多くの公務員試験で実施されている論文試験。

どの参考書で学習すればいいか迷いますよね。

そこで今回は、私が実際に所有している論文試験対策の参考書17冊をピックアップして、メリットやデメリットを交えて1冊ずつ紹介します。

参考書選びに役立ててください。

ちなみに私は論文、大の苦手でした。

【この記事を書いた人】
政令市の消防士と行政職、町役場を経験
公務員試験は独学・予備校の両方を経験
YouTube ハチサン公務員

目次

  • 紹介する参考書リスト
  • 論文試験の参考書17連発
  • オススメの参考書
  • まとめ

1.紹介する参考書リスト

紹介するのは以下の17冊です。

  1. 『採点官はココで決める!社会人・経験者の合格論文&面接術』
  2. 『公務員試験 寺本康之の小論文バイブル』
  3. 『絶対決める! 実戦添削例から学ぶ 公務員試験 論文・作文』
  4. 『公務員試験 論文・面接で問われる行政課題・政策論のポイント』
  5. 『地方上級・国家一般職 (大卒)市役所上・中級 論文試験 頻出テーマのまとめ方』
  6. 『公務員試験 現職採点官が教える!合格論文術』
  7. 『公務員試験 小論文の秘伝』
  8. 『内定プラス 小論文&作文』
  9. 『公務員試験 受験ジャーナル』
  10. 『サクセス! 小論文&作文』
  11. 『公務員試験 無敵の論文メソッド』
  12. 『9割受かる!公務員試験「作文・小論文」の勉強法』
  13. 『大卒警察官合格論文はこう書く!』
  14. 『よくわかる!公務員試験 [中・上級] のための論作文術』
  15. 『合格する消防官採用論文のポイント』
  16. 『地方上級チャートで見た 論文実践講座』
  17. 『1週間で書ける!! 公務員合格作文』

※2023年12月現在で何年も内容が改訂されておらず情報が古くなっている⑩~⑰の参考書よりも、改訂が行われている①~⑨の中から購入することをおすすめします。

2.論文試験の参考書17連発

メリット・デメリットを交えて17冊を順に紹介していきます。

下に書いてある解答例とは「少子化問題」や「災害対策」など、例題に対する解答例の数です。

※見出しの数字①~⑰は単に紹介している順番です。

※参考書は改訂などでページ数や内容が変わることがあります。
 最新の情報はご自身で確認してください。

①『採点官はココで決める!社会人・経験者の合格論文&面接術』

  • 発行所 :実務教育出版
  • 著者  :春日文生
  • ページ数:約40ページ / 約230ページ
  • 解答例 :5例
  • ひとこと:社会人経験者向け

メリット

  • 珍しい社会人経験者に向けた参考書
    • 社会人経験者に向けて、論文試験の解説をしている参考書は少ないです。
      一般採用にはない経験者採用向けの例題と解答例が掲載されています。
  • 論文以外にも総合的な対策ができる
    • 論文試験以外にも、経験者採用試験の概要や対策について書かれています。
      主に、エントリーシート、論文、面接対策についてまとめられています。

デメリット

  • 論文対策のボリュームはそこまでない
    • 論文対策以外についても書かれているので、純粋な論文パートは40ページ程度です。
      メインは面接対策で約80ページ程度。
  • 特に解答例の数が少ない
    • 論文パートが40ページ程度なので仕方がないのですが、解答例が5例しか掲載されていません。
      参考にするには少し物足りない。

②『公務員試験 寺本康之の小論文バイブル』

  • 発行所 :エクシア出版
  • 著者  :寺本康之
  • ページ数:約350ページ
  • 解答例 :25例
  • ひとこと:ハンバーガー

メリット

  • 分かりやすい論文構成を紹介
    • ハンバーガーライティングというシンプルな論文構成を紹介しています。
      真似しやすく、使いやすい構成です。
      ハンバーガーライティングの解説もイラストを用いており、分かりやすくなっています。
  • 官公庁の取り組みを紹介
    • 各テーマごとに国や自治体の取り組みを簡単に紹介し、それについての詳細リンクをURLと共にQRコードで掲載しています。
  • 見やすいレイアウト
    • 大きな見出しや適度なカラー、イラストが使われており、白黒で文字のみの参考書に比べて読みやすいです。

