公務員を目指そうと思った人は、どこの公務員予備校・資格スクールにしようか迷っている人も多いでしょう。
公務員予備校を調べると「大原」という名前を見かけますよね。
そこで今回は、公務員予備校・資格スクールの中でも「資格の大原」について、コースの内容や料金、メリット・デメリット、評判など徹底的に解説します。
【この記事を書いた人】
・政令市の消防士と行政職、町役場を経験
・公務員試験は独学・予備校両方で合格を経験
・YouTube ⇒ ハチサン公務員
★目次
- まず大原の注意点
- 大原の学習スタイル
- 大原のコースと料金
- 大原のメリット
- 大原のデメリット
- 大原の評判と口コミ
- 他の公務員予備校との料金比較
- 他の公務員予備校との特徴比較
- 大原はこんな人にオススメ
- 資料請求する
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⇒ 資格の大原の公式HP
1.まず大原の注意点
まず大原の基礎事項について。
大原は公務員関連のビジネスだけでなく、学校法人大原学園というグループが資格講座や大学院、専門学校、幼稚園などいろんな教育事業に取り組んでいます。
その中の1つとして、公務員志望者向けのスクールを運営しているのですが、それも大きく分けて2つに分類することができます。
♦公務員専門学校
1つは主に高卒者(大卒でも可)を対象とした公務員専門学校。
これは高校を卒業して専門学校に進学するような形です。
1年制、もしくは2年制で、勉強以外にも親睦会やスポーツフェスティバルといった行事もあるようです。
がっつり学生ですね。
「大原簿記公務員専門学校」や「大原スポーツ公務員専門学校」など様々な名称で全国各地に校舎があります。
♦資格スクール
もう1つは社会人や大学生向けに講座を提供している「資格の大原」です。
大学既卒者や会社を辞めた人、現役大学生、会社員などが利用します。
こちらは専門学校のように、勉強以外に学生ライフを楽しむという感じはなく、公務員試験に合格するために講座を受ける感じです。
TACやLECなどと同じですね。
大卒者や大卒区分を受験する人たちは「資格の大原」を利用しましょう。
♦2つを混同しない
この2つは全く違うので混同しないように注意してください。
高卒者向けの「専門学校」と大学生・社会人向けの「資格の大原」です。
インターネットでは結構この2つを混同している情報、口コミを見かけます。
この記事では、社会人・大学生向けの公務員講座を開講している「資格の大原」について深掘りしていきます。
ちなみに大原学園の本部は東京都千代田区西神田にあります。
2.大原の学習スタイル
♦通学と通信
「資格の大原」の公務員講座の学習スタイルは次の4つから選ぶことができます。
- 教室通学講座
- 映像通学講座
- 通信講座(Webライブ)
- 通信講座(独学シリーズ)
■教室通学講座
教室通学は実際に大原の校舎に通い、教室で生講義を受けるスタイル。
講師との距離は一番近いです。
そして一番緊張感をもって学習を進めることができます。
ただ、教室通学講座を開講している校舎は限られます。(校舎については後述)
■映像通学
映像通学は実際に大原の校舎に通う点では教室講座と同じですが、生講義ではなく講義映像を見て学習を進めていくスタイルです。
スケジュールは自分で決めることができるので自由度は高まります。
自宅だと怠けてしまう人にはオススメ。
大原のほぼすべての校舎で受講可能です。(校舎については後述)
■通信講座(Webライブ)
大原の通信講座(Webライブ)は、校舎に通学せずに配信される講義を自宅などで受講するスタイルです。
