社会人経験者向けの公務員試験を受験しようと考えている。
通信講座の利用を考えている中でクレアールを見つけたけど、クレアールの公務員講座はどんな感じだろう?
今回はそんな関心を持っている方に向けて、クレアールの社会人向け公務員講座について解説します。
【この記事を書いた人】
・政令市の消防士と行政職、町役場を経験
・公務員試験は独学・予備校両方で合格を経験
・YouTube ⇒ ハチサン公務員
★目次
- クレアールの基本
- 社会人経験者採用試験とは
- クレアールの社会人経験者対応コースの特徴
- コースと料金
- その他のコース
- 合格者の声
- まとめ
【講座の詳細/資料請求】
⇒ クレアールの公式ホームページ
1.クレアールの基本
♦通信講座に特化
クレアールは通信専門の資格スクールで、公務員講座を中心にさまざま資格講座を開講しています。
もともとは校舎が複数あり通学講座も実施していましたが、2011年に通信講座に特化した資格スクールにリニューアルしました。
ちなみにクレアールが公務員試験の指導を開始したのは1999年。
既に20年以上の公務員試験指導歴があります。
公務員試験対策講座の種類も豊富です。
♦学習方法は?
クレアールの学習方法ですが、基本的には冊子テキストと講義資料、動画講義の視聴で知識をインプットして、Webテストや過去問題集でアウトプットするスタイルです。
動画講義のみ、製本テキストのみの通信講座を行っている公務員予備校もありますが、クレアールの通信講座は両方活用しています。
講義動画はスマホやタブレット端末で視聴可能。
勉強時間が限られている社会人の方は、通勤時間等を利用して学習できるので嬉しいですね。
テキストと過去問問題集はPDFでも配信しているので、外出先で手ぶらでの学習も可能。
2.社会人経験者採用試験とは
♦幅広く受験可能
「社会人経験者枠」と「一般採用枠」の違いは受験資格と試験内容。
各官公庁で違いますが、それぞれ受験できる年齢はだいたい以下のとおり。
- 大卒一般枠:およそ20代前半~30代前半
- 社会人枠 :およそ20代後半~50代後半
そして社会人経験者枠は、民間企業や公務員で数年間働いた経験が必須の場合が多いです。
また、社会人経験者枠の筆記試験は一般採用枠より難易度が低く範囲も狭いです。
その代わり人物試験を重視している傾向。
♦一般採用枠もおすすめ
社会人経験者枠は勉強の負担が少ないので、一般採用枠に比べとる気軽に受験することができます。
そのため受験者は多いですが、逆に採用人数が少ないので高倍率になりがち。
倍率30倍はざらにあります。
なので社会人でも、一般採用枠を受験できる年齢で、勉強時間も十分確保できる人は一般採用枠での受験も検討した方がいいです。
クレアールの一般採用枠に対応したコースの特徴などは以下の記事で解説しています。
【関連記事】
⇒【クレアールの公務員講座はダメなのか】評判踏まえて徹底解説
3.クレアールの社会人経験者対応コースの特徴
♦①問題集の解説講義あり
クレアールの問題集には、もちろん解答だけではなく解説も掲載されています。
ただ、勉強から長く離れている社会人の場合、計算問題などは解説を一度読んだだけでは分からないこともありますよね。
そういったときのために、クレアールでは解説文だけではなく、問題に対する解説講義動画も用意されています。
対象の問題集と科目は以下の3つ。
- 大卒程度過去問フォーカス
・数的処理
・自然科学 - 高卒程度別冊問題集
・数的処理
しかも、なんと全問対応だから驚き。
♦②質問サポート
クレアールでは講義動画やテキスト、問題集を使い学習を進めていきますが、内容について気になる点や分からない点が出てくることもあるかもしれません。
そんな場合、クレアールでは質問サポートが付いているので気軽に疑問点を質問することができます。
これなら通学で学習できない社会人でも安心ですね。
質問はメールや質問用紙から可能です。
ちなみにクレアールの講義内容・教材以外に関する質問は対象外。
また、公務員試験に関する相談も可能です。
♦③模試を1回受けられる
クレアールの社会人経験者対応コースでは、教養試験の模試を1回自宅受験することができます。
自分の実力が分かるのでこれは是非活用したいところ。
緊張感を持って取り組めば試験慣れにも繋がります。
ただし、模試は地方初級レベルの教養試験模試。
受験先によっては形式やレベルが合致しないので成績は参考程度に。
また、答練も5回分付いています。
♦④論文添削が無制限
社会人経験者採用試験では論文試験を実施する官公庁が多いですが、はっきりとした正解がない分対策はしづらいです。
クレアールの社会人経験者対応コースであれば、対策講義に加えて論文の添削も行ってくれるので、添削を通して実力を磨いていくことができます。
しかも添削回数は無制限という太っ腹。
ただし提出は1回につき2通まで。
自分以外の第三者の目で内容を見てもらうことは重要です。
小論文と経験者論文の対策講座もあります。
♦⑤面接シート添削が無制限
社会人経験者採用試験でも一般採用枠と同様に、面接シートやエントリーシートの提出を求める官公庁がほとんど。