デメリット

  • 例題への知識的な解説は少ない
    • 例題⇒構成⇒答案例という流れでまとめらています。
      そのため、例題に対する背景や問題点などの解説は少ないです。

③『絶対決める! 実戦添削例から学ぶ 公務員試験 論文・作文』

  • 発行所 :会社新星出版社
  • 著者  :石井秀明
  • ページ数:約190ページ
  • 解答例 :24例
  • ひとこと:7日でマスター

メリット

  • ネタの転用方法が分かる
    • 自分で準備したネタの転用方法を紹介しています。
      これを知っておけばいろいろな課題でネタを使い回すことができます。
  • 文章の改善点を把握しやすい
    • 答案例について、文章や段落ごとに赤字でアドバイスが書かれていたり、添削・修正された答案が掲載されていたりするので、どういうところを改善すべきなのか把握しやすいです。

デメリット

  • 上級・初級の併用
    • 上級試験と初級試験の対策が1冊にまとめられているため、上級試験を受ける人には、余計な部分もあります。
  • 例題に対する背景的な解説が少ない
    • 課題・例題に対する背景、問題点などの知識的な解説はあまりありません。

④『公務員試験 論文・面接で問われる行政課題・政策論のポイント』

  • 発行所 :実務教育出版
  • 編著者 :高瀬淳一
  • ページ数:約180ページ
  • 解答例 :0例
  • ひとこと:「速攻の時事」のレイアウトに似てる

メリット

  • 他とは違う知識を得ることができる
    • 一般的な参考書は「少子化対策」「地域コミュニティ」など具体的な課題を取り上げることが多いです。
      一方こちらの参考書は「コスト」「公共性」「ニーズ」など、行政で使用される用語の使い方や考え方について50項目まとめられています。
      こういった用語を理解することで、どの課題でもその知識が応用できます。
  • 一般論文以外にも対応
    • この参考書に書かれている用語の知識は、本のタイトルどおり、国家総合職で課される政策課題討議や、政策論文にも活用することができます。
  • カバーがなく使いやすい
    • 本の外カバーがなくて使いやすいです。

デメリット

  • 他の参考書も必要
    • 基本的な文章の書き方や、具体的な解答例はほとんど書かれていません。
      これ1冊で論文を学ぶというよりも、時間がある人が2冊目に買う感じがいいかも。

⑤『地方上級・国家一般職 (大卒)市役所上・中級 論文試験 頻出テーマのまとめ方』

  • 発行所 :実務教育出版
  • 著者  :吉岡友治
  • ページ数:約320ページ
  • 解答例 :22例
  • ひとこと:他とは違う参考書

メリット

  • 論文参考書のロングセラー
    • 公務員試験の論文の参考書としてはかなり長く売れている本です。
      2002年度版から毎年度出版されており、信頼され続けている参考書です。
  • 圧倒的な情報量
    • 約320ページのボリュームがあり、そのほとんどが課題の背景や現状などに対する解説です。「災害対策」「行政の役割」などの各テーマに対する深い知識を得ることができます。

デメリット

  • 文章の書き方などの記載は少ない
    • 文章の書き方や論文の構成については数ページのみです。
  • 文字が多すぎる
    • 圧倒的な情報量は、知識が多く習得できるメリットである反面、すべて読むには時間がかかってしまいます。
      読むために時間を捻出する必要あり。