Webライブ配信なので全国どこからでも参加できます。
オンライン質問会なども定期的に開かれます。
ただ、このWebライブの受講スタイルで学習できるコースは今の所「公務員合格コース」のみです。
■通信講座(独学シリーズ)
通信講座(独学シリーズ)は、基本的にテキストと問題集で学習を進めていきます。
校舎に通学せずに自宅や通勤・通学中など、場所や時間を選ばずに学習を進めていくことが可能。
大原の4つの学習スタイルの中では最も料金が安くなります。
オプションでWeb講義やオンライン個別指導などを付けることも可能です。
♦使用教材
大原で使用する教材は、過去問を徹底的に分析したオリジナル教材が使われています。
毎年改定されるので最新情報にも対応しています。
古い教材だったら何となく不安なので、その点は安心ですね。
■テキストと問題集の特徴
また、テキストの目次には、試験種ごとの出題頻度が記載されており、どこを重点的に勉強すればいいか把握することができるので便利。
大原の実戦問題集は最近の出題傾向に合わせて過去10年分の問題が収録されています。
たとえば市販の問題集『新スーパー過去ゼミ』は、平成1ケタ台の過去問も収録されているので、大原の問題集は比較的新しい問題が厳選されている言えます。
そして、テキスト、問題集ともに図解が載っているため、初学者でも図を見てイメージしながら理解していくことが可能です。
文字だけの教材だと、モチベーションは上がりませんし、問題によっては理解しづらいです。
ただ、最近の参考書は図解入りのものが増えているので、大原に限ったことではありません。
■オプションでWeb問題集
大原では新しくWeb問題集がリリースされました。
これまで大原では紙冊子の問題集しかありませんでしたが、オプションで追加すればスマホやタブレットなどでも学習できるようになりました。
問題集の冊子を持ち歩かなくても、外出先で気軽に学習することができます。
問題は条件を設定して選ぶことが可能。
3.大原のコースと料金
大原にはさまざまなコースが用意されていますが、ここでは代表的なコースと料金を紹介します。
教室通学と映像通学の料金は同じです。
♦教室通学&映像通学
- 公務員合格 :355,400円
- 公務員1.5年合格 :387,000円
- 教養型市役所合格春受験:202,600円
- 経験者採用合格 :205,700円
- 国家総合職(法律)合格:548,000円
- 国家総合職(経済)合格:476,000円
- 国税・財務専門官併願 :365,600円
- 警察官・消防官合格 :225,000円
- 警察官合格 :222,000円
- 消防官合格 :224,000円
♦通信講座
通信講座については、Web講義がデフォルトで付いていないものはオプションでWeb講義を付けた講座価格です。
Web講義のない通信講座はもう少し安くなります。
- <Webライブ>公務員合格:355,400円
- 国家一般職・地方上級合格 :159,000円
- 市役所合格 :85,000円
- 経験者採用合格 :86,000円
- 土木職公務員合格 :260,000円
- 国家総合職(法律)合格 :518,000円
- 国家総合職(経済)合格 :446,000円
- 警察官・消防官合格春・秋 :86,000円
これは全て税込み価格を表示です。
見て分かるとおり、コースによって料金に幅があります。
ここでは一般価格を掲載していますが、割引が適用される場合もあります。
大原と他の公務員予備校との料金比較は後述。
【関連記事】
⇒ 資格の大原の公務員講座の料金はいくら?各コースの料金まとめ
4.大原のメリット
ここでは資格の大原のメリットについて紹介。
