この記事では公務員試験の集団討論(グループディスカッション)で実際に出題されたテーマを紹介しています。
今回は県庁採用試験のうち、中国・四国・九州・沖縄地方で、実際に出題された課題をまとめています。
当該県庁を受験される方はもちろんのこと、その他の官公庁を受験される方も是非参考にしてください。
【この記事を書いた人】
・政令市の消防士と行政職、町役場を経験
・公務員試験は独学・予備校両方で合格を経験
・YouTube ⇒ ハチサン公務員
★目次
- 鳥取県
・大学卒程度 - 島根県
・大学卒程度(行政) - 岡山県
・県職員Aアピール型
・社会人経験者等対象 - 山口県
・大卒程度 - 香川県
・大卒程度 - 愛媛県
・上級 - 高知県
・上級 - 福岡県
・民間企業等職務経験者 - 熊本県
・大学卒業程度・免許資格職(前期)
・民間企業等経験者対象 - 大分県
・上級・資格職
・上級(社会人経験者) - 宮崎県
・大学卒業程度 - 沖縄県
・上級 - まとめ
1.鳥取県
♦大学卒程度
■課題1(令和4年度)
県内の既存観光地に新たな魅力を加え県内外から注目を集めるための戦略について討論してください。
■課題2(令和4年度)
就職活動中の学生による交流サイト(SNS)への投稿を企業が調査することの是非について、会社側、学生側それぞれの立場を踏まえ、討論してください。
■課題3(令和4年度)
地方の公共交通機関が抱える課題と解決方策について討論してください
■課題4(令和4年度)
鳥取県では、「五輝星」や「鳥取茸王」のように、一定の規格を満たす海産物や農産物のブランド展開を行っていますが、新たなブランドの創出について討論してください。
■課題5(令和4年度)
VR(バーチャルリアリティー)の行政への活用について討論してください。
■課題6(令和4年度)
自動音声に女性の声が多く使用されていることについて、その背景、影響について討論してください。
■課題7(令和4年度)
2025年に大阪・関西万博が、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに開催され、開催期間中、国内外から2,820万人もの来場者が想定されています。
この大阪・関西万博の来場者を、鳥取県に観光客として呼び込むための方策について討論してください。
■課題8(令和4年度)
令和3年度鳥取県に関するイメージ調査結果※によると、鳥取県の「特産物」の認知度は、上位3位が「二十世紀梨」60.3%、「砂丘らっきょう」34.0%、「カニ」30.2%となっている一方で、「ひとつもない」が27.2%という結果でした。 この「ひとつもない」をゼロ%にする方策について、様々な観点から討論してください。
※令和3年度鳥取県に関するイメージ調査 調査方法:インターネットによるアンケート調査 調査期間:令和4年1月28日から2月3日まで 調査対象:首都圏、中京圏、関西圏、中国・四国圏、九州圏の12都府県に居住する各年代別男女5400人
■課題9(令和4年度)
太陽光、風力、地熱、水力、バイオマスといった再生可能エネルギーによる発電の推進と、景観や自然環境の維持を両立させるためには、どうすれば良いか討論してください。
■課題10(令和4年度)
鳥取県の関係人口を拡大させるためには、どのような方策が効果的か、討論してください。
※関係人口:観光以上、定住未満のつながりで、移り住むことはできなくても、地域や地域の人々と多様にかかわる者
■課題11(令和4年度)
仕事をしていく上で必要な「話を聞く力」とはどのような力と考えられるか、また、それらの力をつけるためにはどのような経験・訓練が必要かについて討論してください。
■課題12(令和4年度)
近年、部活動を学校単位から地域単位の取組とする動きがあり、今年6月にスポーツ庁、8月には文化庁のそれぞれの有識者会議が、公立中学校等における部活動の地域移行に関する提言を取りまとめました。
部活動を学校から地域に移行することのメリット・デメリットをそれぞれ討論してください。
■課題1(令和3年度)
健康増進法の改正(2020年4月施行)により、多くの人が集まる施設は原則として屋内禁煙になりました。
喫煙者はこれまで多く訪れていた店や施設に行けなくなりましたが、これらの喫煙者を集客するためにどのような方策が考えられるか、討論してください。
■課題2(令和3年度)
「ウーバーイーツ」などの料理の宅配サービスが広がっていますが、このことのメリットとデメリットについて討論してください。
■課題1(令和元年度)
スマートフォンの長時間使用による目への健康被害や依存症への危険などが指摘されています。
スマートフォンのメリット、デメリットを整理し、これからスマートフォンを使い始める中高生・高校生に対してどういう注意を与えるべきか討論してください。
■課題2(令和元年度)
8050問題など中高年を含めたひきこもりが問題となっています。
この問題を解決するために県や市町村がどのような施策を進めるべきか、討論してください。