⑥『公務員試験 現職採点官が教える!合格論文術』

  • 発行所 :実務教育出版
  • 著者  :春日文生
  • ページ数:約240ページ
  • 解答例 :11例
  • ひとこと:現職採点官

メリット

  • 論文試験とは何かを知ることができる
    • 論文試験の目的や、学者の論文との違いなど、論文試験に対する基本的な考え方から書かれています。
  • 見やすくボリュームのある「論文の書き方
    • 論理の展開方法から受験時の微調整まで、具体的な「論文の書き方」が約60ページかけて解説されています。
      大きい見出しを使いながら、基本的に2ページで1つの項目が説明されており、視覚的に分かりやすいです。
  • 答案例にある評価と講評
    • 11の例題に対する合格答案例それぞれに評価と講評が付いているので、論文がどんな評価をされるのか参考になります。

デメリット

  • 講評が少ない
    • メリットに挙げた評価・講評ですが、せっかく記載があるのにあまり細かくは書かれていません。

⑦『公務員試験 小論文の秘伝』

  • 発行所 :TAC出版
  • 著者  :山下純一
  • ページ数:約300ページ
  • 解答例 :32例
  • ひとこと:山ちゃんの絵と実物写真が似ている

メリット

  • 会話調でとっつきやすい
    • 山ちゃん、A君、Kさん、3人のキャラクターが登場します
      。例題が出され、それに対して3人でブレインストーミング(話し合ってアイデアを出し合う)を行い、A君とKさんが答案を書き、山ちゃんが講評するという流れです。
      淡々と説明されている参考書が苦手な人には向いているかも。
  • バランスのいい内容
    • 上記のとおり例題に始まり、ブレインストーミングでの解説、1~2つの答案例、講評、というセットで1つのテーマが完結しています。
      それが全部で25テーマ収録されているので、これ1冊である程度論文を理解することができます。
  • 過去問がたくさん掲載されている
    • 巻末に過去の出題内容が、約50ページかけて掲載されています。
      国家一般職、都道府県庁、政令指定都市、市役所の過去問が掲載されおり、自分の志望先があれば参考になります。

デメリット

  • 文章の書き方などの説明はあまりない
    • 例題、ブレインストーミング、答案、講評の部分がメインなので、文章の書き方自体には、あまりページが割かれていません。

⑧『内定プラス 小論文&作文』

  • 発行所 :会社新星出版
  • 著者  :喜治賢次
  • ページ数:約190ページ+別冊
  • 解答例 :56例
  • ひとこと:別冊が付いている

メリット

  • 解答例の数が圧倒的
    • 56の解答例が掲載されているので、様々なテーマを書く際に参考となります。
  • 時事用語の別冊が付いている
    • 重要時事用語BOOKが付録として付いています。
      64の時事ネタがコンパクト(1ページに2つ)にまとめられており、使いやすいです。
  • 言葉の正誤や同意語などが分かる
    • 言葉の正誤表や同意語、反対語など一覧で掲載されています。

デメリット

  • 民間企業対策との併用
    • 公務員受験者だけではなく、民間企業志望者にも対応した参考書です。
      そのため、出題テーマや解答例の中には、公務員試験ではあまり出題されなさそうなものも含まれています。

⑨『公務員試験 受験ジャーナル』

  • 発行所 :実務教育出版
  • 著者  : ー
  • ページ数:約130ページ
  • 解答例 :ー
  • ひとこと:表紙がオシャレ

メリット

  • 旬な情報をゲットできる
    • 定期号、特別企画、別冊を合わせると毎年12冊発行している公務員試験の情報誌です。
      試験に関するタイムリーな情報を得ることができます。
      論文試験対策が特集されることがあります。
  • 添削サービス
    • 年6回(Vol.1~Vol.6)の定期号には論文用紙が付属しています。
      この用紙に論文を書き上げて郵便で提出すれば、添削を行ってくれます(有料)。
      詳細は「論文道場」というコラムに記載されています。
      添削をしてもらったことがない人は、是非活用してみてください。

デメリット

  • 論文専門の参考書ではない
    • あくまで公務員試験の情報誌なので、深く論文について学びたい方は他の参考書も併せて購入することをオススメします。
  • 公安系公務員の情報はあまりない
    • 国家総合職、国家一般職、地方上級、市役所上級などの情報がメインなので、警察官や消防官などの情報はあまり掲載されていません。

