【47都道府県警掲載】警察官採用試験の日程一覧!採用案内も再確認

今回は警察官志望の方に向けて、今後の参考に令和5年度の警察官採用試験の日程をまとめました。

47都道府県すべての警察本部を網羅しています。

日程順に掲載しているので併願先を決める手助けにもなるはず。

【この記事を書いた人】
政令市の消防士と行政職、町役場を経験
公務員試験は独学・予備校両方で合格を経験
YouTube ハチサン公務員

目次

  1. 警察官試験の区分
  2. 共同試験ってなに?
  3. 警察官採用試験日一覧
  4. 47都道府県警の試験案内
  5. 試験日程はこまめにチェックする

1.警察官試験の区分

警察官A・警察官B 

警察官の採用試験は、主に警察官A区分と警察官B区分に分かれています。

警察官A区分が大学卒業程度、警察官B区分がA区分以外(高校卒業程度)の採用試験になります。

また、警察官A・警察官Bではなく、Ⅰ類・Ⅱ類・Ⅲ類などに区分している警察本部もあります。

この場合、Ⅰ類が大学卒業程度、Ⅱ類が短大卒業程度、Ⅲ類が高校卒業程度の試験になります。

一般枠と特別枠 

警察官採用試験のほとんどは、上記の一般枠での募集になりますが、その他にも警察本部によってはいくつか採用枠があります。

  • 武道指導区分
    ・警察官に柔道などの指導を行う
  • 語学区分
    ・外国人が関わる犯罪捜査などを行う
  • サイバー区分
    ・IT・コンピュータの知識を活かしサイバー犯罪捜査を行う
  • 財務区分
    ・経済犯罪を専門とする

この他にも特別な採用枠があります。

こういった専門知識を活かしながら働くことができる採用区分もありますが、例年採用人数は数人程度とかなり少ないです。

たまに採用数が0人の時も。

それに比べ一般枠は各警察本部、毎年数百人から数十人と安定した採用人数を確保しています。

この一般枠と特別な枠は、だいたい同じ日程で行われることが多いですが、今回の記事では、主に一般枠の試験日程についてまとめています。

2.共同試験ってなに?

公務員試験では、志望先を1つに絞らずに、1年に複数回試験を受けることが当たり前です。

過半数の都道府県警が年に複数回試験を実施しており、試験日程が違えば、他の都道府県警を受けることも可能です。

本命以外にも第二志望を決めて受験することで採用の可能性が上がります。

特殊な採用制度 

また、警察官の採用試験では独自の採用制度があります。

それが「共同試験」です。

共同試験では、共同で採用試験を実施している都道府県警の中から、第一志望、第二志望まで選ぶことができます。

第一志望と第二志望に選んだ都道府県警の一次試験は、自動的に両方受験したことになり、仮に第一志望先が不合格でも、点数次第では第二志望先で合格する可能性があります。

その場合、第二志望の二次試験に進むことが可能です。

共同試験の例 

イメージができるように、いくつかの都道府県警の共同試験の説明を抜粋しました。

埼玉県警

“北海道、宮城県、山形県、群馬県で実施される警察官採用試験を受験する際に、第1志望または第2志望で埼玉県警察の受験を選択できる制度です。
第1次試験で第1志望の県警察が不合格であっても、第2志望の県警察の合格基準点に達していれば、第2志望の県警察の第2次試験を受験することができます。
(第2次試験についても、第1次試験実施県内での受験となります。)”

宮城県警

“共同試験とは、宮城県、警視庁、神奈川県、埼玉県、千葉県の中から、第2志望まで選択することができる制度のことです。
例えば、宮城県を第1志望、警視庁を第2志望としている方が、宮城県の第1次試験に不合格であった場合、その試験結果は警視庁へと引き継がれ、第2志望の警視庁においても第1次試験の合否が判定されます。
このように、第1志望の第1次試験で不合格であっても、第2志望の他都県で合格する可能性があるというのが共同試験のメリットです。
1度の受験で2度のチャンスを得ることができます。”

