みなさんこんにちは。

消防士の採用試験を受ける場合、受験先を1つの消防本部に絞るのではなく、併願で受けることが一般的です。

一か所だけだと、落ちてしまう可能性もあるので、滑り止め、もしくは本命の練習として他の消防本部を受験することをお勧めします。

そのため各消防本部の試験日程を確認し、第二志望、第三志望の消防本部を決めておくことが重要です。

今回は参考として、主要な70の消防局の、令和2年度の試験日程をまとめて掲載しています。

この記事を参考に、自分の第二志望・第三志望となる消防局を考えてみましょう。

実際の試験日程は受験案内等でご自身で再度確認してください。

目次

  • 試験区分の名称
  • 参考 令和2年度の消防士採用試験 日程一覧
  • 第二志望、第三志望を決める
  • まとめ

試験区分の名称

大卒や高卒区分の名称は、各消防局によって表記の仕方が違います。

  • 大卒程度    :Ⅰ種、Ⅰ類、上級
  • 短大・専門卒程度:Ⅱ種、Ⅱ類、中級
  • 高卒程度    :Ⅲ種、Ⅲ類、初級

また、各試験区分の受験資格は様々です。

大学を卒業していると高卒区分の試験を受けられなかったり、大学を卒業していなくても、大卒区分が受験できたり違いがあるので、受験先の募集要項は必ず確認しておきましょう。

参考 令和2年度の消防士採用試験 日程一覧

  • 4月26日(日)
    • 東京消防庁(専門系)※1
    • 豊田市消防局(Ⅰ種)
  • 5月10日(日)
    • 東京消防庁(Ⅰ類1回目)※2
    • 岡崎市消防本部(Ⅰ日程)
  • 6月7日(日)
    • 松山市消防局(上級)※28
  • 6月13日(土)
    • 旭川市消防本部(大学卒)※3
  • 6月14日(日)
    • 前橋市消防局(Ⅰ種) 
  • 6月28日(日)
    • 札幌市消防局(大学の部)
    • 仙台市消防局(大学の部)
    • いわき市消防本部(上級職)
    • さいたま市消防局(大学卒業程度)
    • 千葉市消防局(上級)
    • 横浜市消防局(大学卒程度)
    • 川崎市消防局(大学卒程度)
    • 相模原市消防局(大学卒業程度)※5
    • 新潟市消防局(大学卒業程度)※9
    • 富山市消防局(上級)※11
    • 金沢市消防局(大学卒業程度)※13
    • 長野市消防局(大学卒業程度)
    • 静岡市消防局(大学卒程度)※16
    • 浜松市消防局(Ⅲ類)
    • 名古屋市消防局(第1類)
    • 京都市消防局(上級Ⅰ)
    • 大阪市消防局(大学卒程度・高校卒程度)※19
    • 堺市消防局(大学卒程度)※20
    • 高槻市消防本部(上級・初級(1回目))※21
    • 神戸市消防局(大学卒)
    • 和歌山市消防局(Ⅰ種)
    • 岡山市消防局(大学卒業程度)
    • 倉敷市消防局(大学卒)※25
    • 広島市消防局(Ⅰ種)
    • 高松市消防局(大学卒)※27
    • 高知市消防局(上級職)
    • 福岡市消防局(A)
    • 北九州市消防局(上級)※29
    • 熊本市消防局(上級職)
  • 7月12日(日)
    • 秋田市消防本部(大学卒業程度)
    • 一宮市消防本部(大卒・短大卒)※17
    • 豊橋市消防本部※18
    • 春日井市消防本部(大卒等)
    • 姫路市消防局(Ⅰ大学卒業程度)
    • 西宮市消防局(大学卒程度)
  • 8月11日(火)~8月23日(日)
    • 大分市消防局(Ⅰ種(スポーツ))※30
  • 8月30日(日)
    • 藤沢市消防局(大卒)※8
  • 9月6日(日)
    • 東京消防庁(Ⅱ類)
  • 9月14日(日)~10月4日(日)
    • 大分市消防局(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ種)※30
  • 9月19日(土)
    • 東京消防庁(Ⅲ類)
  • 9月20日(日)
    • 秋田市消防本部(高校卒業程度)
    • 高崎市等広域消防局(大学・短大)
    • 前橋市消防局(Ⅱ種)
    • 川口市消防局(大学・短大・高校卒)※4
    • 川越地区消防局(大学・短大・高校)
    • 船橋市消防局
    • 松戸市消防局(上級・初級)
    • 市川市消防局(大学・高校卒)
    • 柏市消防局(上級・初級)(1日目)
    • 横須賀市消防局
    • 富山市消防局(初級)※12
    • 長野市消防局(高校卒業程度)
    • 豊田市消防局(Ⅱ種)
    • 岡崎市消防本部(Ⅱ日程)
    • 春日井市消防本部(高卒等)
    • 四日市市消防本部
    • 大津市消防局
    • 東大阪市消防局(上級・初級)
    • 枚方寝屋川消防組合(大卒・短大等卒、高卒)
    • 吹田市消防本部 
    • 高槻市消防本部(上級・初級(2回目))※22
    • 姫路市消防局(Ⅱ短大・高校卒業程度)
    • 西宮市消防局(高校卒程度)
    • 和歌山市消防局(Ⅲ種)
    • 尼崎市消防局(大卒程度)※23
    • 福山地区消防組合消防局
    • 松山市消防局(初級)
    • 長崎市消防局(大学卒・高校卒程度)
    • 宮崎市消防局(高校・短大・大学卒程度、救急救命士)
    • 鹿児島市消防局(大学・短大・高校卒)
    • 那覇市消防局(上級・中級・初級・救命)
  • 9月21日(月)
    • 柏市消防局(上級・初級)(2日目)
  • 9月下旬
    • 奈良市消防局(大学・短大・高校)※24
  • 9月27日(日)
    • 札幌市消防局(短大・高校の部)
    • 仙台市消防局(高校の部)
    • いわき市消防本部(初級職)
    • 郡山地方広域消防組合
    • さいたま市消防局(高校卒業程度)
    • 千葉市消防局(初級)
    • 横浜市消防局(高校卒程度)
    • 川崎市消防局(高校卒程度)
    • 相模原市消防局(高校卒業程度)※6
    • 藤沢市消防局(高卒・短大卒)※7
    • 新潟市消防局(高校卒業程度)※10
    • 金沢市消防局 (短大・高校卒業程度)※14
    • 静岡市消防局(短大・高校卒程度)※15
    • 浜松市消防局(Ⅲ類)
    • 名古屋市消防局(第2類)
    • 京都市消防局(中級)
    • 神戸市消防局(大学卒(航海)、高専・短大卒、高校卒)
    • 岡山市消防局(短大・高校卒業程度)
    • 倉敷市消防局(短大卒・高校卒)※26
    • 広島市消防局(Ⅱ種)
    • 高松市消防局(短大卒・高校卒)
    • 高知市消防局(初級職)
    • 福岡市消防局(B)
    • 北九州市消防局(初級)
    • 熊本市消防局(初級職)
  • 10月4日(日)
    • 宇都宮市消防局
  • 10月17日(土)
    • 旭川市消防本部(短大・高校卒)
  • 10月18日(日)
    • 高崎市等広域消防局(高校)
    • 埼玉西部消防組合(大学・短期大学等・高校卒業程度)
    • 一宮市消防本部(高卒)
    • 久留米広域消防本部
  • 1月10日(日)
    • 東京消防庁(Ⅰ類2回目)
  • 日程不明
    • 豊中市消防局