⑩『サクセス! 小論文&作文』

※ここ数年改訂・増版がないのでおすすめしません

⇒『サクセス! 小論文&作文』

  • 発行所 :新星出版社
  • 著者  :喜治賢次
  • ページ数:約180+別冊
  • 解答例 :56例
  • ひとこと:内定プラスの旧バージョン

メリット

  • 解答例の数が圧倒的
    • 56の解答例が掲載されているので、様々なテーマを書く際に参考となります。
  • 言葉の正誤や同意語などが分かる
    • 言葉の正誤表や同意語、反対語など一覧で掲載されています。

デメリット

  • 『内定プラス 小論文&作文』の旧バージョン
    • 先に紹介した『内定プラス 小論文&作文』の旧バージョンです。
      私は両方とも所有していますが、ほとんど内容は同じなので、いまから購入を考えるのであれば、こちらではなく『内定プラス 小論文&作文』の方をオススメします。
  • 民間企業対策との併用
    • 『内定プラス 小論文&作文』と同様です。公務員受験者だけではなく、民間企業志望者にも対応した参考書です。
      そのため、出題テーマや解答例の中には、公務員試験ではあまり出題されなさそうなものも含まれています。

⑪『公務員試験 無敵の論文メソッド』

※ここ数年改訂・増版がないのでおすすめしません

⇒『公務員試験 無敵の論文メソッド』

  • 発行所 :実務教育出版
  • 著者  :鈴木鋭智
  • ページ数:約130ページ
  • 解答例 :8例
  • ひとこと:ガッカリ思考をスッキリ思考に

メリット

  • ガッカリ答案から学べる
    • 固定観念や思い込みなどでつい書いてしまいそうな文章を事例に挙げ、それに対するツッコみや違う見方、アドバイスが書かれています。
      「たしかに」と思うようなことも書かれており、広い視野・思考を持つことができます。
  • ボリュームが抑えられており取り組みやすい
    • ページ数が他の参考書より少なく、イラスト付きで抵抗なく読み進めることができます。
      参考書の「はじめに」でも気楽に読んでもらえるようにページ数を最小限にしたと書かれています。

デメリット

  • 前置きがないところもある
    • 最初に例題を示して、それに対する「ガッカリ答案」を紹介している章がある一方で、課題や例題を示さずいきなり「ガッカリ答案」と書かれている部分もあるので、何の問題についての解答?と戸惑う部分もあります。
  • 解答例が少ない
    • 掲載されている解答例が8例のみで、他の参考書に比べると少ないです。

⑫『9割受かる!公務員試験「作文・小論文」の勉強法』

※ここ数年改訂・増版がないのでおすすめしません

⇒ 9割受かる!公務員試験「作文・小論文」の勉強法

  • 発行所 :KADOKAWA
  • 著者  :鈴木俊士
  • ページ数:約220ページ
  • 解答例 :0例
  • ひとこと:小さくシンプルな見た目

メリット

  • 文章の書き方が基本から丁寧に書かれている
    • 敬語や原稿用紙の使い方など、忘れがちな基本的なことから書かれています。
      基本のキとして導入するにはオススメです。
  • 見やすく・読みやすい
    • 文字が詰め込め過ぎて読む気が失せる参考書がよくありますが、こちらはページ内の文字数が適度で、レイアウトもシンプルなので読みやすいです。
      サイズも小さく文庫本感覚で読めます。

デメリット

  • 参考となる解答例がない
    • 模範解答が1つも掲載されていないので、最終的にどのように仕上げればいいのかイメージが湧きづらいです。
  • 人によっては物足りないかも
    • 基礎から書かれているので、文章の基本が分かっている人には少し物足りないかもしれません。

