惜しくも公務員試験に落ちた。どうする?→官公庁でアルバイトしなさい!

もしかして公務員試験を落ちてしまいましたか?

この記事を見ている人の中には、公務員試験に落ちてこれからどうすればいいか、不安でたまらない人もいるかもしれません。

既卒で受かるのだろうか?

高齢で受かるのだろうか?

心配だらけだと思いますが、そんなに悩む必要はありません。

この記事では公務員試験に落ちた場合、官公庁でアルバイトすることを推奨しますが、詳しくは後述します。

【この記事を書いた人】
政令市の消防士と行政職、町役場を経験
公務員試験は独学・予備校両方で合格を経験
YouTube ハチサン公務員

目次

  1. 既卒ても受かる
  2. アルバイトのすすめ
  3. ★官公庁でアルバイトをしましょう!
  4. まとめ

1.既卒でも受かる

公務員試験は既卒でも普通に受かります。

合格者は既卒だらけです。

既卒がうじゃうじゃいます。

私はこれまでに何度も公務員試験に合格し、政令指定都市の消防士、町役場の行政職員、政令指定都市の行政職員と3つの職場で働いてきましたが、既卒の合格者は腐るほどいました。

むしろ、政令指定都市の消防士と町役場職員時代の同期で、現役で合格した人はほんの一握りでした。

なので次年度にまた公務員試験を受験するガッツさえあれば、合格することは十分可能です。

【関連記事】
⇒【予備校通っても公務員試験に落ちる人の特徴】主体的な独学者が強い

2.アルバイトのすすめ

惜しくも試験に不合格だった人は、勉強しながらアルバイトをすることをオススメします。

※もちろん筆記試験で手応えが全然なかった人は勉強に専念してください。

勉強とアルバイトの併用をオススメする理由は以下の3つです。

  1. 収入を得ることで心に余裕を持たせる
  2. 面接時のエピソードが増える
  3. 社会と繋がっていることを実感できる

①収入を得ることで心に余裕を持たせる 

既卒で勉強だけに集中すると、どんどん貯金が減っていくので、「もし試験に落ちたらどうしよう。」と不安が襲ってくることも。

少し収入があるだけでも、貯金の減るスピードが遅くなるので、心に余裕を持つことができます。

②面接時のエピソードが増える 

単純に、勉強とアルバイトの併用をしていた方が、勉強に専念している人より面接時に話せるエピソードが多くなり、話が広がります。

試験勉強のエピソードはちょっと弱いです。

③社会と繋がっていることを実感できる 

これは経験者じゃなければ分からないと思いますが、既卒で働かず試験勉強だけに集中すると、孤独感とそれによるストレスが頻繁に押し寄せてきます。

「周りの友達は働いているのに、自分だけ働かずに勉強だけ。。。」

アルバイトでも働くことで社会と繋がりを持つことができ、気分転換にもなります。

3.★官公庁でアルバイトをしましょう!

しかし、アルバイトと言っても何でも良い訳ではありません。

私が激しく推奨するのは志望先の官公庁(県庁や市役所、国の出先機関など)でのアルバイト(会計年度職員や臨時職員など)です。

なぜなら、面接試験で爆発的にその効果が発揮されるからです。

※官公庁での非正規職員は、会計年度職員や臨時職員など呼び方がばらばらで、雇用形態や就業時間も違いますが、この記事では分かりやすいようにあえてアルバイトと呼びます。

官公庁でのアルバイトをオススメする理由 

  1. 実際に志望先で働いているエピソードを話すことができる
  2. 官公庁で働いていることが面接官への担保となる
  3. 面接官と顔見知りになることがある
  4. 採用後にスムーズに働くことができる

1.実際に志望先で働いているエピソードを話すことができる

志望先で既に働いているということは、かなり大きなアドバンテージです。

実際に志望先で働いている中で心掛けていること、感じたこと、改善した方がいいと思うことなど、面接で話せる内容がかなり増えます。

なにより、普通の受験生は志望先について、想像で話すことしかできないですが、志望先で就労経験があれば、実際に経験したことを基に話をすることができるので説得力が格段に上昇。

例えば、「窓口で困っている住民がいる場合どうしますか?」という質問が面接であったとします。

普通の受験生なら「私は○○します。」という返答になりますが、実際に働いた経験があれば、たとえ同じ内容でも「私はいつも○○のような対応を心掛けています。」と説得力のある回答をすることが可能です。

2.官公庁で働いていることが面接官への担保となる

官公庁でアルバイトをする場合、最初に簡単な面接があるので、その面接に受からないといけません(新規採用職員の面接ほどガチガチな面接ではない)。

つまり、志望先でアルバイトの経験があるということは、アルバイトではあるものの、既に官公庁の面接試験に合格した経験があるということなので、面接官としては「一度面接に合格した人」という安心感があります。

さらに「公務員の仕事は楽勝で簡単!」というイメージを持った受験生とは違い、アルバイトでも官公庁で働いた経験がある人は「公務員の大変さも知っている人」というふうにプラスの印象を面接官に与えることができます。

そのため、志望先の官公庁でアルバイトをすることがベストですが、もしも求人がない場合は、別の官公庁でアルバイトしても構いません(県庁志望だが市役所でアルバイトをするなど)。

3.面接官と顔見知りになることがある

これは小さい自治体ほど威力を発揮します。

職員数が少ない自治体の場合、人事課の職員や面接官ともアルバイト中に顔見知りになることがあります。

コネ採用がないとしても、面接試験の際、「うちの職場にアルバイトで来ている子か。」と少し身内目線の印象は持ってくれると思いますし、他の受験生より確実に親しみは持ってくれるはずです。

実際に、私が職員として町役場で働いていた頃、アルバイトで来ていた子はたくさんの職員と知り合いになり、翌年の新規採用試験で見事合格していました。

【関連記事】
⇒公務員試験にコネ採用はあるのか。リアルなコネ採用4パターン

4.採用後にスムーズに働くことができる

これは採用後の話ですが、アルバイトで働いた経験があると、簡単な事務処理や庁舎内の場所の把握、電話機の使い方などを既に覚えているので、真っ新な新規採用職員に比べ、スムーズに新しい職場に馴染むことができます。

実際に面接であったやり取り 

私が臨時職員として働きながら二次試験の面接を受けたときの実際のやり取りです。

面接官:「○○さんは現在うちの○○課で臨時職員をされているんですね。」

私:「はい、今日は昼からお休みをもらい、○○課の皆さんから応援してもらい、この面接試験に臨んでいます!」

面接官:(笑いながら)そうなんですね。では是非頑張ってくださいね(笑顔)」

どうですか?

このやり取りを見ただけでも、志望先で働いているということは面接官に良い印象を与え、プラスに作用していることが分かるはずです。

4.まとめ

このように公務員試験に落ちてしまった場合は、志望先の官公庁でアルバイトをしながら勉強を続けていくことが有効です。

しかし、それはあくまでも前回の試験に落ちた際に、ある程度手応えがあった場合です。

筆記試験が全然ダメだった人はもちろん、アルバイトをせず勉強に集中してくださいね。

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