兵庫県警

“県内試験のほか西日本の5県で兵庫県警察官の採用試験を受験することができます。
他県の警察官採用試験と共同して実施するものです。香川、愛媛以外の3県は、兵庫を第1志望にすることができます。
受験区分は、男性A(大卒・大卒見込)・男性B(A区分以外)区分のみです。
なお、兵庫県内で行われる試験では、他県を志望することはできません。”

共同試験の具体的なルールなど、内容はそれぞれの都道府県警によって違うので、確認が必要です。

【関連記事】
⇒ 警察官の給料は?全警察本部の初任給を一覧で紹介!ボーナス等も解説

3.警察官採用試験日一覧

一次試験の日程をまとめています。

4月 

  • 4月16日(日)
    ・長崎県警Ⅰ類B
  • 4月29日(土)
    ・警視庁Ⅰ類(第1回)

5月 

  • 5月4日(木)
    ・大阪府警A(第1回)
    ・大阪府警B(第1回)
    ・兵庫県警A(第1回)
    ・兵庫県警B(第1回)
  • 5月14日(日)
    ・北海道警A(第1回)
    ・北海道警B(第1回)
    ・宮城県警A(第1回)
    ・茨城県警A(第1回)
    ・茨城県警B(第1回)
    ・栃木県警大卒(第1回)
    ・栃木県警高卒(第1回)
    ・群馬県警A(第1回)
    ・群馬県警B(特別試験)
    ・埼玉県警1類(第1回)
    ・埼玉県警2類(第1回)
    ・埼玉県警3類(第1回)
    ・千葉県警A(第1回)
    ・千葉県警B(第1回)
    ・神奈川県警A(第1回)
    ・神奈川県警B(第1回)
    ・新潟県警A(第1回)
    ・富山県警A(第1回)
    ・山梨県警A(第1回)
    ・長野県警A(第1回)
    ・長野県警B(10月採用)
    ・岐阜県警A
    ・静岡県警A(第1回)
    ・愛知県警A(第1回)
    ・愛知県警B(第1回)
    ・滋賀県警A(第1回)
    ・京都府警A10月(第1回)
    ・京都府警B10月(第1回)
    ・京都府警A4月(第1回)
    ・京都府警B4月(第1回)
    ・奈良県警A(第1回)
    ・和歌山県警A(第1回)
    ・鳥取県警A(第1回)
    ・鳥取県警B(第1回)
    ・島根県警大学卒(第1回)
    ・岡山県警A(第1回)※1
    ・岡山県警B10月採用※1
    ・広島県警A(第1回)
    ・広島県警B(第1回)
    ・山口県警A(第1回)
    ・香川県警A
    ・愛媛県警A※2
    ・福岡県警A(第1回)
    ・福岡県警B早期採用(第1回)
    ・大分県警A
    ・鹿児島県警A
  • 5月21日(日)
    ・福島県警A(第1回)

※1:5/2~5/7の間に体力試験・身体検査
※2:前日に体力試験・身体検査

6月 

  • 6月3日(土)
    ・高知県警A

7月 

  • 7月9日(日)
    ・青森県警A
    ・岩手県警A
    ・秋田県警A(第1回)
    ・山形県警A
    ・石川県警A
    ・福井県警A
    ・長野県警A(第2回)
    ・島根県警大学卒(第2回)
    ・徳島県警A
    ・佐賀県警A
    ・長崎県警Ⅰ類A
    ・熊本県警A
    ・宮崎県警A
    ・沖縄県警A※

