公務員試験で出題される文章理解(英語)は勉強するべき?勉強方法は?参考書は?

今回はそんな疑問を持っている方に向けて、公務員試験の文章理解(英語)対策について説明していきたいと思います。

最初に結論から言うと以下のとおりです。

  • 文章理解(英語)の勉強に時間をかけ過ぎてはいけないが、全くしないのもダメ
  • 基本的に過去問を解いていき、単語を覚えて勝負する
  • 参考書は過去問が収録されている問題集を使う

記事内で詳しく解説していきます。

【この記事を書いた人】
県庁、政令市、特別区、消防士など複数の筆記試験を合格
公務員試験は独学・予備校両方で合格を経験
YouTube ⇒「3回公務員」

目次

  1. 英語(文章理解)の基本
  2. 英語を完全に捨て科目にしてはいけない
  3. 勉強のスタンス
  4. 最低限覚えておくべき英単語:103語
  5. オススメ問題集
  6. まとめ

1.英語(文章理解)の基本

出題形式 

公務員試験の英語の多くは、主に以下の4種類の問題が出題されます。

  • 内容把握:本文の内容について正しいことを述べている選択肢を選ぶ
  • 要旨把握:本文の要点を述べている選択肢を選ぶ
  • 文書整序:英文が意味の通った文章になるように、文を並び替える
  • 空欄補充:英文中の空欄に、当てはまる単語や、英文を選択肢から選ぶ

特に多く出題されるのが内容把握。

英文は短いものから長いものまでさまざま。

長文になるほど解くのに時間を要します。

出題数 

基本的に文章理解の英語の出題数は、どの試験でも4,5問程度。

他の科目に比べて多いです。

年度により多少の違いはありますが出題数はおよそ以下のとおり。

  • 国家総合職     :約7題/40題
  • 国家一般職     :約5題/40題
  • 国税専門官     :約5題/40題
  • 財務専門官     :約5題/40題
  • 労働基準監督官   :約5題/40題
  • 地方上級全国型   :約5題/50題
  • 地方上級関東型   :約5題/40題
  • 地方上級中部・北陸型:約5題/50題
  • 特別区       :約4題/40題
  • 東京都Ⅰ類B    :約5題/40題
  • 市役所A日程    :約3題/40題
  • 国立大学法人等職員 :約4題/40題