⑬『大卒警察官 合格論文はこう書く!』

※ここ数年改訂・増版がないのでおすすめしません

⇒『大卒警察官 合格論文はこう書く! 』

  • 発行所 :実務教育出版
  • 著者  :資格試験研究所
  • ページ数:約210ページ
  • 解答例 :25例
  • ひとこと:警察官志望者向き

メリット

  • 警察官志望者に特化している
    • 「青少年犯罪の対策」など警察官採用試験で出題されそうな例題を多く扱っています。
      模範解答も警察目線の内容で書かれています。
  • 47警察本部の過去の出題例が載っている
    • 付録として、47都道府県の警察試験における過去問が、数年分掲載されています。
      また、例題・答案例も採用試験で出題された問題に基いています。

デメリット

  • 文章の書き方については記載なし
    • 例題⇒それに対する考え方⇒答案例という構成です。
      基本的な文章のルール、書き方などは書かれていません。
  • 具体性にやや欠けるところも
    • 警察官の論文参考書にしては、警察の取り組みや業務内容についてそこまで具体的に触れられていません。

⑭『よくわかる!公務員試験 [中・上級] のための論作文術』

※ここ数年改訂・増版がないのでおすすめしません

⇒『よくわかる! 公務員試験(中・上級)のための論作文術』

  • 発行所 :土屋書店
  • 著者  :土屋書店編集部
  • ページ数:約190ページ
  • 解答例 :18例
  • ひとこと:バランスがいい

メリット

  • 1冊で基本が学べる
    • 公務員試験の概要、文章の書き方、論文の組み立て方、解答例が収録されているため、これ1冊で基本が押さえられます。
  • 例題に対する背景的な解説もある
    • 例題の部分についても「例題⇒解説⇒解答例」とバランスよくまとまっています。
  • 関連用語が学べる
    • 各例題ごとに関連する用語がまとめてあるので、例題の解答例と同時に、関連用語の知識も習得できます。

デメリット

  • 内容が少し古いところがある
    • 出版が2014年10月なので、ところどころ古いデータなどが出てきます。
      例えば、SNSでmixiの紹介をしたり、2011年の合計特殊出生率が話題に出てきたり。

⑮『合格する消防官採用論文のポイント』

※ここ数年改訂・増版がないのでおすすめしません

⇒『合格する消防官採用論文のポイント』

  • 発行所 :公職研
  • 著者  :公務員試験論文研究会
  • ページ数:約170ページ
  • 解答例 :50例
  • ひとこと:消防官志望者向け

メリット

  • 消防目線の解答例
    • 例題に対し、消防の業務や役割を意識した解答例が示されています。
      また「豪雨に強いまちづくり」のような消防色の強い課題だけでなく、「地域社会と高齢者介護」のような一般的な例題に対しても、消防目線の切り口で解答例が書かれています。
  • 消防論文と一般論文の両方記載
    • 消防目線の解答例だけでなく、一般的な解答例も各例題ごとに載っています。
      そのため50程度の解答例を参考にすることができます。

デメリット

  • 2013年以降改訂なし
    • 2013年を最後に改訂されていません。そのため、解答例に古い内容が書かれている部分もあります。
  • 文字のみ
    • 図やグラフ、写真、カラーがほとんどなく、文章のみの味気ない構成になっています。

⑯『地方上級チャートで見た 論文実践講座』

※ここ数年改訂・増版がないのでおすすめしません

⇒『地方上級チャートで見た論文実践講座』

  • 発行所 :公職研
  • 著者  :公務員試験論文研究会
  • ページ数:約220ページ
  • 解答例 :48例
  • ひとこと:2つの解答例

メリット

  • 1つの例題に2つの解答例
    • 取り上げられている例題すべてに対して、論文例A・論文例Bのように2つの解答例が掲載されています。そのため、1つの例題に対して、多面的な切り口で考えることができます。
  • 解答例が非常に多い
    • 先に述べたとおり、1つの例題で2つの解答例が示されており、なおかつ例題が24テーマ取り扱われています。
      48もの解答例が載っているため、論文を書く際、参考にするには申し分のない量です。

デメリット

  • 2012年から改訂なし
    • こちらは2012年に発行されていますが、その後、改訂がされていないので内容に古い部分もあります。
  • レイアウトが単調
    • カラー、大きな見出し、イラストなどがほとんどなく、読み続けると疲れるかも。