- 全国各地に校舎がある
- 学習方法の選択肢が多い
- 警察・消防にも強い
- 初学者にも優しい数的処理対策
- 安心の合格者数
- 模試が受けられる
- 2次試験対策が充実
- 単発でオンライン面接対策も可能
- 論作文の対策・添削あり
- 休んでも大丈夫
上記の10点を順に説明します。
♦メリ①全国各地に校舎がある
■現在48校
大原は公務員予備校の中では大手にあたり、校舎数はかなり多いです。
現時点で全国に以下の48校が設置されています。
- 北海道・東北
札幌、函館、盛岡、仙台、山形 - 関東
東京水道橋、池袋、新宿、町田、立川、横浜、日吉、千葉、津田沼、柏、水戸、大宮、宇都宮、高崎 - 甲信越
甲府、長野、松本、新潟 - 北陸
富山、金沢、福井 - 東海
名古屋、津、岐阜、浜松、静岡、沼津、豊橋教室 - 近畿
大阪、梅田、難波、京都、神戸、姫路、和歌山 - 中国・四国
岡山、愛媛、広島 - 九州・沖縄
福岡、北九州、大分、熊本、沖縄
教室通学と映像通学の有無は、コースによって多少違いますが、たとえば最も一般的な「公務員合格コース」の教室通学であれば、下線の全国18校舎で受講可能です。
また、映像講義は名古屋校以外の47校舎で開講しています。
開講状況は今後変更する可能性もあるので、最新情報は資料請求等で確認してください。
大原広島校は2021年の4月にできたばかり。
■東京近郊には10校以上
ちなみに東京を中心とする半径50km圏内には大原の校舎が11校もあります。
神奈川、千葉、埼玉に住んでいる方も無理せず通うことができますね。
ただ意外と意外と川崎市にはありません。
♦メリ②学習方法の選択肢が多い
先述しているとおり、大原には教室通学、映像通学、そして通信講座(Webライブ・独学シリーズ)の4つの学習スタイルが用意されています。
そのため、自分に合う学習方法を選択することができますし、学校やアルバイト、仕事との兼ね合いを考慮して選ぶこともできます。
■独学シリーズはさらに2パターン
また、通信講座(独学シリーズ)の場合は、さらに2つの学習スタイルを選ぶことが可能です。
1つは、テキストや問題集、模擬試験などオリジナル教材のみを使った学習。
教材があれば自分で学習を進めることができる人にオススメです。
もう1つは、オリジナル教材+Web講義が付いているもの。
自宅等で自分で学習はできるけど、教材のみでは不安な方はWeb講義付の講座を選択できます。
映像通学と似ていますが、校舎には通わないことと、受けられるサービス内容が若干違うので、映像通学と比べ料金は安くなっています。
■受講スタイルで料金も大きく変わる
例えば、国家一般職・地方上級に対応した講座を各受講方法で受けると料金は以下のようになります。
- 教室通学:355,400円
- 映像通学:355,400円
- 通信講座(Webライブ):355,400円
- 通信講座(教材+Web講義):159,000円
- 通信講座(教材のみ):89,000円
ただ、通信講座はそれほどコース数が多くありません。
特にWebライブで受講できるのは「公務員合格コース」のみです。
いずれにせよ、選択肢が多いのは嬉しいですね。
時間やお金と相談しましょう。
♦メリ③警察・消防にも強い
■幅広くコースを用意
公務員って市役所や県庁職員だけではないですよね。
公務員予備校の中には警察や消防専門のコースがないところも結構ありますが、大原ではしっかり警察官や消防官志望者向けの専門コースが開講されています。
しかもこの警察官・消防官向けのコースだけで10種類以上のコースが用意されています。
- 警察官・消防官合格コース
- 警察官・消防官1.5年合格コース
