全日本情報学習振興協会ってどんな団体?何をしている協会なの?

検定試験を受けようと思ったり、講座を受講しようと思った時に「全日本情報学習振興協会」という名前を知った人は多いかもしれません。

でも聞き慣れない協会なので、いったいどんな協会なのか気になる人はきっといるはず。

そこで今回は「全日本情報学習振興協会」がどんな協会なのかをまとめました。

【この記事を書いた人】
政令市の消防士と行政職、町役場を経験
公務員試験は独学・予備校両方で合格を経験
YouTube ハチサン公務員

目次

  1. 全日本情報学習振興協会とは
  2. 全日本情報学習振興協会の主な4事業
  3. おわりに

⇒ 全日本情報学習振興協会公式HP

1.全日本情報学習振興協会とは

全日本情報学習振興協会の基本 

全日本情報学習振興協会の正式名称は「一般財団法人全日本情報学習振興協会」です。

何をしている団体かというと、やってるのは主に以下の4つの事業。

  • 検定試験の開催
  • 情報学習者向け出版物の刊行
  • 講習会・研修の実施
  • SMART合格講座の運営

中でも実施している検定試験の数は国内No.1。

大企業の社員も大勢検定を受験しているようです。

沿革 

平成6年10月に現在の前身である「全日本情報教育検定協会」が設立されました。

その5年後の平成11年10月に文部大臣の許可を受け、「財団法人全日本情報学習振興協会」が設立。

さらにその15年後、平成26年に現在の「一般財団法人全日本情報学習振興協会」として移行登記がなされました。

前身の全日本情報教育検定協会が設立されたのが平成6年なので約30年の歴史があります。

もともと「児童から高齢者まで幅広く受験ができるパソコンの検定試験を実施したい」といいう思いから、設立された団体のようです。

今ではその他の事業にも派生しています。

所在地 

全日本情報学習振興協会は本店と事業所があり住所は以下のとおり。

  • 本店
    東京都千代田区九段南1-5-6
  • 検定運営事業所
    東京都千代田区神田三崎町3-7-12 清話会ビル5階

ともに東京の千代田区に位置しています。

本店は九段下駅のすぐ近くで、日本武道館の側です。

検定運営事業所は水道橋駅、そして東京ドームの近くにあります。

SNS 

全日本情報学習振興協会ではYouTubeチャンネルとX(Twitter)を運営しています。

YouTubeでは検定の案内や解答速報などが上げられています。

現在登録者は2,000人を超えているようです。

X(Twitter)については最近更新されていない様子。

【関連記事】
⇒ 【公務員なろうかな】おすすめ職種・職業を9個の動機別に紹介

2.全日本情報学習振興協会の主な4事業

全日本情報学習振興協会は主に以下の4つの事業を展開しています。

  1. 検定試験の開催
  2. 情報学習者向け出版物の刊行
  3. 講習会・研修の実施
  4. SMART合格講座の運営

①検定試験の開催 

全日本情報学習振興協会は情報系の検定を中心に数多くの検定試験を実施しているようです。

  • 個人情報保護士認定試験
  • 個人情報保護実務検定
  • マイナンバー保護士認定試験
  • マイナンバー実務検定
  • 情報セキュリティ管理士認定試験
  • 情報セキュリティ初級認定試験
  • DXパスポート試験
  • DX推進アドバイザー認定試験
  • DXオフィサー認定試験
  • 働き方マスター試験
  • 働き方マネージャー認定試験
  • 労働法務士認定試験
  • 会社法法務士認定試験
  • 民法法務士認定試験
  • インバウンド実務主任者認定試験
  • 企業危機管理士認定試験
  • 認定ハラスメント相談員Ⅰ種試験
  • ハラスメントマネージャーⅠ種認定試験
  • 女性活躍マスター試験
  • 観光検定
  • 労働安全衛生マネージャー認定
  • 日本知識力検定
  • 【AI検定】AI活用アドバイザー認定試験
  • パソコン技能検定Ⅱ種試験
  • パソコン検定 タイピング試験
  • パソコン技能検定エクセル試験
  • パソコン技能検定Ⅱ種試験・パソコンインストラクター資格認定

検定試験の合格者数は累計150万人を突破。

単純平均すると毎年5万人以上が全日本情報学習振興協会主催の検定試験を受験していることになります。

検定試験は全国の主要都市およびオンラインで受験できるようです。

②情報学習者向け出版物の刊行 

全日本情報学習振興協会は検定試験を数多く実施しているということで、試験に関連した参考書も多く出版しています。

多くの参考書はamazonで購入が可能です。

検定の実施協会が発行している公式の書籍なので買って損はないですね。

③講習会・研修の実施 

全日本情報学習振興協会検定試験の実施や参考書の出版だけでなく、講習会や研修も実施しています。

対象者や講習内容はさまざま。

  • 試験の合格者対象のアップグレード講習
  • 無料講演会の開催
  • Web学習システムによる遠隔地講習
  • 高校・専門学校教師向けの講習会
  • 生涯学習向け講習会
  • 官公庁向け講習会
  • 一般企業向け講習会

情報セキュリティの講習、マイナンバー法の指導、ロボット・パソコン指導などが実施されています。

また、オンラインにて講演会も定期的に実施しているようです。

④SMART合格講座の運営 

全日本情報学習振興協会は「SMART合格講座」という通信講座も開講しています。

こちらは全日本情報学習振興協会が実施している検定試験に限らず、行政書士試験や社会保険労務士試験、公務員試験など、公的機関実施の試験に対応した講座もあります。

開講している通信講座は以下のとおり。

  • 行政書士
  • 民法法務士
  • 国家試験対策民法
  • ビジネス実務法務検定試験Ⓡ
  • 労働法務士
  • 会社法法務士
  • 社会保険労務士
  • 宅地建物取引士
  • 企業危機管理士
  • ファイナンシャルプランニング技能検定
  • 気象予報士
  • 個人情報保護士
  • 個人情報保護実務検定
  • マイナンバー実務検定
  • マイナンバー保護士
  • 働き方マネージャー
  • 働き方マスター
  • インバウンド実務主任者
  • 女性活躍マスター
  • 情報セキュリティ管理士
  • 情報セキュリティ初級
  • ITパスポート
  • QC(品質管理)検定
  • DXパスポート
  • DX推進アドバイザー
  • DXオフィサー
  • パソコンタイピング検定
  • SPIテスト
  • 国家公務員試験 総合職
  • 国家公務員試験 一般職
  • 声優能力検定

「SMART合格講座」は用意されている動画教材を視聴して学習を進めていくスタイル。

視聴は3年間有効なので焦らず学習できますね。

⇒ SMART合格講座公式HP

【関連記事】
⇒【SMART合格講座の公務員講座】評判やメリットは?元公務員が解説

3.おわりに

全日本情報学習振興協会がどういう団体なのか紹介しました。

検定試験、資格試験など試験に関する業務を主な事業としている協会です。

全日本情報学習振興協会の知名度はそれほど高くないですが、意外と約30年の歴史がありました。

怪しい団体ではないので、安心して検定を受けたり講座を受講したりしてください。

全日本情報学習振興協会が実施する検定試験を受験したい方、SMART合格講座を受講したい方は公式ホームページからどうぞ。

⇒ 全日本情報学習振興協会公式HP
⇒ SMART合格講座公式HP

【関連記事】
⇒ 趣味・特技一覧【315連発】履歴書・エントリーシートの参考に