⑰『1週間で書ける!! 公務員合格作文』

※ここ数年改訂・増版がないのでおすすめしません

⇒『1週間で書ける!! 公務員合格作文』

  • 発行所 :三修社
  • 著者  :中村一樹
  • ページ数:約180ページ
  • 解答例 :24例
  • ひとこと:何度も増刷されている

メリット

  • 便利なテクニックの紹介
    • 知識がないときのごまかし方や、あらゆる場面に使える主張など、地味にありがたいテクニックが紹介されています。
  • 例題⇒解答例」の分かりやすい構成
    • 一つ一つの例題が「問題⇒ヒント⇒答案構成⇒解答例」と順序だって解説されており、なおかつ見やすいレイアウトのため理解しやすいです。

デメリット

  • 解答例が古いところがある
    • 増刷は2017年にされていますが、最後の改訂は、2011年。
      解答例を見ると少し古く感じるところがあります。
  • 及第点(とりあえず合格ライン)ねらい
    • この参考書では、どの課題でも応用できる主張などを紹介していますが、その代わり、それを多用すると具体性や独自性は薄くなります。
      参考書の冒頭でも「100点満点を目指したものではない」と記載されています。

3.オススメの参考書

論文の参考書は人によって合う合わないがあるので、何を基準に選ぶかでオススメは変わってきます。

そこでいくつかの基準に分けて、オススメを紹介しているので参考にしてください。

おすすめするのは以下の9冊の中から。

  • 『採点官はココで決める!社会人・経験者の合格論文&面接術』
  • 『公務員試験 寺本康之の小論文バイブル』
  • 『絶対決める! 実戦添削例から学ぶ 公務員試験 論文・作文』
  • 『公務員試験 論文・面接で問われる行政課題・政策論のポイント』
  • 『地方上級・国家一般職 (大卒)市役所上・中級 論文試験 頻出テーマのまとめ方』
  • 『公務員試験 現職採点官が教える!合格論文術』
  • 『公務員試験 小論文の秘伝』
  • 『内定プラス 小論文&作文』
  • 『公務員試験 受験ジャーナル』

最後には現時点での私個人のオススメ3冊も紹介しています。

5つの項目でピックアップ

ページ少なめ・手軽に学びたいなら(ページが多いのはしんどい人)

⇒ 絶対決める! 実戦添削例から学ぶ 公務員試験 論文・作文

解答例の多さで選びたいなら(書くときに多くの見本がほしい)

⇒ 内定プラス 小論文&作文56例

課題に対する背景・現状などの解説がほしいなら(知識を身に付けたい)

読みやすさで選ぶなら(イラスト、カラー、図、大きな見出しなど)

⇒ 公務員試験 寺本康之の小論文バイブル

論文の添削をお願いしたいなら(有料添削)

⇒ 公務員試験 受験ジャーナル

個人的なオススメ3冊

②公務員試験 寺本康之の小論文バイブル

  • 選んだ理由
    ・内容が古くない
    ・20以上の解答例が載っている
    ・分かりやすい構成方法を紹介している
    ・見やすいレイアウト

⑦公務員試験 小論文の秘伝

  • 選んだ理由
    ・内容が古過くない
    ・20以上解答例が載っている
    ・例題の背景、現状などの解説もある
    ・最低限だけど文章の書き方も載っている

⑤地方上級・国家一般職 [大卒]市役所上・中級 論文試験 頻出テーマのまとめ方

  • 選んだ理由
    ・20以上の解答例が載っている
    ・例題の背景、現状など豊富な知識を得ることができる

4.まとめ

論文試験の参考書17冊を紹介しました。

その中で改訂や増版している9冊の中からおすすめもピックアップ。

この記事がみなさんのお役に立てれたら嬉しいです。

個人的に論文対策は参考書を2冊買って、組み合わせて勉強するのがオススメです。

論文試験は1次試験の日に実施されることが多いので、早めに書く練習をしておきましょう。