【神奈川県庁・市役所・町村役場】神奈川県内の自治体の試験日程一覧!

今回は、神奈川県内の県庁や市役所、町役場、村役場を受験しようと思っている方に向けて、1次試験の日程をまとめました。

主に大卒程度の行政職(事務職)採用試験の日程を掲載しています。

令和5年度の試験日程をまとめているので、令和6年度以降に受験を検討している人は是非今後の参考にしてください。

【この記事を書いた人】
政令市の消防士と行政職、町役場を経験
公務員試験は独学・予備校両方で合格を経験
YouTube ハチサン公務員

目次

  1. 神奈川県の分布
  2. 試験日程一覧
  3. 各自治体の採用案内ページ
  4. どこを受けるか考える

1.神奈川県の分布

画像引用元:神奈川県ホームページ

神奈川県内 

神奈川県には現在、以下の19市と13町、1村の合計33市町村が設置されています。

試験日程はこの33市町村を掲載しています。

  • 政令指定都市
    • 横浜市、川崎市、相模原市
  • 中核市
    • 横須賀市
  • その他の市
    • 藤沢市、平塚市、茅ヶ崎市、大和市、厚木市、小田原市、鎌倉市、秦野市、海老名市、座間市、伊勢原市、綾瀬市、逗子市、三浦市、南足柄市
    • 葉山町、寒川町、大磯町、二宮町、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町、箱根町、真鶴町、湯河原町、愛川町
    • 清川村

県の人口は923万2,904人(令和5年8月1日現在)で、これは東京都に次ぎ全国で2番目に多い人口です。

ちなみに神奈川県民は出身を聞かれた場合、神奈川県と答える人よりも地域名で答える人が多いです。

これは、県内でも地域によって雰囲気が大きく変わるためと思われます。

町田市はギリギリ神奈川県ではありません。

政令指定都市 

日本全国には20の政令指定都市がありますが、神奈川県は唯一3つ政令指定都市が存在しています。

  • 横浜市 :人口377万3,403人
  • 川崎市 :人口154万5,091人
  • 相模原市:人口72万5,215人

3市を合わせると人口は604万3,709人で、これは神奈川県の人口の約65%を占めています。

神奈川県庁と併せて、これら4つの自治体では地方上級試験が実施されます。

でも意外と横浜市も田舎はかなり多い。

川崎市は「好きです かわさき 愛の街」が有名。

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⇒【保存用】地方上級?コッパン?数的推理?公務員試験の用語まとめ

中核市 

神奈川県内では唯一、横須賀市が中核市になります。

人口は37万6,425人ですが、近年人口は減少傾向です。

米軍基地があることで有名です。

小泉元総理の出身地でもあります。

プールと言えばハイランドプール。

その他の市 

政令市、中核市以外には、藤沢市など15の市があります。

藤沢市の人口は44万3,981人で特例市の人口要件を超えていますが、一般市です。

「買って当てよう3億円」が藤沢市民のお馴染みフレーズ

最も人口が少ない市は南足柄市で、3万9,856人。

町 

県内には13の町があり、ほとんどが湘南地域と県西地域に集中しています。

湯河原町や箱根町は、全国的に温泉で有名な町。

そのほか、大磯町はロングビーチ、葉山町は別荘地として知名度があります。

町の人はだいたい湘南ベルマーレ派です。

村 

神奈川県唯一の村が清川村です。

人口わずか2,923人の村で人口密度も41人/㎢とかなり低いです。

県央地域に位置しており、村には電車も走っていません。

東京(都庁)から一番近い村だそうです。

2.試験日程一覧

自治体のホームページや広報を参考に、令和5年度の試験日程を掲載しています。

3月 

  • 3月17日(金)
    ・横須賀市(7月1日入庁枠・事務)※1
  • 3月下旬頃
    ・藤沢市(大学新卒・事務系総合職)※2

※1:書類選考(3月17日~4月9日の間に提出)
※2:詳細日程不明

4月 

  • 4月3日(月)
    ・横浜市(大学卒程度・特別実施枠・事務)※1
    ・小田原市(一般事務A・10月採用)※2
    ・小田原市(一般事務B・4月採用)※2
  • 4月11日(火)
    ・横須賀市(大卒程度・事務)※3
  • 4月17日(月)
    ・平塚市(一般事務)※4

※1:4月3日~4月17日の間に受験
※2:4月3日~4月7日の間に受験
※3:書類選考(4月11日~5月12日の間に提出、その後SPI3を受験)
※4:書類選考(4月17日~4月28日の間に提出)

