今回は、神奈川県にある県庁や市役所、町役場、村役場の令和3年度における、公務員試験の日程についてまとめました。
主に大卒程度の行政職(事務職)採用試験の日程を掲載しています。
令和3年度の試験日程が、まだ公表されていない自治体については、過去の試験日程及び、受験案内を参考までに掲載しています。
令和4年度以降に受験を検討している人も是非今後の参考にしてください。
- 【この記事を書いた人】
- 政令市の消防士、町役場の行政職員、政令市の行政職員を経験
- 公務員試験は独学・予備校利用の両方で合格した経験あり
- YouTubeも始動 ⇒「3回公務員 ケイゴ」
★目次
- 神奈川県の分布
- 試験日程一覧
- 各自治体の採用案内ページ
- どこを受けるか考える
1.神奈川県の分布

♦神奈川県
神奈川県には現在、以下の19市と13町、1村の合計33市町村が設置されています。
試験日程はこの33市町村を掲載しています。
- 政令指定都市
- 横浜市、川崎市、相模原市
- 中核市
- 横須賀市
- その他の市
- 藤沢市、平塚市、茅ヶ崎市、大和市、厚木市、小田原市、鎌倉市、秦野市、海老名市、座間市、伊勢原市、綾瀬市、逗子市、三浦市、南足柄市
- 町
- 葉山町、寒川町、大磯町、二宮町、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町、箱根町、真鶴町、湯河原町、愛川町
- 村
- 清川村
県の人口は922万245人(令和3年1月1日現在)で、これは東京都に次ぎ全国で2番目に多い人口です。
ちなみに神奈川県民は出身を聞かれた場合、神奈川県と答える人よりも地域名で答える人が多いです。
これは、県内でも地域によって雰囲気が大きく変わるためと思われます。
あと町田市はギリギリ神奈川県ではありません。
♦政令指定都市
日本全国には20の政令指定都市がありますが、神奈川県には唯一3つ政令指定都市が存在しています。
- 横浜市 :人口375万9939人
- 川崎市 :人口152万1562人
- 相模原市:人口71万8601人
3市を合わせると人口は600万102人で、これは神奈川県の人口の約65%を占めています。
神奈川県庁と併せて、これら4つの自治体では地方上級試験が実施されます。
でも意外と横浜市も田舎はかなり多い。
川崎市は「好きです かわさき 愛の街」が有名。
- 【関連記事】地方上級など公務員試験特有の用語が分からない方はこちら
- ⇒【保存用】地方上級?コッパン?数的推理?公務員試験の用語まとめ
♦中核市
神奈川県内では唯一、横須賀市が中核市になります。
人口は39万6992人ですが、近年人口は減少傾向です。
米軍基地があることで有名です。
小泉元総理の出身地でもあります。
プールと言えばハイランドプール。
♦その他の市
政令市、中核市以外には、藤沢市など15の市があります。
藤沢市の人口は43万9416人で特例市の人口要件を超えていますが、一般市です。
「買って当てよう3億円」が藤沢市民のお馴染みフレーズ
最も人口が少ない市は南足柄市で、4万1650人。
♦町
県内には13の町があり、ほとんどが湘南地域と県西地域に集中しています。
湯河原町や箱根町は、全国的に温泉で有名な町。
そのほか、大磯町はロングビーチ、葉山町は別荘地として知名度があります。
町の人はだいたい湘南ベルマーレ派です。
♦村
神奈川県唯一の村が清川村です。
人口わずか2,883人の村で人口密度も40.5人/㎢とかなり低いです。
県央地域に位置しており、村には電車も走っていません。
東京(都庁)から一番近い村だそうです。
2.試験日程一覧
自治体のホームページや広報を参考に、令和3年度の試験日程を掲載しています。
令和3年度の試験日がまだ公表されていない自治体は、参考までに過年度の試験日を掲載しています。
★は令和2年度、★★は令和元年度の日程。
- 4月10日(土)
- 中井町(一般事務職:R3.7採用)
- 4月19日~5月21日の間
- 寒川町(事務職)
- 4月21日~4月26日の間
- 小田原市(一般事務A:R3.10採用)
- 小田原市(一般事務A)
- 5月9日(日)
- 綾瀬市(行政:既卒者)
- 5月23日(日)
- 藤沢市(事務職A)
- 5月24日~6月10日の間
- 厚木市(事務上級A)
- 5月31日~6月1日の間
- 平塚市(一般事務A:R3.10採用) ※1
- 平塚市(一般事務A) ※1
- ★6月5日~6月21日の間
- 逗子市(事務職)
- ★6月15日~6月28日の間
- 大和市(事務:R2.10採用)