※前日に体力検査

8月 

9月 

  • 9月16日(土)
    ・警視庁Ⅲ類(第2回)
  • 9月17日(日)
    ・北海道警A(第2回)
    ・北海道警B(第2回)
    ・岩手県警B
    ・宮城県警A(第2回)
    ・宮城県警B
    ・秋田県警A(第2回)
    ・秋田県警B
    ・山形県警B
    ・福島県警A(第2回)
    ・福島県警B
    ・茨城県警A(第2回)
    ・茨城県警B(第2回)
    ・栃木県警大卒(第2回)
    ・栃木県警高卒(第2回)
    ・群馬県警A(第2回)
    ・群馬県警B(第2回)
    ・埼玉県警1類(第2回)
    ・埼玉県警2類(第2回)
    ・埼玉県警3類(第2回)
    ・千葉県警A(第2回)
    ・千葉県警B(第2回)
    ・警視庁Ⅰ類(第2回)
    ・神奈川県警A(第2回)
    ・神奈川県警B(第2回)
    ・新潟県警A(第2回)
    ・新潟県警B
    ・富山県警A(第2回)
    ・富山県警B(第2回)
    ・石川県警B
    ・福井県警B
    ・山梨県警A(第2回)
    ・山梨県警B
    ・長野県警B(4月採用)
    ・岐阜県警A
    ・岐阜県警B
    ・静岡県警A(第2回)
    ・静岡県警B
    ・愛知県警A(第1回)
    ・愛知県警B(第1回)
    ・三重県警A
    ・三重県警B
    ・滋賀県警A(第2回)
    ・滋賀県警B(第2回)
    ・京都府警A(第2回)
    ・京都府警B(第2回)
    ・大阪府警A(第2回)
    ・大阪府警B(第2回)
    ・兵庫県警A(第2回)
    ・兵庫県警B(第2回)
    ・奈良県警A(第2回)
    ・奈良県警B(第2回)
    ・和歌山県警A(第2回)
    ・和歌山県警B(第2回)
    ・鳥取県警A(第2回)
    ・鳥取県警B(第2回)
    ・島根県警高校卒業程度
    ・岡山県警A(第2回)※
    ・岡山県警B4月採用※
    ・広島県警A(第2回)
    ・広島県警B(第2回)
    ・山口県警A(第2回)
    ・山口県警B
    ・福岡県警A(第2回)
    ・福岡県警B(第2回)
    ・大分県警B
    ・鹿児島県警B
  • 9月24日(日)
    ・青森県警B

※:9/15~9/20の間に体力試験・身体検査

10月 

  • 10月15日(日)
    ・徳島県警B
    ・香川県警B
    ・愛媛県警B※1
    ・高知県警B
    ・佐賀県警B
    ・長崎県警Ⅲ類
    ・熊本県警B
    ・宮崎県警B
    ・沖縄県警B※2

※1:前日に体力試験・身体検査
※2:前日に体力検査

11月 

12月 

1月 

  • 1月6日(土)
    ・大阪府警B(第3回)
  • 1月7日(日)
    ・警視庁Ⅰ類(第3回)
    ・警視庁Ⅲ類(第3回)
  • 1月13日(土)
    ・兵庫県警A(第3回)
    ・兵庫県警B(第3回)

第2回と表記してある試験が全て試験を2回実施しているわけではありません(特に高卒程度)。

例えば〇〇県警で5月14日に大卒程度の試験があり、9月17日に大卒程度と高卒程度の試験が行われる場合について。

試験日程的には9月17日は2回目なので、9月17日の高卒程度の試験についても第2回と表記する警察本部もあります。

一定の日に試験日が集中 

主に4つの日に試験が集中しています。

  • 5月の第2日曜:30の警察本部
  • 7月の第2日曜:14の警察本部
  • 9月の第3日曜:37の警察本部
  • 10月の第3日曜:9の警察本部

特に大卒程度の試験は5月、7月、9月に、高卒程度の試験は5月、9月、10月に集中しています。

最初のチャンスは4月。

そしてラストチャンスは1月。

4.47都道府県警の試験案内

都道府県警ごとに採用案内ページを紹介しています。

試験の申し込みは試験日の1か月前くらいに締め切られることが多いです。

結構はやいので申し込み忘れがないように気を付けてください。

北海道・東北地方 

関東地方 

中部地方 

近畿地方 

中国・四国地方 

九州・沖縄地方 

【関連記事】
⇒【県警・警視庁の警察官採用試験】捨てる科目と押さえる科目はこれ

5.試験日程はこまめにチェックする

警察官試験は年に複数回受けるチャンスがあります。

ということは、受験の申し込みも年に複数回する必要があります。

申し込みの締め切りはどの採用試験も早いので、申し込み忘れがないように日程はこまめにチェックしてください。

意外と試験勉強に集中し過ぎて忘れる人がいます。

この記事をまとめるにあたっては、記載の間違いがないように注意していますが、ご自身でも必ず確認してください。

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