5月 

  • 5月29日(月)
    ・厚木市(上級・事務)※1
  • 5月頃
    ・茅ヶ崎市(事務A)※2

※1:5月29日~6月4日の間に受験(1次試験前に書類審査あり)
※2:日程詳細不明

6月 

  • 6月10日(土)
    ・秦野市(事務A)※1
  • 6月18日(日)
    ・神奈川県(Ⅰ種・行政)
    ・横浜市(大学卒程度・事務)
    ・川崎市(大学卒程度・行政事務)
    ・相模原市(大学卒業程度・行政)
    ・鎌倉市(大学卒程度・事務A)
    ・大和市(大卒程度・事務)
    ・海老名市(上級・一般事務)
  • 6月24日(土)
    ・開成町(大学卒・一般事務)
  • 6月25日(日)
    ・愛川町(大卒程度・一般事務)

※1:6月10日~6月14日の間に申込受付及び個別面接

7月 

  • 7月1日(土)
    ・座間市(上級・10月採用・一般事務)※1
  • 7月3日(月)
    ・綾瀬市(大学卒程度・行政)※2
  • 7月9日(日)
    ・大磯町(10月採用・事務)
    ・南足柄市(事務)
  • 7月29日(土)
    ・座間市(上級・4月採用・一般事務)※3
  • 7月頃
    ・大井町(一般行政)※4

※1:7月1日~7月3日いずれか1日(1次試験前に書類審査あり)
※2:7月3日~7月6日いずれかに集団面接、7月7日~7月16日の間に教養試験及び適性試験
※3:7月29日~8月1日いずれか1日(1次試験前に書類審査あり)
※4:日程詳細不明

8月 

9月 

  • 9月2日(土)
    ・中井町(一般事務)
  • 9月10日(日)
    ・寒川町(事務)※1
  • 9月17日(日)
    ・三浦市(一般行政)
    ・海老名市(上級・一般事務)※2
    ・清川村(一般事務)
    ・大磯町(4月採用・事務)
    ・箱根町(事務)
  • 9月22日(金)
    ・逗子市(事務A)※3
  • 9月24日(日)
    ・大和市(大卒程度・事務)
    ・大和市(特別枠・事務)
  • 9月25日(月)
    ・小田原市(一般事務A・1月採用)※4
  • 9月27日(水)
    ・松田町(一般事務)※5
    ・山北町(事務)

※1:9月10日~10月10日の間に受験
※2:1次試験前に書類選考あり
※3:9月22日~10月2日の間に受験
※4:9月25日~9月29日の間に受験
※5:9月27日、28日のいずれかの申込時

10月 

  • 10月6日(金)
    ・葉山町(一般事務)※
  • 10月8日(日)
    ・二宮町(一般事務)
  • 10月15日(日)
    ・真鶴市(事務)
    ・湯河原町(一般事務)
  • 10月22日(日)
    ・神奈川県(Ⅰ種秋季・行政)

※:10月6日または10月10日

11月 

  • 11月12日(日)
    ・伊勢原市(上級・事務)※1

※1:11月12日~11月19日のうち指定する1日

A日程に実施する自治体が一番多い 

神奈川県内の自治体は、A日程(6月の第3日曜日)を中心に6月に試験を実施するところが最も多いです。

その次に多いのは、C日程(9月の第3日曜日)で、比較的小規模な自治体が試験を実施。

神奈川県庁や横浜市など人気の自治体が、同日に試験を実施するので、どこを受けるか倍率等も考慮して検討する必要があります。

これまで公務員試験は、日曜日に一次試験を行う自治体が多かったですが、最近はWEB試験を活用する自治体も増えてきています。

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⇒ 【神奈川県庁の倍率過去6年分】主要17職種・試験をまとめて紹介!

3.各自治体の採用案内ページ

各自治体の職員採用案内ページを掲載しています。

受験を考えている方はホームページを確認し、早めに申し込み手続きを行ってください。

小さい自治体は採用試験の直前しか採用情報を載せないところもあるので、こまめにホームページのチェックをしましょう。

神奈川県・政令市 

横須賀・三浦地域 

県央地域 

湘南地域 

県西地域 

4.どこを受けるか考える

公務員試験では1か所のみ受験するのではなく、複数の試験を併願することが一般的です。

神奈川県内の公務員試験は割と日程がバラけているので、第二志望をどこにするか複数の自治体から選ぶことができます。

人気が高い神奈川県庁、横浜市、川崎市、相模原市の日程は被っているので、どこを受けるか迷う場合は、とりあえず複数受験を申し込んでおくのもありです。

申し込み締め切り後に各自治体は申し込み状況を公表するので、倍率を予想して最終的に受験先を決めることも作戦の1つ。

ちなみに、神奈川県庁や横浜市役所の試験に合格するほうが市役所や町役場に合格するより難しいと思っている人もいるかもしれませんがそうとも限りません。

小規模な市役所や町役場の場合、採用数が少なく、ときに採用倍率が何十倍にもなることもあります。

そうなった場合、県庁や政令指定都市よりもむしろ難易度は高いと言えます。