 ※1:8月2日に変更 ※2:8月9日に変更 ※3:SPI試験中止 ※4:8月24日~9月6日の間に一次面接試験 ※5:7月10日に一次集団面接、7月11日一次適性検査 ※6:10月9日に一次集団面接 ※7:10月7日か10月14日に一次体力試験 ※8:9月2日か7日か9日に一次体力測定 ※9:6月29日か30日に一次体力検査 ※10:10月12日か13日に一次体力検査、適性検査 ※11:6月27日に一次面接試験、体力試験 ※12:9月19日に一次面接試験、体力試験 ※13:6月27日に一次体力測定 ※14:9月26日に一次体力測定 ※15:10月12日か13日に一次体力測定 ※16:7月9日~21日の間に一次グループワーク、体力測定 ※17:追加募集あり ※18:6月15日~7月6日の間に一次WEB面接 ※19:7月15日に一次論文・作文試験、7月16日に一次体力試験 ※20:7月11日に一次体力試験 ※21:6月29~7月1日の間に一次体力検査 ※22:9月23~25日の間に一次体力検査 ※23:高校卒程度日程不明 ※24:指定した日から9月25日までの間で指定した日 ※25:6月27日に一次体力試験 ※26:9月26日に一次体力試験 ※27:6月27日に変更 ※28:6月28日に変更 ※29:7月18日か19日に一次口述試験 ※30テストセンター方式による受験

第二志望、第三志望を決める

試験は6月と9月に集中

主要な消防局の試験日程は主に3つの日に集中しています。

6月の第4日曜日:令和2年度は6月28日

この日は、政令指定都市など規模の大きい消防局の、大卒区分の試験が実施される傾向です。

9月の第3日曜日:令和2年度は9月20日

この日は、中規模な消防局の試験が集中しています。

9月の第4日曜:令和2年度は9月27日

ここでは、政令指定都市などの規模の大きい消防局の、高卒区分の試験が実施される傾向です。

東京消防庁の試験は5回実施される

東京消防庁の試験は専門系、Ⅰ類1回目、Ⅰ類2回目、Ⅱ類、Ⅲ類と合計5回実施されます。

大卒で東京消防庁を受けるのであれば、Ⅰ類1回目、Ⅰ類2回目、専門系、Ⅱ類と最大で4回も受験することが可能です。

また、東京消防庁は大卒区分も高卒区分も他の消防局より、早い時期に試験が実施されます。

自分の地元の消防局と併せて、試験日程の被りが少ない東京消防庁を受験することも作戦の1つです。

※例年Ⅰ類試験は、年に2回実施されていますが、令和3年度は1回のみの実施になります。東京消防庁の人事課に確認したところ、令和4年度はどうなるか未定との回答。

受ける志望先は3か所程度で十分

滑り止めなどを決めることは大事ですが、試験日程が被ってないからといって、試験を1年に5か所も6か所も受けることはおススメしません。

何回も試験を受けていくと、それぞれの1次試験や2次試験などの日程が過密になり、ひとつひとつの試験対策が疎かになってしまいます。

仮に縁もゆかりもない消防局の1次試験に受かった場合、2次の面接を突破するためには、しっかり時間を費やして、その市や消防局について調べる必要があります。

そのため、余裕をもって試験対策を行うためにも、1年に受ける受験先は3か所程度で十分です。

受験先が全滅した場合は、話が別ですが。

消防士の体力試験について気になる方はこちら → 消防士の体力試験の種目は? 主要な消防本部のまとめ一覧

まとめ

消防士採用試験の日程を確認できたら、そこを目標に、試験日までのスケジュール是非を組み立ててください。

なんとなくで試験対策を行っていたら、時間が足りませんよ。

早めに準備を始めましょう。

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