- 警察官合格コース
- 消防官合格コース
- 警察官・消防官速修コース
- 東京消防庁速修コース
- 警視庁合格コース
- 東京消防庁合格コース
- 大阪府警合格コース
- 直前対策教養パック警察官・消防官
- 警察官・消防官合格コース大卒程度(秋受験)
- 警察官・消防官合格コース高卒程度(秋受験)
- 警察官・消防官コンパクト合格コース
これほど多くのコースが用意されているのは珍しいですね。
これらのコースでは、警察消防作文講義や、体力検査・適性検査対策講義など公安系試験向けの対策もカリキュラムに含まれています。
■自分に合ったコースが選択できる
志望先に合わせてコースを選ぶことができるので、より効率の良い学習に繋がります。
例えば、警察・消防の両方を狙うなら「警察官・消防官合格コース」、警察官を目指すなら「警察官合格コース」、警察官の中でも警視庁を志望しているなら「警視庁合格コース」など細かくコースを選ぶことが可能です。
また、コースによっては皇宮護衛官や海上保安官の試験内容もカバー。
より志が近い受験生同士で学べるので、モチベーション維持にも寄与するはず。
♦メリ④初学者にも優しい数的処理対策
公務員試験でやっかいな科目といえば「数的処理(数的推理、判断推理、資料解釈)」。
しかし、出題数はかなり多いため、ある程度得点できるようになる必要があります。
数的処理を捨てると合格は厳しいです。
■苦手な人は中学レベルから
ただ、数的処理を解くための簡単な計算を忘れている人も多いはず。
私もそうでした。
大原ではそんな人のために、数的処理入門として中学レベルの数学から入門講義が用意されています。
私も実際、中学生用の数学の参考書から勉強を始めて、地方上級に合格しています。
苦手な人は、いきなり本番レベルの問題を解くのではなく、まずこの入門から入っていくといいかもしれません。
そんなの不要って人は飛ばして大丈夫です。
■問題の収録数が半端ない
そして大原の数的処理の問題集ですが、最近の出題傾向を分析し、なんと問題が約800問が収録されています。
市販されている過去問題集『新スーパー過去問ゼミ』の数的処理科目の問題数でも合わせて約600問です。
それを凌駕する約800問。
驚きの収録数です。
これだけあれば、問題の解き方も体に染みついていくと思います。
また、テキストに掲載されている例題及び練習問題は、すべて解説動画が付いています。
大原かなり太っ腹。
♦メリ⑤安心の合格者数
大原では合格者の人数を公表しています。
国家総合職、国家一般職、地方上級など行政系採用試験の合格者実人数は以下のとおり。
- 2022年度:3,196人
・大学生・社会人等:861人
・専門課程 :2,335人 - 2021年度:2,864人
- 2020年度:3,270人
この数字は業界トップレベルです。
合格者が約3,000人なので、もしも試験に落ちても大原のせいにはできませんね。
それくらいの安心感。
■警察・消防も合わせて300人越え
また、大原の警察官と消防官の合格実績は以下のとおり。
- 2022年度:382名
・警察:実人数240名(延べ302名)
・消防:実人数142名(延べ181名) - 2021年度:400名
・警察:実人数262名(延べ313名)
・消防:実人数138名(延べ154名) - 2020年度:511名
・警察:実人数341名(延べ412名)
・消防:実人数170名(延べ203名)
実人数は実際に合格した人数のことで、延べ人数は1人で複数の試験に合格した場合、重複してカウントした人数ことです。
【関連記事】
⇒ 資格の大原と大原公務員専門学校の合格率・人数はどのくらい?