それに基づいて面接が進むので記載内容はかなり大切。
この面接シートの記載内容についてもクレアールでは添削を行ってくれます。
面接よりも前の段階で提出が求められるので、早めに添削してもらいましょう。
添削には10日ほどかかるようなので早めの提出が必須。
クレアールの担任講師のメールアドレスに送る形式のようです。
♦⑥リモートで模擬面接可能
クレアールでは面接対策の動画講義もありますが、リモートで模擬面接も実施してくれます。
時間のない社会人にとって通信で模擬面接が受けられるのはありがたいですよね。
しかも模擬面接も回数制限なし。
個別面接の配点は高いので必ず活用しましょう。
ただし、クレアールの模擬面接が受けられるのは1次試験合格者のみ。
そして、1回目の模擬面接を消化してから次の模擬面接が予約できるようになる形式。
【講座の詳細/資料請求】
⇒ クレアールの公式ホームページ
4.コースと料金
クレアールの公務員講座では社会人経験者採用試験に対応したコースが3つあります。
料金は早めに受講するほど「○月割引価格」で安くなる傾向ですが、試験前になると速修コースに変わり、料金は安くなります。
コース内容や金額は変動するので参考程度に。
♦①社会人経験者スタンダードコース
- 一般価格 :約16万円
- 9月限定価格 :約14万円
- 12月限定価格:約15万円
クレアールの3つのコースの中で最も内容が充実しているコース。
教養試験の全ての科目が学習できるため、社会人経験者枠のみならず一般採用枠も併願して狙えます。
志望先や受験区分を絞り切れていない場合は広く狙えるこのコースがオススメです。
クレアールの3つの社会人コースのうち唯一、人文科学と自然科学の講義もあります。
■コース内容
- フォローアップ基礎講座
数学の基礎:10回、経済用語の基礎:3回 - 高卒程度基本講座
数的処理:28回 - 大卒程度教養ベーシック講座
数的処理:36回、文章理解:10回、社会科学:24回、人文科学:32回、自然科学:30回 - 自治体研究対策特講:1回
- 一般知能演習講座
数的処理:6回、文章理解:2回 - 記述対策講座
小論文:4回、経験者論文:2回 - 面接対策講座
経験者面接:2回、プレゼンテーション対策:1回、事務適性試験対策:1回 - 時事対策講座:9回
- 直前答練:5回
- 初級模試:1回
- 特別区数的処理過去問演習
- 合格ナビゲーション
♦②社会人経験者SPI対応型コース
- 一般価格 :約13万円
- 9月限定価格 :約12万円
- 12月限定価格:約12万円
筆記試験でSPIを導入している自治体を志望している人向けの社会人コース。
教養試験の代わりにSPIを実施する自治体は少しずつ増えてきており、このコースも2022年に誕生しました。
SPI対策講座が24回分含まれています。
教養試験が実施される自治体だけど、一般知識(人文科学・社会科学・自然科学)は自分で勉強して、一般知能(数的処理・文章理解)だけ講座を頼りたいという人にもおすすめです。
■コース内容
- SPI対策講座
非言語分野:20回、言語分野:4回 - フォローアップ基礎講座
数学の基礎:10回 - 高卒程度基本講座
数的処理:28回 - 大卒程度教養ベーシック講座
数的処理:36回、文章理解:10回 - 自治体研究対策特講:1回
- 一般知能演習講座
数的処理:6回、文章理解:2回 - 記述対策講座
小論文:4回、経験者論文:2回 - 面接対策講座
経験者面接:2回、プレゼンテーション対策:1回、事務適性試験対策:1回 - 時事対策講座:9回
- 直前答練:5回
- 初級模試:1回
- 合格ナビゲーション
♦③社会人経験者特別区型コース
- 一般価格 :約15万円
- 9月限定価格 :約13万円
- 12月限定価格:約13万円
東京特別区経験者採用試験に対応した社会人コースです。
特別区経験者1級職の筆記試験では、30題の必須問題に加えて、知識分野(人文科学・社会科学・自然科学)の15 題から 5 題を選択解答する必要があります。
クレアールの社会人経験者特別区型コースでは、最初から人文科学と自然科学の講座をそぎ落としているので、社会科学の問題を選択する前提で的を絞って学習するのが特徴です。
また、特別区の志望者じゃなくても人文科学と自然科学の勉強は不要だという人は「社会人経験者スタンダードコース」ではなくこちらのコースを選びましょう。
■コース内容
- フォローアップ基礎講座
数学の基礎:10回、経済用語の基礎:3回 - 高卒程度基本講座
数的処理:28回 - 大卒程度教養ベーシック講座
数的処理:36回、文章理解:10回、社会科学:24回 - 自治体研究対策特講:1回
- 一般知能演習講座
数的処理:6回、文章理解:2回 - 記述対策講座
小論文:4回、経験者論文:2回 - 面接対策講座
経験者面接:2回、プレゼンテーション対策:1回、事務適性試験対策:1回 - 時事対策講座:9回
- 直前答練:5回
- 初級模試:1回
- 特別区数的処理過去問演習
- 合格ナビゲーション
【関連記事】
⇒ クレアールの公務員講座の合格率はどのくらい?合格者数を紹介!