以前より古文(文章理解)が減り、その代わり英語(文章理解)が増えた印象。

2.英語を完全に捨て科目にしてはいけない

公務員試験において、英語(文章理解)に苦手意識がある受験生は割と多いです。

なので捨てられるものなら捨てたいと思うかもしれません。

しかし残念ながら完全に無視してはいけません。

英語(文章理解)はどの試験でも4,5問程度出題されるため、教養試験の約1割を占めています。

筆記試験の合格の目安は、約6割以上の点数を取ることなので、その1割を丸々落とすとなると、他の科目へのしわ寄せがかなり大きくなります。

よほど他の科目に自信がない限り、英語(文章理解)を完全に捨てるのはやめましょう。

3.勉強のスタンス

英語にハマり過ぎない 

とはいえ膨大な科目数がある公務員試験で、英語(文章理解)だけをずっと勉強している暇はないですよね。

他の科目と違い、英語(文章理解)は勉強してから効果が出るまで時間がかかるし、コスパが悪いです。

「本当は勉強したくないけど、5問も出るなら3問くらいは解けるように仕方なく勉強しよう」くらいのスタンスで大丈夫です。

時間があるならハマって勉強してもいいですが、時間がない公務員試験の場合、文法から丁寧に勉強することは現実的ではありません。

大学受験の勉強法とは違います。

過去問を解きつつ単語を覚える 

いきなり過去問を解きましょう。

そして、過去問をたくさん解きながら一緒に単語を覚えていきましょう。

最低限の英単語を覚えていけばなんとかなります。

効率とコスパを選ぶならこの方法で十分です。

文法のテキストや単語帳を買って、一から勉強するなら点数が取れる可能性は上がりますが、他の科目の勉強時間が削られ、確実に取るべき科目を落としてしまいます。

ほどほどにしておきましょう。

【関連記事】国立大学法人を目指している方はこちら
⇒ 国立大学法人試験用の過去問500はある?ないならどれを選ぶべきか

4.最低限覚えておくべき英単語:103語

みなさんが効率よく単語の勉強ができるように、公務員試験で頻出の単語を分析しました。

平成20年以降に実際に出題された文章理解の問題を数十問分析して、登場回数が多かった単語をまとめました。

勉強に役立ててください。

頻出単語なので簡単な単語が多いですが、そこは再確認のつもりで学習してください。

※ただしapple、penレベルの単語は除外しました。

頻出レベル★★★☆☆:42語

  1. almost :ほとんど、ほぼ
  2. better:よりすぐれた、より以上に
  3. bone:骨、死骸
  4. bucket:バケツ、手おけ
  5. climate:気候、傾向
  6. couple:カップル、1対
  7. criterion:標準、基準
  8. current:今の、最新の、流行している
  9. decade:10年間
  10. difference:違い、意見の相違、影響
  11. economic:経済の、経済学の
  12. education:教育、教養、知識
  13. fully:十分に、完全に
  14. growth:成長、発育、成熟
  15. improve:改良する、改善する、よくなる
  16. just:ちょうど、公平な、ただ~だけ
  17. last:最後の、最近、続く
  18. listener:聴く人、聞いている人
  19. majesty:威厳、権威、雄大さ
  20. objective:目標、目的、物体の
  21. over:上に、超えて、~を覆って
  22. own:自分自身の、自分自身のもの
  23. population:人口、全住民、集団
  24. possible:可能な、起こりうる、できるかぎりの
  25. probably:たぶん、おそらく、
  26. process:過程、経過、変化
  27. productivity:生産性、多産性
  28. regular:規則正しい、定例の、いつもの
  29. rhinoceros:サイ
  30. sector:部門、分野、区域
  31. share:共有する、分け前、役割
  32. slowly:遅く、ゆっくり、のろのろと
  33. such:そのような、そんな、とても~な
  34. suggest:示唆する、提案する、連想させる
  35. support:支える、支持する、を援助する
  36. surveillance:監視、見張り
  37. therefore:それゆえに、したがって、その結果
  38. through:~を通り抜けて、~を貫いて、~のあちこちを
  39. true:真実の、本当の、正直に
  40. usually:ふつうは、通例、いつもは
  41. warp:ワープ、曲げる、ゆがむ
  42. while:しばらくの間、~している間に、だけれども

頻出レベル★★★★☆:31語

  1. affect:に影響する、作用する
  2. agriculture:農業、農耕
  3. along:~に沿って、~に従って、前へ
  4. around:~の周りに、あちこちを、~の近くで
  5. beaver:ビーバー
  6. case:箱、袋、場合、事例
  7. could:~かもしれない、~できた、~してくださいますか
  8. councillor:評議員、議員
  9. decide:~しようと決心する、決める、~と考える
  10. during:の間じゅう、~の間
  11. express:表現する、~を表す、急行
  12. gravity:重力、引力、重さ
  13. grow:成長する、大きくなる、進行する
  14. ice:氷、氷面、アイスクリーム
  15. idea:考え、意見、思いつき
  16. include:含む、参入する、同封する
  17. judge:判断する、評価する、裁判官
  18. much:多くの、たくさんの、多量の
  19. part:部分、部品、割合
  20. productive:生産的な、利益をもたらす、多産の
  21. program:計画、番組、プログラム
  22. second:第2の、もう1つの、別の
  23. service:接客、サービス、公益事業
  24. social:社会の、社会的な、社交的な
  25. something:何か、何かあるもの
  26. sometimes:時々、時には、時折の
  27. speaker:話す人、演説者、スピーカー
  28. watch:じっと見る、監視する、腕時計
  29. well:よく、満足に、うまく
  30. wisdom:英知、賢明、知恵
  31. word:言葉、単語、発言

頻出レベル★★★★★:30語

  1. also:~もまた、さらに、同様に
  2. arctic:北極の、北極地方、厳寒
  3. as:~として、~のような、~すると同時に
  4. because:なぜなら~だから、~だから、
  5. communication:伝達、連絡、意思疎通
  6. court:法廷、宮廷、中庭
  7. even:~でさえ、さらに、公平な
  8. few:ほとんどない、少しだけ
  9. form:形、フォーム、書式
  10. income:収入、所得
  11. inequality:不平等、不均衡
  12. into:の中へ、~に向かって
  13. leader:先導者、指導者、主将
  14. may:~かもしれない、~だろう、~できる
  15. mean:意味する、表す
  16. more:より多くの、もっと、多く
  17. most:最も多くの、最も大きい、ほとんど
  18. need:~する必要がある、~を必要とする
  19. often:しばしば、たびたび、よく
  20. order:順番、命令、注文
  21. other:他の、もう一方の、向こうの
  22. participant:参加者、関係者
  23. percent:パーセント
  24. space:場所、宇宙、空間
  25. still:まだ、依然として、静かに
  26. than:~よりも、~以上に、~に比べて
  27. understand:を理解する、わかる、~と聞いている
  28. way:やり方、方法、道
  29. wedding:結婚式、婚礼
  30. would:~かもしれない、~でしょう、~してくださいますか

【関連記事】教養試験の各科目の難易度についてはこちら
⇒【公務員試験の教養科目】19科目の難易度を比較紹介★★★☆

5.オススメ問題集

①「新スーパー過去問ゼミ」

⇒新スーパー過去問ゼミ 文章理解・資料解釈

実務教育出版から発行されている公務員試験王道の過去問題集です。

現代文、古文、資料解釈と一緒に英語(文章理解)の過去問が収録されています。

国家一般職や特別区などいろんな試験種の過去問が約30問ほど入っています。

②「過去問500」

⇒ 過去問500 各シリーズ

こちらも実務教育出版から発行されている超メジャーな過去問題集です。

試験種ごとに出版されおり、一冊に教養試験の全科目の過去問がまとめて収録されています。

例えば、地方上級の問題集なら約30問ほど文章理解(英語)の過去問が入っています。

非常にシンプルな構成のため、使いやすいです

【関連記事】そのほかの教養試験の参考書について気になる方はこちら
⇒ 公務員試験(教養試験)のために買うべき参考書・問題集

6.まとめ

英語の勉強法や頻出単語などを紹介しました。

英語(文章理解)が得意な人は5問中4、5問、得意でも苦手でもない人は5問中3、4問、苦手な人は最低でも5問中2問は正解しておきたいところ。

5択の問題が5問出れば勘でも1問は当てられるので、5問全問不正解、1問のみ正解は避けたいです。

ただし公務員試験は出題科目が多いため、1つの科目に充てられる勉強時間には限りがあります。

自分の力量と他の科目の進捗状況を照らし合わせながら、英語(文章理解)の学習を進めていってください。

時間がない人は英語の勉強ハマり過ぎに禁物。