■課題3(令和元年度)
大雨等により自治体が住民に避難を勧告(指示)しても、実際に避難されない方が多いことが問題となっています。
災害による被害を防ぐために、確実な避難行動に結びつくような効果的な災害情報の提供方法について討論してください。
■課題4(令和元年度)
地域で古くから受け継がれてきた技術や製法を用いた伝統工芸・産業を絶やさないための施策について討論してください。
■課題5(令和元年度)
地方の人口減少、高齢化・過疎化が進んでいますが、これらのことをプラスと捉えてどのような地域づくりができるか、討論してください。
■課題6(令和元年度)
少子化対策のひとつとして、結婚支援のための出会いの場を設ける県や市町村があります。
行政が結婚を支援することが必要なことかどうか、討論してください。
■課題7(令和元年度)
人口減少により、地方の鉄道やバス路線の廃止が増えています。
今後、地方における広域交通や地域交通をどのようにして守っていくべきか討論してください。
■課題8(令和元年度)
鳥取県のゆるキャラとして、「トリピー」が長く活躍しています。
鳥取県の魅力を活かした「トリピー」に代わる新しいゆるキャラについて討論し、いくつかの案をプレゼンしてください。
■課題9(令和元年度)
電子マネー等のキャッシュレス決済の利用を促進するために、どのような施策を進めていくことが効果的か討論してください。
■課題10(令和元年度)
鳥取県では郊外のショッピングモールに人が集まり、駅前などの中心市街地ではシャッターを降ろしたままの店が増えています。
中心市街地を活性化させるためにはどのような施策が効果的か、討論してください。
■課題11(令和元年度)
地方出身の方に、官民問わず地方で就職したいと思ってもらうためには、どのような対策が効果的か、討論してください。
■課題12(令和元年度)
AI(人工知能)を仕事に取り入れることで、どのような効果が期待できるか、人間しかできないことはどういうことかも含めて討論してください。
■課題13(令和元年度)
少子化が進行する中で、若者の県外流出が課題となっています。
県内の子どもたちに、「これからの鳥取県は自分たちが支えるんだ」との意識をもたせるために、学校でどのような教育を行う必要があるか、討論してください。
■課題14(令和元年度)
子どもの虐待をなくすためにはどのような対策が必要か、虐待が生じる理由や背景も踏まえて討論してください。
■課題15(令和元年度)
多くの企業や自治体においてインターンシップが行われていますが、そのメリットと課題は何か、またどのような就業体験であればより多くの学生が参加するか、討論してください。
■課題16(令和元年度)
他人と円滑にコミュニケーションをとる力を子どもに身に付けさせるためには、どのようなことが大切か、討論してください。
2.島根県
♦大学卒程度(行政)
■課題1(令和4年度)
島根県の離島・中山間地域においては、人口高齢化・過疎化が進み、空き家が増加しています。
空き家が増加することにより生じる問題点を挙げ、その問題点を解決するためにはどのような対策が有効か、自由に討論しなさい。
■課題2(令和4年度)
昨今、全国各地の自治体でオリジナル動画を制作するところが増えており、島根県においてもYouTube「しまねっこチャンネル」等のWebやSNSにより、様々な情報を発信しているところです。
全国に島根県の魅力をPRし、島根県の良さを知ってもらうためにはどのような手法が有効か、自由に討論しなさい。
■課題1(令和3年度)
新型コロナウイルス感染症の収束後(いわゆる「アフターコロナ」)における島根県の施策について自由に討論しなさい。
■課題2(令和3年度)
地球温暖化が世界的な問題となっているが、今後、地球温暖化対策を推進するためにどのような施策が有効か自由に討論しなさい。
■課題1(令和2年度)
今後、日本において人材不足の深刻化が予測される中で、外国人労働者の増加が見込まれる。このことについて、以下の観点から討論しなさい。
(1)外国人労働者の受け入れをめぐって発生しうる問題や課題は何か。
(2) (1)の問題や課題に対して、どのような施策が有効か。
■課題2(令和2年度)
島根県で育った若
■課題(令和元年度)
まだ食べられるのに捨てられている食べ物を「食品ロス」と言います。日本ではこの食品ロスが年間600万トンを超え、日本人1人ひとりが毎日お茶碗1杯分の食べ物を捨てている計算になります。
この食品ロスを減らすためには、どのような取組が有効か自由に討論しなさい。
3.岡山県
♦県職員A(アピール型)
■課題1(令和4年度)
ふるさと納税は、体験型や思いやり型といったように、返礼品の形も多様化しています。岡山県外の人に対して岡山県の魅力を最大限に発信し、『項目名』したくなるような返礼品についてグループの案をまとめ、発表してください。
※『項目名』には次のいずれかが入ります。
(1)岡山県へ旅行 (2)岡山県へ移住
■課題2(令和4年度)