♦メリ⑥模試が受けられる
■コースのカリキュラムに含まれている
大原では毎年複数回、いろんな職種に合わせた模擬試験を実施しています。
これはコース受講生以外も受講することができますが、コース受講生であれば、模擬試験もカリキュラムに含まれています。
用意されているのは以下の職種に対応した模試。
- 東京都Ⅰ類B
- 特別区Ⅰ類
- 裁判所一般職
- 国税専門官
- 国家一般職
- 地方上級
- 市役所
- 警察官
- 消防官
また、択一式の模試だけでなく、論作文や専門記述試験に対応した模試も受けることが可能です。
■大原模試は的中率が高い
そして模試の成績表では、以下のような内容を知ることが可能。
- 得点
- 平均点
- 偏差値
- 順位
- 受験者数
- 正解率
- 得点分布
- 総合評価
こういうことが分かると、自分の今の立ち位置を把握することができるので、がぜんやる気スイッチが入ります。
また、大原の模試は的中率が高いことを売りにしているので、模試を解いた後にきちんと復習すればその知識が本番で活かされます。
ちなみに2022年度は100問以上的中したようです。
大原の講座を受けずに、模試だけ受けたい人は以下の記事を参照してください。
【関連記事】
⇒ 2024年度【公務員試験の模試日程】オススメ7社まとめて紹介
♦メリ⑦2次試験対策が充実
2次試験以降は主に人物試験が実施されますが、大原では筆記試験対策だけでなく、人物試験対策についてもカリキュラムに含まれています。
■動画講義と試験情報の閲覧
まず、個別面接や集団面接の際の心構えや、入退室方法、回答の仕方など基本的なことを講義動画にて学ぶことができるので、基本を押さえることができます。
また、大原ではこれまでに人物試験を受験した受験生の報告書が蓄積されており、通学生、通信生に関わらず、そのデータを閲覧することが可能。
これは大手であり、全国に校舎が点在しているからこそできることですね。
面接がどういった感じで進められていくのか、事前に知っておくとかなり有利になるのでこれはありがたい。
さらに、独学ではあまり情報が入ってこない国家公務員の官庁訪問についてもノウハウを知ることが可能です。
国家一般職などは「採用試験合格=内定」ではないので、必ず官庁訪問を実施する必要があります。
■面接カードの添削と模擬面接
そして、多くの官公庁の面接を受ける際に提出が必要となる面接カードについても添削をしてもらうことができます。
しかもコース生であれば何度でも添削可能なのでブラッシュアップが可能です。
さらに、模擬面接も受けることができますし、模擬面接は個別面接だけでなく、集団面接、集団討論、プレゼンなどにも対応しています。
つまり一通りの人物試験対策は大原でカバーできるということです。
♦メリ⑧単発でオンライン面接対策も可能
筆記試験の対策は自分でできるけど面接だけ練習したい。
大原の校舎が近くにない地域だけど、面接のアドバイスがほしい。
そんな人のために、大原ではコースの受講生かどうかに関わらず、単発でオンラインの面接対策を受けることができます。
エントリーシート・面接カードの添削や面接指導など、スマホやパソコンがあれば受講できます。
料金は25分3,000円。
Skypeにより実施するようです。
エントリーシートや面接カードは事前に送付が必要。
♦メリ⑨論作文の対策・添削あり
択一試験や面接試験ばかり気を取られて、論作文試験対策を疎かにしてしまうと痛い目を見ることに。
大原では論文対策も行っていますが、なんと使用する論作文テキストには実際の過去問が約4,000題収録されています。
これだけあれば志望先の自治体・官庁の過去問を見て傾向を知ることができますね。
また、講義だけでなく、論文の添削も行ってくれます。
添削する際に、問題がある点、問題がない点を項目一覧で明示してあるので、採点基準を理解しやすいです。
- 誤字・脱字・略字はないか
- 適性な段落構成になっているか
- 論理の一貫性はあるか
- 制限時間内であるか etc
この他にも様々なチェック項目があります。
♦メリ⑩休んでも大丈夫
教室通学や映像通学の場合、校舎まで通う必要がありますが、どうしても都合が悪く講義を受けられない場合も出てきますよね。
そういった時のために、大原ではWeb講義が標準装備されています。
