【公務員試験】NGな髪型と好印象な髪型、そして坊主で挑んだ私

公務員試験を受けるとき、どんな髪型で臨めばいいか迷いますよね。

そこで今回は、採用試験時の髪型について、NGな髪型と好印象な髪型を紹介します。

女性の髪型についてはこの記事の終盤あたり。

ちなみに私は坊主頭で試験に挑んだ経験もあります。

【この記事を書いた人】
政令市の消防士と行政職、町役場を経験
公務員試験は独学・予備校両方で合格を経験
YouTube ハチサン公務員

目次

  1. 公務員試験での髪型の位置づけ
  2. 黒髪?茶髪はあり?
  3. パーマはいいのか?ツーブロックは?
  4. 髪の長さは?長髪は?
  5. おでこ出しは効果的
  6. 坊主頭でも公務員試験に合格
  7. 筆記試験のときの髪型は
  8. 女性の髪型
  9. 黒髪短髪を嫌う面接官はゼロ

1.公務員試験での髪型の位置づけ

髪型が人の63%を印象付ける 

人は見た目が9割などと言われますが、さらに見た目の中でも髪型は重要な部分で、見た目の7割を髪型が占めているとも言われています。

つまりあくまで単純計算ですが、髪型が人の63%を決めるということになります。

特に面接試験の際は、みんなスーツなので服装に大きな差はありませんよね。

そうなると最もひとりひとり異なる部分、個性が見られる部分は「髪型」です。

この髪型の違いが、面接官に与える印象も変えます。

もちろん髪型だけでは判断されない 

それでも、髪型だけで落とされるということはありません。

面接官はいろんな採点基準を基に受験者を評価しますが、その採点基準の中に髪型/ヘアスタイルという項目はおそらくないでしょう。

髪型に関係する評価項目であるとするならば、「身だしなみはきちんとしているか」「清潔感はあるか」などです。

つまり、この髪型はオッケーでこの髪型はアウトみたいな明確な基準はありません。

要はたまたま、あなたの面接試験の担当になった面接官が、あなたの髪型を見て、どう判断するかということです。

髪型に対する共通認識 

人間なので人それぞれ髪型への印象というものは若干違いますが、一定の共通意識はあると思います。

イラストですが、例えばこの2つの髪型ならどっちが好印象か。

採用したらどっちがまじめに働いてくれそうか。

実際はどうなのかは別として、ほとんどの人は左の人を選択するはず。

やはり世間的な印象としては、長髪より短髪、明るい髪色より暗い髪色、パーマ有よりパーマ無が好まれます。

少しは髪型も寛容的に

ただ、最近はビジネスシーンにおいて、服装や髪型への考え方が昔と比べに柔軟になってきています。

パーマをかけている公務員も普通にいます。

したがって、社会人ほどではないですが、受験者の髪型に対する許容範囲も以前よりは広がっていると言えるでしょう。

以前よりは。

では具体的にどういった髪型がNGでどういった髪型が好まれるのか。

2.黒髪?茶髪はあり?

髪の色については黒髪が好ましいです。

「仕事に髪の色なんて関係ないじゃん」と思われたかもしれませんし、私もそう思います。

ただ世の中や面接官には、「受験生なのに茶髪か・・・」と考える人はいます。

茶髪は悪目立ちするだけ 

そして、茶髪で公務員試験を受ける人は少数です。

今の時代であれば髪を茶色に染めることなんて当たり前ですが、学校の校則でいまだに茶髪禁止があるように、茶髪に対してまだ日本では、完全にクリーンなイメージがあるとは言えません。

であれば黒髪が無難。

黒髪が好印象を与えるというより、悪目立ちを防ぐという感じ。

まあ就活を抜きにして、最近は茶髪自体があまり流行ってないですね。

3.パーマはいいのか?ツーブロックは?

パーマで試験に挑むの少数派 

パーマについては髪色よりも寛容的な人は多いです。

ただ、「就活中なのにこの受験者はゴリゴリパーマ頭か~。まじめじゃなく遊んでそうだな・・・」

仮に100人面接官を集めたら、少数ですがこう考える面接官はいます。

「学生や就活生なら髪型はきちんとしてこい!」って考えの人です。

慎重に行くならかけないのが無難

公務員でもパーマをあてている人はいるのに、なぜ受験生だけ?というツッコミを入れたくなりますが、確かにほかの就活生が普通の髪型で、自分だけゴリゴリのパーマだったら浮きますね。

パーマはそこまで悪い印象を持たれにくいですが、ゴリゴリのパーマを嫌がる人はいます。

石橋を叩いて渡りたい受験生は、ゴリゴリのパーマはかけない方が無難。

ツーブロックも一般的になってきている 

ではツーブロックはどうでしょう。

最近ではもうツーブロックスタイルは一般化しており、普通の会社員、公務員でもツーブロックにしている人は珍しくありません。

なので、面接官にもそこまで抵抗感を持つ人はいないはず。

普通にツーブロックで合格している

ツーブロックは止めましょうと唱えている人もいますが、ツーブロックで試験に臨み合格している人はたくさんいます。

よってツーブロックの人は、わざわざ髪型を変えて面接に臨む必要はないと言えます。

ただ、ツーブロックの中でもいろんな種類があり、奇抜目なツーブロックは避けた方がいいです。

迷ったら、「その髪型で働いている公務員はいるか?」イメージしてみてください。

4.髪の長さは?長髪は?