あなたは岡山県の『項目名』担当者です。
担当する地域の課題について効果的に対応するため、行政以外のパートナーと協働して、取組を実施することになりました。
どのようなパートナーと連携し、どのような取組を行うのがよいか、グループとしての案をまとめ、発表してください。
なお、連携するパートナーについては、団体・個人等の種類を問いません。
※『項目名』には次のいずれかが入ります。
(1)防災・減災 (2)子育て支援
■課題1(令和3年度)
新型コロナウイルス感染症の影響により、様々な活動において制約や自粛を迫られている中、みなさんは県の『分野』部門の担当者として、関係団体や事業者、個人の活動を支え、県民に明るさと元気を届けたいと考えています。
どのような支援方法がよいかグループの案をまとめ、具体的な事業を提案してください。
※『分野』には次のいずれかが入ります。
(1)スポーツ振興 (2)産業振興
■課題2(令和3年度)
この試験に合格すれば、みなさんも岡山県職員として岡山県の魅力をPRする立場になります。
そこで、グループで1つ『項目名』キャッチフレーズを作り、岡山県の魅力をPRしてください。
課題に取り組む際には、どのような要素をキャッチフレーズに盛り込むかをある程度話し合ってからキャッチフレーズ作成に取りかかってください。
発表の際には、そのキャッチフレーズに込めた想い等も述べてください。
※『項目名』には次のいずれかが入ります。
(1)観光客に向けた (2)移住を考えている方たちに向けた
■課題(令和2年度)
あなたたちはロボット開発者です。
社会をよりよくするために、『項目名』で活躍するロボットを開発することになりました。
このロボットが現場で活躍するために、どのような機能をつければよいか、また、どのようなデザインにするのがよいか、グループの案をまとめ、提案してください。
なお、開発における費用や技術面の制約はないものと考えてください。
※『項目名』には次のいずれかが入ります。
(1)医療現場 (2)災害現場 (3)学校現場 (4)福祉現場
♦社会人経験者等対象
■課題1(令和4年度)
本県の人口は、2005年の196万人をピークに減少が続いており、国立社会保障・人口問題研究所によると、2040年の総人口は168万人まで減少するとされており、特に中山間地域や離島においては人口減少が顕著になると予測されています。
こうした中、移住促進や生活サービスの維持を図るために、県としてどのような取組を行っていくべきか、グループで話し合って提案してください。
■課題2(令和4年度)
第3次晴れの国おかやま生き活きプランでは、情報発信力強化プログラムの中で、本県の魅力がしっかりと受け手に届く情報発信を行うとともに、新型コロナウイルス感染症の収束を見据えた海外への魅力発信強化を課題として挙げています。
この課題に対する取り組みの1つとして、高品質な農産物や伝統工芸品を活用した岡山の魅力をPRする企画をグループでまとめ、提案してください。
■課題1(令和3年度)
新型コロナウイルスの新規感染者が全国で減少しており、感染拡大により落ち込んだ消費の喚起を促すため、買い物や旅行などのキャンペーン開催の動きが始まっています。
感染リスクを抑えながら、岡山県内の多くの【分野】を人々が訪れてくれるための新しいキャンペーンをグループで話し合って提案してください。
(キャンペーンは1カ所だけでなく、県内各地の複数の場所を人々が訪れるためのものとしてください。)
※【分野】には次のいずれかが入ります。
(1)飲食店
(2)観光地
■課題2(令和3年度)
県では、様々なライフステージにおいて、全ての職員が仕事と生活を両立しつつ更に活躍できるような職場づくりを目指しています。そのためには改善すべき点や、推進していかなければならないことが多くあります。
そこで皆さんは、ワークライフバランスの実現と女性活躍推進の観点から【目標】を達成するために、どのような取組を行っていくべきか、グループで案をまとめて、提案してください。
※【目標】には次のいずれかが入ります。
(1)男性の育児休暇取得促進
≪現状(R2):10.8% 目標*(R7):30%≫
(2)管理職における女性職員の割合増加
≪現状(R2):10.8% 目標*(R7):13%≫
*「岡山県子育て・女性職員活躍推進計画」における目標
■課題(令和年度)
近年の日本では、少子高齢化の進行に伴う生産年齢人口の減少が深刻化しています。
岡山県も例外ではなく、今後も岡山県を維持・発展させていくためには、生産年齢人口の確保は喫緊の課題です。
生産年齢人口を確保するために、【分野】を推進するにあたって、県が行うべき取組は何か、グループの案をまとめ、提案してください。
※【分野】は次のいずれかです。
(1)若者の結婚数の増加
(2)子育て環境の整備
(3)岡山での就職
(4)他県からの移住
4.山口県
♦大卒程度
■課題1(令和元年度)
県内への企業誘致
■課題2(令和元年度)
ワークライフバランスの推進
■課題3(令和元年度)