Webでいつでも講義を視聴することができるので、体調不良などの場合でも、無理して通学する必要はありません。
通学講座のある他の公務員予備校では、欠席分をフォローしていない所もあるので、講義の抜けがない大原は安心ですね。
そしてこれ、復習にも使えます。
5.大原のデメリット
大原には大きなデメリットはありませんが、強いて挙げるなら以下の2つです。
- 通学講座の料金が高め
- 専門学校の方は規律が厳しい
♦デメ①通学講座の料金が高め
大原の通学講座の一般価格は、通信講座の価格と比べると高くなります。
ただ、通学講座になるとどこの公務員予備校も料金は高くなるので、大原が突出して高い訳ではありません。
逆を言うと、大原の通信講座(独学シリーズ)がWebオプションを付けたとしても安いのかもしれません。
ほかの公務員予備校との詳しい料金比較は後述しています。
♦デメ②専門学校の方は規律が厳しい
これは社会人・大学生向けの「資格の大原」ではなく「大原公務員専門学校」の話なので、あまり関係ないですが一応。
こちらの専門学校では授業の出席や、生活面での管理が少し厳しいようです。
まあ、受講生は18歳~20歳程度の学生が多いと思うので、遊びたい盛りの学生のためには少しくらい厳しい方がいい気はしますが。
6.大原の評判と口コミ
ここでは社会人・大学生向けの「資格の大原」に関する評判、口コミを紹介します。
インターネットなどにある評判、口コミの多くは「大原公務員専門学校」に関することなので混同しないように。
大原公務員専門学校の学生でさえ、間違って「資格の大原」について口コミを書いたりしています。
また、同じ講義を受けても、よかったと思う人がいれば悪かったと思う人もいるので、こういった評判・口コミは鵜呑みにせず、あくまで参考程度に捉えた方がいいです。
♦イマイチな評判
- 評判➀ 面接の予約がなかなか取れなかった
- 評判② スタッフの対応がよくなかった
- 評判③ 受講生が多いので質問しにくかった
- 評判④ 授業の開講時期が決まっているところ
- 評判⑤ 論文の指導が少ない
- 評判⑥ 模擬面接が少ない
- 評判⑦ サポートが少ない
- 評判⑧ 教室や自習室が混むことがあった
- 評判⑨ 講師の質に差がある
2次試験対策に不満を持つ意見がいくつか見られました。
「何度も面接練習を受けられて良かった」と挙げる人がいる一方で、模擬面接が少なかったという真逆な意見も見られました。
これは校舎や時期、年度によっても変わってくるかもしれません。
「スタッフの対応がよくなかった」という意見、実はどの公務員予備校の評判、口コミにもみられる意見です。
どこにでも一定数そういう人はいるんでしょうね。
♦いい評判
- 評判➀ 何度も面接練習を受けられて良かった
- 評判② 通信講座だったので、外出の際などスキマ時間に勉強することができて受験勉強と大学の両立ができた
- 評判③ 教材は毎年改訂されているので新しい情報で勉強できる
- 評判④ 料金は安くないが、合格できると考えれば高くない
- 評判⑤ テキストと動画講義は要点が上手くまとめてあるので分かりやすかった
- 評判⑥ 模擬試験が受けられるので本番の雰囲気を味わえる
- 評判⑦ 校舎の立地が良い
- 評判⑧ 分からないところも質問すればすぐに教えてくれた
- 評判⑨ 通信講座は講義のダウンロードもできるので、ネット環境整っていない場所でも勉強することができた
大原の教材や講義の評判は概ね良好なようです。
また、金額についても合格できるなら高くないという意見も。
確かに合格すれば元は取り返せるので、先行投資ですね。
立地については確かに駅に近い校舎が多いです。
たとえば大原新潟校は駅から徒歩30秒。
♦合格者の声(大原公式)
資格の大原のパンフレットに記載されている合格者の声をいくつか抜粋して紹介します。
■国家一般職・地方上級合格者(Sさん)
”大原に通って良かったことは、一番は情報面が充実していたことだと思います。
特に志望先に関する情報は、自分で調べることなく、先生からたくさん提供してもらえたので非常に助かりました。
受験に際し、大いに活かすことができました。
クラスセミナーでも受験に関する有益な情報をたくさん得ることができたので、きちんと参加してよかったと思います。”
