば、たとえ一生懸命勉強したとしても時間の無駄です。
自分で考え、主体的に動き、予備校や通信講座というツールを上手く使いこなさない限り、ツールの無駄遣いで終わります。
人には個人差というものがあります。
例えば、計算が得意な人がいれば、暗記が得意な人もいますし、得意科目、苦手科目も人それぞれ違いますよね。
予備校・通信講座で与えられたカリキュラム、与えられた教材をみんなと同じように使って勉強をしても、個人差があるのだから、全員同じ成果が出るわけではありません。
2.予備校に通っても落ちる人の具体的な特徴
私はこれまでに、複数回公務員試験に合格し、実際に3つの職場で公務員として働いた経験があります。
- 政令指定都市の消防士
- 町役場の行政職員
- 政令指定都市の行政職員
消防士、町役場職員の試験の時は予備校、政令指定都市職員の試験の時は独学で勉強し、合格を勝ち取っています。
その経験も踏まえ、予備校で勉強を頑張っていても落ちる人の具体的な特徴を2つ挙げます。
♦すべての授業・課題を受けようとする
「予備校の授業にすべて参加することが正しいんだ」と固執していては、無駄な時間が生じる場合があります。
私が予備校に通っていた時はカリキュラムがあり、最初は時間割りどおりに全ての授業を受けていました。
しかし、時間割りどおりに全部の授業を受けていては、時間がいくらあっても足りないと感じ始め、途中から自分で考えて、行動するように。
例えば、「この科目はわざわざ授業に出て話を聞かなくても、自分で考えられるな」とか、「この先生の授業を聞いても、時間がもったいないな」と思った授業は思い切って参加しませんでした。
無駄を省いたのです。
その時間は自習室で、自分で別の勉強に取り組んでいました。
■もったいないと考えない
試験範囲が膨大な公務員試験において、受け身で何となく全部の授業に参加するのは非効率です。
自分が得意な科目には、そこまで時間を費やす必要はないですし、試験での出題数が1問で、自分がかなり苦手とする科目は、時間をかけて勉強してもコスパが悪いです。
「授業料を払っているのだから全部受けないともったいない!」なんて考える必要はありません。
自分で授業の取捨選択を行い、効率よく学習していくことでコスパを高めることができます。
♦授業を受けただけで満足している
予備校の授業を受けて家に帰り、ちょっと復習して1日の勉強終了。
このルーティンを繰り返せば、何となく勉強を頑張ってるように感じますよね。
ただそれだけだと合格は難しいです。
予備校の授業はあくまで、準備運動と考えるべきです。
復習は当然ですが、授業以外でも自習学習に取り組み、たくさんの過去問に触れる必要があります。
■自習室でも勉強に励む人は多い
予備校にはほとんど自習室がありますが、授業がないときでも自習室で勉強に励む人は多いです。
そんなライバルが多くいる中、予備校の授業を受けたあとにちょっと復習しただけで、合格する人はどれほどいるでしょうか。
勉強時間が単純に長ければいいという訳ではありませんが、公務員試験は、予備校の授業だけ受けておけば合格できるような簡単なものではありません。
プラスアルファの努力が必要です。
自習室など環境は整っているので、有効に活用すべきです。
♦与えられた教材だけで勉強しようとする
予備校だけでなく、通信講座でも考えは同じです。
準備された教材・送られてきた教材だけで合格できるなんて思わない方がいいです。
科目によっては、用意された教材よりも、書店にある参考書の方が、自分に合っていると感じるかもしれません。
そんな時は躊躇なく自分に合った別の参考書を使ったり、足りない過去問題集を買い足したりして構いません。
むしろ、人により得意科目や苦手科目が違うのだから、用意された参考書だけで勉強するほうが無理があります。
私も予備校に通っていた頃、最初に予備校で参考書を一式購入しましたが、自分に足りないと思う部分は買い足していました。
■浮気し過ぎはダメ
ただ、参考書を買い漁って何度も浮気するのはもちろんダメです。
基本的に公務員試験(特に専門試験)の勉強中は分からない問題にしょっちゅう遭遇します。
そのたびに参考書を変えていては、いつまで経っても、知識は身に付きません。
与えられた教材だけで無理やり済ませようとするのはよくないですが、参考書を何度もコロコロ変えることもオススメしません。
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3.独学こそより主体的に動き行動せよ
独学の場合も、より主体的に動いた方が合格に近づきます。
♦受け身の予備校生よりも主体的な独学者
独学を選んだ時点で、主体的に動かざるを得ないと思いますが、独学の場合は、ただ参考書で勉強をしていくだけではダメです。
予備校や通信講座を受講している人に比べ、試験の情報量が少ないので、自分からどんどん情報収集をしていく必要があります。
あなたは今このサイトを見て、公務員試験の情報を仕入れようとしていますよね。
これは主体的に動く上でかなり大切なことです。
私が公務員を目指していた当時も、いろんな情報を集めて、それから自分で試験までの勉強スケジュールや戦略を考えていました。
ただ受け身で予備校・通信講座を受けている人よりも、バリバリ自分で考えて動くことができる独学者の方が、合格する可能性は高いです。
♦自ら情報を集め、行動する
常に主体的に行動してください。
ただ家で問題集を解くだけでは合格できません。
オススメの参考書、各自治体の採用倍率、面接でよくある質問、集団討論や論文のテーマ、こういった情報は書籍やインターネットで探すと簡単に見つかります。
予備校や通信講座を受けていると、公務員試験に関する情報を得やすいです。
独学者が主体的に行動せずに何も情報を持っていないと、情報を持っている予備校生に負けてしまいます。
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また、地方自治体を志望しているのであれば、自らそのまちに足を運んでみてください。
何か面接で使える話が転がっているかもしれません。
4.自分で試験情報をどんどん仕入れる
自分でどんどん試験情報を集めていくと、倍率、試験範囲、出題数、出題傾向などが分かり、効率的に勉強ができるので合格に近づきます。
予備校や通信講座でも情報を得ることはできますが、さらに自分で試験情報が載っている書籍や、公務員試験の情報を扱っているサイトに目を通すことで、他の受験生に情報量で差をつけることが可能。
例えば、当サイトでは、面接試験で実際に出された質問や、集団討論の過去のテーマ、捨て科目について、その他多くの試験情報を発信しています。
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試験情報を持ち合わせていなければ、何も装備しないで戦いに行くようなものです。
面倒くさがらず主体的に動くのが公務員試験に合格するコツですね。
予備校、通信講座、独学どれを選ぶかは、自分の時間、お金、ライフスタイルに合わせて選択してください。
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ただ、試験に合格するにはどれを選んでも受け身じゃダメですよ。
♦各公務員予備校を徹底比較!
【クレアール、アガルート、スタディング、EYE、伊藤塾、大原、大栄、LEC、ヒューマンアカデミー、フォーサイト、ユーキャン、SMART合格講座、東京アカデミー、TAC、東大公務員試験予備校、喜治塾、実務教育出版、公務員のライト】
公務員を目指す場合どの予備校を選べばいいか迷いますよね。
以下の記事では、複数の予備校の料金や特徴を分かりやすく比較しているので、予備校選びの参考にしてください。