サイクルスポーツによる交流の拡大
■課題4(令和元年度)
キャッシュレス化の促進
■課題5(令和元年度)
大都市圏への県産品の売り込み
■課題6(令和元年度)
県外に向けた山口県の情報発信
■課題7(令和元年度)
外国人観光客の誘客
■課題8(令和元年度)
若者の県内就職対策
■課題9(令和元年度)
交通事故の防止策
■課題10(令和元年度)
外国人材の受入れ支援
■課題11(令和元年度)
若者の投票率の向上
■課題12(令和元年度)
地域医療対策の充実
5.香川県
♦大卒程度
■課題1(令和4年度)
昨年6月に育児・介護休業法等が改正され、本年4月から、子の出生直後の時期における男性の柔軟な育児休業の枠組み創設など、育児休業を取得しやすい雇用環境整備が段階的に進められている。
希望に応じて男女ともに仕事と育児等を両立できる社会の実現のため、どのような取組みが効果的か、あなたの意見を述べ、討論しなさい。
■課題2(令和4年度)
教員の過重労働や教員不足が問題となる中、国は、来年度から休日の中学校の部活動を地域のスポーツクラブなどに段階的に移行していく方針を示している。
このような「部活動の地域移行」についての課題と意義について、あなたの意見を述べ、討論しなさい。
■課題3(令和4年度)
③医療分野のデジタル化を推進するため、国は健康診断や予防接種情報の共有、電子カルテの標準化などに省庁横断で取り組むこととしているが、デジタル技術を活用して、より高度で利便性の高い医療や福祉を提供するために、どのような取組みが効果的か、あなたの意見を述べ、討論しなさい。
■課題4(令和4年度)
近年のテレワークの普及は、柔軟な働き方を可能とし、新型コロナウイルス感染症対策としても有効である一方、コミュニケーション不足や業務の進行管理の難しさなど、見えてきた課題もある。
テレワークのメリットとデメリットを考慮した上で、今後、テレワークを推進していくべきかどうか、あなたの意見を述べ、討論しなさい。
■課題5(令和4年度)
香川県は、さぬき讃フルーツ・さぬき讃ベジタブル、さぬき讃フラワーなど、県産農産物をブランド化し、県産農産物の認知度向上と消費拡大のため、さまざまな情報発信を行っている。
今後、農林水産業の担い手不足が深刻となる中、農林水産業の持続的発展を図るため、どのような取組みが効果的か、あなたの意見を述べ、討論しなさい。
■課題6(令和4年度)
香川県には、高い技術力や生産シェアを誇る企業が数多く立地し、産学官連携により創出した希少糖や、多角的な商品開発などでブランド力を高めてきたオリーブなど、独自の資源を生かした特徴的な産業も存在する。
今後、香川県の産業をより一層活性化するため、どのような取組みが効果的か、あなたの意見を述べ、討論しなさい。
■課題7(令和4年度)
本年4月の民法改正による成年年齢の引き下げに伴い、18歳以上になれば、親の同意がなくてもクレジットカードや携帯電話などの契約を結べたり、裁判員に選ばれる対象になるなど、若者の社会参加が進むと期待される一方、詐欺的商法による消費者被害の増加も懸念されている。
こうした消費者トラブルの抑止のため、どのような取組みが効果的か、あなたの意見を述べ、討論しなさい。
■課題8(令和4年度)
香川県は自転車保有率が高く、通勤や通学、買い物など多くの人が自転車を利用している。
一方で、人口10万人当たりの自転車事故発生件数は全国ワースト上位という状況が続いており、「香川県自転車の安全利用に関する条例」を制定して対策を講じているところである。
今後、自転車利用者の交通安全意識の更なる向上を図るため、どのような取組みが効果的か、あなたの意見を述べ、討論しなさい。
■課題9(令和4年度)
香川県には24の有人離島があり、高齢化が進む離島での医療をいかに維持するかが重要な課題となっている中、かがわ医療情報ネットワーク(K-MIX R)の展開や、ドクターヘリの運航開始など、対策を講じているところである。
今後、離島での医療体制をより一層強化していくため、どのような取組みが効果的か、あなたの意見を述べ、討論しなさい。
■課題10(令和4年度)
近年、豪雨による洪水や土砂災害などが各地で激甚化・頻発化しており、また、南海トラフを震源とする地震・津波の被害も想定されている。
災害に強いまちづくりの推進のため、どのような取組みが効果的か、あなたの意見を述べ、討論しなさい。
■課題1(令和3年度)
①社会全体でICT(情報通信技術)化が進展している中、学校現場においても1人1台端末や校内無線LANの整備など教育のICT化が進んでいる。 教育のICT化について、あなたの意見を述べ、討論しなさい。
■課題2(令和3年度)
香川県には24の有人離島があるが、離島の居住人口は減少し続けており、なおかつ高齢化の進展も著しく、島内の空き家の増加や地域活動の停滞など、様々な問題が生じている。
離島地域の活力向上を図るためにはどのような取組みが効果的か、あなたの意見を述べ、討論しなさい。
■課題3(令和3年度)