■既卒・社会人合格者(Fさん)
”仕事をしながら公務員を目指す中で、気持ちの面まで親身に相談に乗ってくださり、大原の先生のおかげで最後まで諦めずに取り組むことができました。
周囲よりも時間が取れない中で、いつでもWeb講義で予習復習できたことがとても役に立ちました。
面接対策では社会人経験のアピールの仕方をきちんと指導していただけて非常に参考になりました。
大原を選んで本当に良かったです。”
■警察官合格者(Sさん)
”自習室を利用することが多かったですが、いつも勉強しやすい環境が整っていてよかったです。
志望先の情報を提供してもらい最大限活かすことができました。”
■消防官合格者(Yさん)
”論文での伝え方や、字の丁寧さなど、内容以外の点に関しても指導してもらえたところがよかったです。”
そのほかにも資料請求をすると受講生の意見を見ることができます。
7.他の公務員予備校との料金比較
♦18社を比較
ほかの公務員予備校と資格の大原の講座料金について比較しています。
各予備校いろんなコース・料金があるので、ここでは最も一般的なコースである国家一般職・地方上級程度をメインに目指すコースをピックアップして比較しています。
大原について、通学講座は「公務員合格コース」、通信講座は「国家一般職・地方上級合格プラン」のWeb講義オプション付きをピックアップしています。
※フォーサイトと公務員のライトは国家一般職・地方上級職メインのコースがないので料金を記載していません。
♦通学平均・通信安い
これを見ると、大原の通学講座の料金は平均的な価格帯と言えます。
30万を超えていると何となく高い印象を持ちますが、ほかと比べてみると普通ですね。
一方、大原の通信講座の料金は比較的安い方に分類することができます。
比較できる15社のうち6番目の安さ。
安過ぎても不安という人には、この価格帯はちょうどいいかもしれません。
8.他の公務員予備校との特徴比較
ここでは大原と同じく通学講座と通信講座の両方がある公務員予備校で、料金が近い4社をピックアップして特徴を紹介しています。
- EYE
・信頼できる高い合格率
・少人数制で面倒見がいい
・中堅私立大など様々な受講生が在籍 - 東京アカデミー
・校舎に合わせたコースとサービス
・Zoom講座があ
・夜間部・夜土部・土日部も - TAC
・網羅された面接対策
・技術職にも強い
・外務省専門職なら無双 - LEC
・校舎数が多い
・幅広い試験に対応
・定評のある教材 - 大原
・学習方法の選択肢が多い
・警察・消防にも強い
・初学者にも優しい数的処理対策
公務員予備校の規模でいうと、大原・東京アカデミー・LEC・TACが大手、EYEが中堅と分けることができます。
EYEは校舎が東京都内に3つしかないので、地方在住者の通学講義受講は厳しいです。
逆にLECと大原は校舎数が多く、通学で講義を受けやすいです。
大原であれば学習方法についても豊富な選択肢があります。
9.大原をオススメする人
「資格の大原」の公務員講座について紹介してきました。
これまでの説明を踏まえると、大原の公務員講座をオススメするのは以下のような人です。
- 数学を忘れて「数的処理科目が苦手かも」と思っている人
- 実績のある公務員予備校で学びたい人
- 人物試験対策を一通り受けたい人
- 勉強しながら模試も活用していきたい人
- 警察・消防を志望している人
いくつか該当すれば、大原の公務員講座はあなたに合うかもしれません。
大原は全国各地に校舎があり、学習方法の選択肢も多いので、たくさんの受験生が大原を利用しています。
そのためノウハウも多く詰まっており、受講生になればあなたもそのノウハウを享受することができます。
気になる方は、大原の公式ホームページを覗いて資料請求することをオススメします。
資料にはより詳しいコースの内容などが書かれており、志望する職種によっても届く資料は違います。
資料請求は無料ですし、請求後はすぐに届きます。
10.資料請求する
資料請求の方法は簡単です。
- 公式HP上部の資料請求フォームから必要事項を入力
- 希望する資料を選択(5つまで可能)
- 現時点で希望する学習形態を選択
- [確認画面へ] ⇒ [送信する]
以上で大原の資料が送られてきます。
【★資料請求★】
⇒ 資格の大原の公式HP