- 大和市(事務)
- 6月17日~6月18日の間
- 松田町(一般事務) ※3
- 6月20日(日)
- 神奈川県(Ⅰ種行政)
- 横浜市(事務)
- 川崎市(行政事務)
- 相模原市(行政)
- 横須賀市(一般事務)
- 鎌倉市(事務)
- 海老名市(一般事務職上級)
- ★★6月23日(日)
- 茅ヶ崎市(事務A)
- 6月26日(土)
- 開成町(一般事務職)
- ★7月12日(日)
- 秦野市(事務職A)
- 座間市(一般事務) ※2
- 綾瀬市(行政)
- ★9月12日(土)
- 中井町(一般事務職)
- ★9月20日(日)
- 三浦市(事務)
- 南足柄市(事務職)
- 大磯町(事務職)
- 愛川町(一般事務職)
- ★10月11日(日)
- 二宮町(一般事務)
- ★10月18日(日)
- 葉山町(一般事務)
- 箱根町(事務)
- 真鶴町(一般行政職)
- 湯河原町(一般事務)
- 10月24日(日)
- 神奈川県(Ⅰ種行政:秋季チャレンジ)
- ★11月7日~11月15日の間
- 伊勢原市(事務上級)
- ★12月20日(日)
- 綾瀬市(行政:2回目)
- ★1月31日(日)
- 真鶴町(一般行政職:2回目)
- 日程不明
- 大井町
- 山北町
- 清川村
※1:1次試験の前に書類審査あり
※2:申し込み後、エントリーシートの提出が必要
※3:申し込み時に1次試験を実施
♦A日程に実施する自治体が一番多い
神奈川県内の自治体は、A日程(6月の第4日曜日)を中心に6月に試験を実施するところが最も多いです。
その次に多いのは、D日程(10月の第3日曜日)を中心とする10月で、比較的小規模な自治体が試験を実施。
神奈川県庁や横浜市など人気の自治体が、同日に試験を実施するので、どこを受けるか倍率等も考慮して検討する必要があります。
また、公務員試験はほとんど日曜日に実施されますが、一部土曜日に実施する自治体もあります。
- 【関連記事】神奈川県庁の採用倍率について詳しく知りたい方はこちら
- ⇒ 神奈川県庁の倍率過去4年分】35職種・試験をまとめて紹介
3.各自治体の採用案内ページ

各自治体の職員採用案内ページを掲載しています。
受験を考えている方はホームページを確認し、早めに申し込み手続きを行ってください。
小さい自治体は、採用試験の直前しか採用情報を載せないところもあるので、こまめにホームページのチェックを。
- 神奈川県:職員採用案内
- 横浜市 :職員採用案内
- 川崎市 :職員採用案内
- 相模原市:職員採用案内
- 横須賀市:職員採用案内
- 藤沢市 :職員採用案内
- 平塚市 :職員採用案内
- 茅ヶ崎市:職員採用案内
- 大和市 :職員採用案内
- 厚木市 :職員採用案内
- 小田原市:職員採用案内
- 鎌倉市 :職員採用案内
- 秦野市 :職員採用案内
- 海老名市:職員採用案内
- 座間市 :職員採用案内
- 伊勢原市:職員採用案内
- 綾瀬市 :職員採用案内
- 逗子市 :職員採用案内
- 三浦市 :職員採用案内
- 南足柄市:職員採用案内
- 葉山町 :職員採用案内
- 寒川町 :職員採用案内
- 大磯町 :職員採用案内
- 二宮町 :
職員採用案内 - 中井町 :
町人事行政ページ - 大井町 :町ホームページ
- 松田町 :町総務課
- 山北町 :町ホームページ
- 開成町 :職員採用案内
- 箱根町 :職員採用案内
- 真鶴町 :町ホームページ
- 湯河原町:町ホームページ
- 愛川町 :職員採用案内
- 清川村 :職員採用案内
4.どこを受けるか考える
公務員試験では1か所のみ受験するのではなく、複数の試験を併願することが一般的です。
神奈川県内の公務員試験は割と日程がバラけているので、第二志望をどこにするか複数の自治体から選ぶことができます。
人気が高い神奈川県庁、横浜市、川崎市、相模原市の日程は被っているので、どこを受けるか迷う場合は、とりあえず複数受験を申し込んでおくのもありです。
申し込み締め切り後に各自治体は申し込み状況を公表するので、倍率を予想して最終的に受験先を決めることも作戦の1つ。
ちなみに神奈川県庁や横浜市役所の試験に合格する方が、市役所や町役場に合格するより難しいと思っている人もいるかもしれませんが、そうとも限りません。
小規模な市役所や町役場の場合、採用数が少なく、ときに採用倍率が何十倍にもなることもあります。
そうなった場合、県庁や政令指定都市よりもむしろ難易度は高いと言えます。
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