香川県では、健康寿命(介護を要せず健康で自立して暮らすことができる期間)を伸ばすための取組みを推進している。
今後、県民の健康寿命を伸ばし、誰もが生涯を通じて健康で明るく生きがいを持って暮らせる社会の実現のために、どのような取組みが効果的か、あなたの意見を述べ、討論しなさい。
■課題4(令和3年度)
香川県内の外国人住民が増加している中、大規模災害が発生した際には、外国人は言葉や生活環境に不慣れな場合があるほか、防災についての基本的な知識や情報が不足していることも危惧される。
災害時に外国人に対して円滑な支援を行うために、どのような取組みが効果的か、あなたの意見を述べ、討論しなさい。
■課題5(令和3年度)
香川県では本年2月に、「気候が危機的な状況にあることを認識し、2050年までに二酸化炭素(CO₂)の排出量を実質ゼロ(※)にする」ことを目標に掲げる表明を行った。
脱炭素社会の実現に向けて、どのような取り組みが効果的か、あなたの意見を述べ、討論しなさい。
(※)実質ゼロとは、エネルギー消費等に伴う二酸化炭素(CO₂)などの温室効果ガスの人為的な発生源による排出量と、森林等の吸収源間の均衡を達成すること。
■課題6(令和3年度)
県内中小企業・小規模事業者は、地域経済や地域コミュニティの中で重要な役割を担っているが、経営者の高齢化や深刻な人手不足といった課題に直面している。
県内事業者の事業の継続・発展を図るため、県としてどのような取組みが効果的か、あなたの意見を述べ、討論しなさい。
■課題7(令和3年度)
国においては、本年5月に「デジタル社会形成基本法」等が成立するとともに、9月にデジタル庁を新たに設置するなど、デジタル社会の形成に向けた施策を進めている。
香川県において、デジタル技術を活用して県民の利便性の更なる向上を図るためには、どのような取組みが効果的か、あなたの意見を述べ、討論しなさい。
■課題8(令和3年度)
香川県では、新県立体育館の開設に向けて事業を進めている。
新県立体育館は、多方面からアクセス可能なサンポート高松に建設予定で、最大収容人数は中四国最大級の1万人規模を見込んでいる。
この新県立体育館を最大限に活用するためには、どのような取組みが効果的か、あなたの意見を述べ、討論しなさい。
■課題9(令和3年度)
香川県における食品ロスの現状として、一人一日当たりの発生量は全国平均を下回っているものの、年間約37,000トンの食品ロスが発生しており、県では本年3月に「香川県食品ロス削減推進計画」を策定し、令和12年度までに食品ロスを現状から8,000トン(約22%)削減する目標を掲げている。
今後、食品ロスの削減を推進していくためにはどのような取組みが効果的か、あなたの意見を述べ、討論しなさい。
■課題10(令和3年度)
東京一極集中が続く一方で、近年、豊かさの価値観の変化やテレワークの普及等により、 地方移住の機運が高まりを見せている
。 こうした状況をチャンスと捉え、香川県への移住を促進させ地域を活性化させるためにはどのような取組みが効果的か、あなたの意見を述べ、討論しなさい。
■課題11(令和3年度)
新型コロナウイルス感染症は、日常生活や地域の経済活動の大きな制約要因となっているが、今後、感染症が収束した後に予測される社会変化に対応するために、今からどのような対策を進めることが有効か、あなたの意見を述べ、討論しなさい。
■課題12(令和3年度)
これまでの大量生産・大量消費・大量廃棄型の社会システムを見直し、資源の消費を抑制して環境負荷の少ない持続可能な循環型社会への転換を推進するためには、どのような取組みが効果的か、あなたの意見を述べ、討論しなさい。
■課題1(令和2年度)
香川県には、栗林公園、琴平、小豆島、屋島などの老舗観光地をはじめ、全国に誇れる魅力的な観光資源が多数存在しており、近年では、讃岐うどんをはじめとする食や、アート、瀬戸内海などの美しい自然が国内外から注目を集めている。
一方で、香川県の県外観光客の多くが日帰り観光であるという状況を踏まえ、滞在型観光を推進していくためにはどのような取組みが効果的か、あなたの意見を述べ、討論しなさい。
■課題2(令和2年度)
新型コロナウイルスの影響に伴う学校の臨時休校の長期化を受けて、学業の遅れを取り戻す手段として、「9月入学」への移行を求める声が上がった。
最終的に国は、今年度及び来年度の導入は見送ったが、「9月入学」について、そのメリット・デメリットを挙げながら、あなたの意見を述べ、討論しなさい。
■課題3(令和2年度)
香川県では、「子育て県かがわ」の実現を目指し、結婚から妊娠・出産を経て子育てまでの切れ目ない様々な支援を行っている。
次代を担う子どもたちを安心して生み、健やかに育てることのできる環境づくりをより一層進めていくためには、どのような取組みが効果的か、あなたの意見を述べ、討論しなさい。
■課題4(令和2年度)
香川県では、安心で暮らしやすい環境をつくり、定住の促進や地域活力の向上を図るため、急性期医療から在宅医療まで切れ目のない医療体制を構築するとともに、医師や看護師、薬剤師など医療人材の確保に取り組んでいる。