5.その他のコース
上記3つのコース以外にも、クレアールでは社会人経験者の方が受講できるコースがあります。
♦一般採用者向けのコース
受験年齢制限内であれば社会人でも一般採用枠で公務員試験を受験することが可能です。
クレアールでは社会人経験者採用コース以上に一般採用枠向けのコースがたくさん開講しています。
コースの一例です。
- 【行政系】
・地方上級スタンダードコース
・国家一般職(大卒程度)コース
・特別区Ⅰ類(事務)コース
・地方上級・市役所教養コース
【心理系】
・心理系公務員パーフェクトコース - 【福祉系】
・福祉系公務員コース - 【技術系】
・技術系公務員コース - 【公安系】
・公安系公務員コース etc
このほかにも様々なコースが用意されています。
【関連記事】
⇒【クレアールの公務員講座はダメなのか】評判踏まえて徹底解説
♦単科講座
単科講座はまとめて多くの科目を受講するのではなく、「社会科学」、「数的処理」など科目を絞って学習ができる講座です。
独学中心で頑張りたい社会人におすすめ。
面接対策や論文対策などが付随していないので料金はリーズナブル。
以下のクレアールの単科講座の一例です。
- 数学の基礎 :1万円
- 基本講義数的処理:2万円
- 数的処理 :3万円
- 基本講義文章理解:1万円
- 文章理解 :2万円
- SPI対策講座 :1万円
SPI対策のみに特化した講座もあります。
クレアールの単科講座については以下の記事で詳しくまとめています。
【関連記事】
⇒ クレアールの公務員単科講座の種類は?コースと料金を紹介します
6.合格者の声
クレアールの公式資料から公務員講座受講生の声を抜粋しています。
♦クレアールを選んだ理由:Mさん(30歳)
“公務員試験の受験を決意した際に、妻と共に働きながら受験する事を決めておりましたので、基本的に通信講座で学習できる環境を希望しておりました。
様々な口コミサイト等も調べましたが、クレアールは通信講座のため、好きな時間で学習できる事はもちろんのこと、サービスのクオリティも高く、費用も非常に安価という事で、最終的にクレアールでお申し込みすることを決めました。”
口コミの評判も良いようですね。
♦クレアールを選んだ理由:Kさん(26歳)
“金額の安さと、自宅で勉強ができる点でクレアールを選びました。
面前で講義を受ける予備校の説明会やその予備校の受講料なども調べ、自分に合った勉強法はどっちなのかを考えた結果、自分で勉強スケジュールを組むことができて移動時間もなく、すぐに講義が受けられるクレアールに魅力を感じました”
時間や場所に縛られないのがクレアールのメリット。
♦クレアールの良かったところ:Tさん(25歳)
“基礎中の基礎から、教えてくれて、とにかく分かりやすかったです。また、1つ1つの動画の時間も30分程度のものが多く、集中して取り組むことが出来ました。
社会人として働いている中での受講だったのですが、全くの苦になることなく、少ない時間で効率的に学ぶことが出来たと感じます。”
クレアールなら基礎から学ぶことが出来ます。
7.まとめ
クレアールの社会人経験者向けの公務員講座について解説しました。
社会人経験者採用は採用倍率が高いだけに、早めに試験対策に取り組んでおく必要があります。
仕事をしながらだと勉強時間の確保が大変ですが、そこを乗り切って公務員になれば安定した身分が手に入ります。
公務員を目指すと決めたら、さっそく行動に移しましょう。
公務員になることができれば講座料も安いもんです。
【講座の詳細/資料請求】
⇒ クレアールの公式ホームページ