次に髪の長さについて。

髪は長くても短くても受かります。

清潔感は短髪に軍配 

ただ清潔感という観点で考えてみてください。

長髪でも普通に手入れをしておけば清潔感はありますが、一般的に清潔感があるとされるのは短髪です。

どうしても男性は短髪、女性は長髪という固定観念と傾向がありますよね。

そのため男性が長髪だと、定期的に散髪せず放置しており、不潔というイメージがつくのかも。

であれば短髪に越したことはない。

長過ぎなければOK 

これはヒゲでも同じことが言えますよね。

ヒゲボーボーより毎日ヒゲを剃っている人の方が清潔感はあります。

ただこれらは相手にどう印象を与えるかだけで、少し髪が長いくらいで面接に致命的な悪影響は及ぼすことはないです。

髪が許容範囲を超えるくらい長過ぎたらアウトかもしれませんが。

5.おでこ出しは効果的

そして、できれば前髪で顔をなるべく覆わないようなスタイルがオススメです。

あくまで傾向ですが、おでこが隠れるような髪型は、相手に暗い印象を与え、自信がないように映ります。

逆におでこを見せた場合、明るく自信のある印象、より大人の印象を与えやすいと言われています。

おでこを出している人出していない人 

例えば、野球の大谷翔平選手やサッカーの本田圭佑選手、起業家の前澤友作さん、トヨタの豊田章男社長などは、みんなおでこを見せていますよね。

一方、前髪がおでこで隠れている人の例としては、将棋の藤井聡太棋士(現時点の髪型)。

素晴らしい才能の持ち主ですが、もしも彼のことを全く知らない人が初対面した場合、どういった印象を持つでしょうか。

見た目の印象だけで言えば、自信のあるようには見えませんし、少し幼い印象を受けませんか。

このようにおでこを見せるか見せないかで印象は変わります。

6.坊主頭でも公務員試験に合格

逆に短すぎる坊主はどうでしょうか。

清潔感はバッチリ 

坊主は長髪や茶髪のようなチャラい印象は与えませんし、清潔感は抜群です。

まれに怖い印象を持つ方もいるかもしれませんが、採点する側の面接官が、受験生に対して「怖いな~怖いな~」と思うことはほとんどないでしょう。

しかも社会人には、頭がハゲて潔く坊主みたいに髪を刈り上げているおじさんたちもいっぱいるわけで、坊主だから悪い印象を与えるということはないはず。

なのでチャラさを感じさせないことと、清潔感という点では好印象です。

そして私自身、過去に坊主で面接を受けて、1か所のみならず2か所から内定をもらっています。

特に面接官が、坊主について引っかかるような雰囲気もありませんでした。

【関連記事】
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7.筆記試験のときの髪型は

ここまでは面接時の話をしましたが、筆記試験時の髪型についても述べたいと思います。

結論として、筆記試験のときはどんな髪型でも構いません。

面接試験は受験者の経歴、受け答え、清潔感などトータル的に評価して合否が決まりますが、筆記試験の合否は筆記試験の点数のみで決まります。

なので髪型はどうでもいいです。

パーマでも茶髪でもなんでも大丈夫です。

それでも奇抜な人はいない 

試験官は試験の運営で精いっぱいなので、いちいち受験者ひとりのひとりの髪型をチェックなんてしません。

どうせ面接試験で髪型は見られるし、筆記試験を突破するかどうかも分からない受験生たちの髪型を見るのはどう考えても非効率ですね。

とはいえ、実際の筆記試験会場にはそこまで派手な髪型の人はいません。

例えば、金髪やロン毛パーマみたいな人はみたことないです。

【関連記事】筆記試験の時の確認事項はこちら
⇒ 公務員筆記試験の前日と当日にやるべきことと確認事項18選!

8.女性の髪型

女性の髪型については、私は詳しくないので今回リサーチしました。

男性よりは自由度高め 

全体的に男性よりもやや寛容的なようです。

髪の色

髪の色は黒だけでなく、明るすぎない色であれば大丈夫。

これ職場でもそうです。

官庁内でも女性の髪色の方が男性に比べると明るいです。

髪の色もメイクなどの身だしなみの1つとして捉えられているんですかね。

パーマ

パーマもブリブリのもの、巻髪じゃなければ可能。

まあ、巻き髪で面接を受けている人はいないですよね。

要はまじめで誠実そうな印象を与えられるかどうか。

髪の長さ

髪の長さも自由ですが、長い場合は後ろで1つに結ぶのがスタンダードな模様。

多くの受験生は1つ結びにしているようですが、ハーフアップの受験生もいるようです。

ただ、極端に長い髪は浮きますし、私もそういう人を面接会場で見たことはありません。

逆に短髪であれば問題は特にありませんし、活発的、元気さを印象付けることができます。

前髪ついては男性同様に、サイドに流すなどしておでこを見せた方が自信のある印象を与えます。

9.黒髪短髪を嫌う面接官はゼロ

最初に述べたように、試験に髪型というチェック項目がない限り、髪型にはっきりとした正解はありません。

であれば、とりあえずどの試験官からも嫌われない清潔感のある髪型で臨むのが得策です。

官公庁の試験では、長髪茶髪を嫌う面接官がいたとしても、短髪黒髪を嫌う面接官はゼロ。

少ないじゃありません、ゼロです。

髪はいつでも、面接は一度きり 

髪型で少しでも悩むようであれば、髪を短くして黒に染めることでその悩みは一発で解決です。

髪はまた何度でも伸びますし、髪はいつでも染められます。

一方、面接試験は1度きり。

面接試験に落ちた後、「髪型をもう少し気にしておけばよかったかな」と後悔するくらいなら、面接のために美容室や床屋に行くのもありだと思います。