切れ目のない安心な医療体制をより一層充実・強化していくためには、どのような取組みが有効か、あなたの意見を述べ、討論しなさい。
■課題5(令和2年度)
近年の日本は売り手市場と言われ、多くの業界や企業が人材不足に悩まされているが、特に介護分野では働き手不足が深刻な状況が続いている。
今後、より少子高齢化が進み、また介護需要が増加することが見込まれるが、介護人材確保のためには、どのような取組みが有効か、あなたの意見を述べ、討論しなさい。
■課題6(令和2年度)
少子高齢化が進む中、高齢者が豊かな知識や経験を生かし、生きがいをもって社会参加し、地域社会の担い手となることが求められている。
高齢者の社会参加の促進と生きがいづくりを今後より一層推進するためには、どのような取組みが有効か、あなたの意見を述べ、討論しなさい。
■課題7(令和2年度)
近年、香川県における人口10万人当たりの交通事故死者数は全国ワースト上位にあり、本年は3回目となる「交通死亡事故多発緊急事態宣言」を4月に発出するなど、交通死亡事故に歯止めがかからない危機的な状況となっている。
そこで、喫緊の課題である交通死亡事故の抑止について、どのような取組みが有効か、あなたの意見を述べ、討論しなさい。
■課題8(令和2年度)
第1子出産を機に約5割の女性が退職するなど、多くの女性が妊娠・出産・子育てをきっかけに勤務先を辞めているが、その主な理由としては、仕事と家庭の両立が困難であることが挙げられる。
こうした状況の中、女性が結婚・出産後も安心して働き続けられる環境を整え、女性が輝く社会を実現するためには、どのような取組みが効果的か、あなたの意見を述べ、討論しなさい。
■課題9(令和2年度)
近年、ひきこもりの長期化・高齢化が深刻化しており、40代、50代になったひきこもりの人が、高齢化した家族と共に追い詰められ、社会的に孤立している事例が増えている。
不登校や職場になじめずに仕事を辞めたなど様々な要因が背景にあると言われているが、こうしたひきこもりの人やその家族に対し、効果的な支援を行うためには、どのような取組みが有効か、あなたの意見を述べ、討論しなさい。
■課題10(令和2年度)
農業、漁業、林業といった第1次産業は、古くから日本の食糧自給や国民生活を支えてきた重要な分野であるが、就業人口の減少や高齢化により、担い手不足が顕在化している。
こうした状況の中、第1次産業について、担い手を確保・育成し、持続的に発展させるためには、どのような取組みが効果的か、あなたの意見を述べ、討論しなさい。
■課題11(令和2年度)
近年、長時間勤務を解消し、仕事と家庭の調和を図るための柔軟で多様な働き方の一つとして、官民問わずテレワークの推進に向けた取組みが進められており、この取組みは、今年の新型コロナウイルス感染症の拡大に伴って広がりを見せている。
こうした中、今後より一層テレワークを推進していくにあたって、考えられる課題とその対策について、あなたの意見を述べ、討論しなさい。
■課題12(令和2年度)
若者の大都市圏への流出に歯止めをかけ、県内定着を図るには、若者が魅力を感じる働く場が不可欠であることから、香川県では、若者の就業率が高く、将来の成長が見込める情報通信関連産業の育成・誘致に重点的に取り組むこととしている。
そこで、情報通信関連分野の人材育成や企業誘致を推進するためには、どのような取組みが効果的か、あなたの意見を述べ、討論しなさい。
■課題13(令和2年度)
新型コロナウイルス感染症の拡大が問題になる中、地震や豪雨、台風等の大規模な自然災害が発生した場合、避難や避難所生活などにおける感染拡大が懸念されている。
こうした状況の中、災害から身を守りつつ感染拡大を防止するためには、どのような対策が有効か、あなたの意見を述べ、討論しなさい。
■課題14(令和2年度)
プラスチックごみによる海洋汚染が世界的に問題となっている中、日本では、今年の7月から、スーパー等で配布されるレジ袋の有料化が義務付けられるなどの対策が取られている。
こうした状況において、レジ袋だけでなくプラスチックごみ全般を削減していくためには、どのような取組みが効果的か、あなたの意見を述べ、討論しなさい。
■課題1(令和元年度)
香川県は、古くから瀬戸内海の海上交通の要衝として栄え、高松都市圏を中心に支店経済のもとで四国の中枢拠点として発展してきたが、高速交通網、情報通信網の整備進展やグローバル化といった社会情勢の変化などにより、地域経済の活力低下などの課題に直面している。
こうした中、香川県が四国における中枢拠点機能を向上させるためには、どのような取組みが効果的か、あなたの意見を述べ、討論しなさい。
■課題2(令和元年度)
香川県の人口は減少が続いており、その要因の一つとして、大学進学者の多くが県外大学へ進学し、そのほとんどがそのまま県外で就職するという現状があるが、若者の県外流出に歯止めをかけ、県内に定着してもらうには、どのような取組みが有効か、あなたの意見を述べ、討論しなさい。
■課題3(令和元年度)
香川県においても外国人労働者が今後一層増加することが見込まれるが、香川県で働く外国人と、外国人を受け入れる県民の双方が安全・安心で豊かに生活できる共生社会を実現するためには、どのような取組みが必要か、あなたの意見を述べ、討論しなさい。
■課題4(令和元年度)
香川県には、「讃岐うどん」の他にも、香川漆器や丸亀うちわなどの伝統的工芸品や農林水産品等、多くの県産品があるが、「讃岐うどん」に比べると認知度がまだまだ低い状況である。
こうした中、今後さらなる県産品のブランド力強化と販路拡大を図るためには、どのような取組みが効果的か、あなたの意見を述べ、討論しなさい。
■課題5(令和元年度)
香川県への移住者は年々増加してきているが、全国の地方自治体が移住者の増加に向けた様々な取組みを展開している中にあって、今後、香川県への移住をより一層促進していくためには、どのような取組みが効果的か、あなたの意見を述べ、討論しなさい。
■課題6(令和元年度)
老朽化した空き家は、倒壊の危険や衛生面、防災・防犯面などで様々な問題が発生するおそれがあり、早急な対応が必要であるが、空き家対策としてどのような取組みが有効か、あなたの意見を述べ、討論しなさい。
■課題7(令和元年度)
香川県では、犬や猫の殺処分率が全国ワースト上位に位置していることから、本年3月に、犬猫の譲渡の推進と動物愛護の普及啓発などを行う新たな拠点として、県・高松市の共同で「さぬき動物愛護センター」を開所した。
今後、飼い犬・猫の管理や所有者不明の犬猫対策、保健所に収容される犬猫の譲渡等を推進し、犬猫の殺処分の減少を図るには、どのような取組みが有効か、あなたの意見を述べ、討論しなさい。
■課題8(令和元年度)
平成28年6月から、選挙権年齢が「20歳以上」から「18歳以上」に引き下げられたが、これまでに実施された選挙では、18・19歳の投票率は、全体の投票率を大きく下回っている傾向にある。
18・19歳の投票率を向上させるためには、どのような取組み有効か、あなたの意見を述べ、討論しなさい。
■課題9(令和元年度)
インターネットやスマートフォンの普及で、SNSやオンラインゲームなどへの過度な依存により、日常生活に重大な支障をきたす「ネット依存」が社会問題化しているが、その対策としてどのような取組みが効果的か、あなたの意見を述べ、討論しなさい。
6.愛媛県
♦上級
■課題1(令和4年度)
男女共同参画社会づくりについて
■課題2(令和4年度)
高齢者がいきいきと暮らせる健康長寿えひめの実現について
■課題3(令和4年度)
戦略的なプロモーション活動の推進について
■課題4(令和4年度)
魅力ある観光地づくりと国際観光の振興について
■課題5(令和4年度)
地球温暖化対策の推進について
■課題6(令和4年度)
愛媛産品のブランド力向上について
■課題7(令和4年度)
地域を支える人材づくりについて
■課題8(令和4年度)
安心して子どもを産み育てることができる環境づくりについて
■課題9(令和4年度)
スポーツを通じた豊かで活力ある地域づくりについて
■課題1(令和3年度)
人権が尊重される社会づくりについて
■課題2(令和3年度)
多様な人材が活躍できる労働環境づくりについて
■課題3(令和3年度)
県民参加型の健康づくりについて
■課題4(令和3年度)
快適に暮らせる市街地づくりについて
■課題5(令和3年度)
eスポーツの推進について
■課題6(令和3年度)
農林水産業の担い手の確保について
■課題7(令和3年度)
商店街の活性化について
■課題8(令和3年度)
若者の県内企業への就職促進について
■課題1(令和2年度)
移住・定住に向けた関係人口の創出・拡大について
■課題2(令和2年度)
県産農林水産物の市場開拓・消費拡大について
■課題3(令和2年度)
高齢者がいきいきと暮らせる社会づくりについて
■課題4(令和2年度)
障がい者が自立できる社会づくりについて
■課題5(令和2年度)
デジタル技術を活用した地域課題解決策について
■課題6(令和2年度)
県内観光地の認知度向上について
■課題7(令和2年度)
愛媛の文化の創造について
■課題8(令和2年度)
外国人観光客へのPRや誘客促進について
■課題9(令和2年度)
自転車を活用した地域活性化について
■課題1(令和元年度)
インバウンド誘致に向けた取組について
■課題2(令和元年度)
若者の投票率向上のための選挙啓発について
■課題3(令和元年度)
地域公共交通の維持・確保について
■課題4(令和元年度)
若者を中心とした移住促進の取組について
■課題5(令和元年度)
廃校など遊休公共施設を活用した地域活性化について
■課題6(令和元年度)
地域資源を活用した地域振興策について
■課題7(令和元年度)
地域密着型プロスポーツ球団の活用について
7.高知県
♦上級
■課題(令和4年度)
- 希望者が子どもを産み育てやすい社会について
- 学童期のスマホやゲームとの付き合い方について
- 県民の健康寿命の延伸について
- 高齢者が住み慣れた地域で暮らし続けることができる県づくりについて
- 過疎地の公共交通を守るための取組について
- 自転車の交通事故防止について
- 若者が住み続けたいと思える地域づくりについて
- 地域における防災活動の推進について
- 災害からの速やかな復旧
- 復興に向けた事前準備について
- 大規模災害時の避難所の運営について
- 家庭における男女共同参画の推進について
- 高齢者の交通安全の取組について
- 食品ロスの削減について
- 県産品の販路拡大について
- 新型コロナウイルス感染症対策と社会経済活動の両立について
- 地場産業におけるデジタル技術の活用について
- 移住促進による地域の活性化について
- 第一次産業を担う人材の育成
- 確保について
- 地域地域で若者が誇りと志を持って働ける高知県について
- 人口減少下における持続可能な地域社会づくりについて
- 地域の伝統行事や祭りの存続について
- デジタル社会に向けた教育の推進について
- 学校・家庭
- 地域の協働について
- 選挙の投票率の向上について
■課題(令和3年度)
- 地域における子育て支援の充実について
- ひきこもりの状態にある人の社会参加について
- 県民の健康づくりについて
- 学童期のスマホやゲームとの付き合い方について
- 防災
- 減災に資するインフラ整備について
- 災害時における高齢者
- 障害者など要配慮者の避難対策について
- プラスチックゴミの削減について
- 自転車の交通マナーの向上について
- 若者が住み続けたいと思える地域づくりについて
- 地域における防災活動の推進について
- 過疎地の公共交通を守るための取組について
- 県産品の販路拡大について
- 地場産業におけるデジタル技術の活用について
- 移住促進による地域の活性化について
- 外国人材の受入れにあたっての環境整備について
- 本県産業を担う人材の育成
- 確保について
- ウィズコロナ・アフターコロナ時代の中山間地域の観光振興について
- ウィズコロナ・アフターコロナ時代の教育について
- 不合理な校則の見直しについて
- 高知県のスポーツ振興について
- 地域の伝統行事や祭りの存続について
- 高知県の魅力を広く発信するための取組について
- SNS利用上のマナーについて
- コロナ禍におけるコミュニケーションの活性化について
■課題(令和2年度)
- 「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という「8020(ハチ・マル・ニイ・マル)運動」の推進について
- 献血の推進について
- ゲーム依存症対策について
- 児童虐待の防止について
- プラスチックゴミの削減について
- 公共交通の利用促進について
- 自転車の交通マナーの向上について
- 防災
- 減災に資するインフラ整備について
- 災害時における高齢者
- 障害者など要配慮者の避難対策について
- 雇用創出や経済活性化に向けた企業誘致の推進について
- デジタル技術と地場産業の融合について
- 新型コロナウイルス感染症により影響を受けた本県の消費需要の回復について
- 耕作放棄地の活用について
- 中学生の学力向上について
- ウイズコロナ時代の教育について
- 不登校の予防について
- 高知の魅力を国内外へ効果的に情報発信する方法について
- SNS利用上のマナーについて
- 選挙での若者の投票率の向上について
- 高知県の知名度アップ策について
- IoTやAIなどのデジタル技術を活用した産業振興について
- 中山間地域における買い物支援について
■課題(令和元年度)
- 安心して子育てできる環境づくりについて
- 歯と口の健康づくりについて
- がん検診の受診率向上について
- 持続可能な社会保障制度の構築について
- 働き方改革について
- 公共交通の利用促進について
- 災害から県民の生命、財産を守るインフラの整備
- 機能強化について
- 災害時における高齢者
- 障害者など要配慮者の避難対策について
- スポーツを通じた活力ある県づくりについて
- 外国人観光客の誘客拡大について
- 県産品の販路拡大について・環境に配慮した産業振興について
- ソーシャルネットワークサービスについて
- 不登校の予防と支援について・高知の魅力の国内外への発信について
- 生涯学び続ける環境づくりについて
- 選挙の投票率向上について
- IoTやAIなどのデジタル技術の活用について
- 中山間地域における買い物支援について
8.福岡県
♦民間企業等職務経験者
■課題1(令和4年度)
誰もが人権を尊重され、社会のあらゆる分野で自分に合った生き方を選択し、個人として持つ能力を発揮することができるジェンダー平等・男女共同参画社会の実現は、活力ある地域社会を築くために重要です。
福岡県では、「福岡県男女共同参画推進条例」に基づき、福岡県男女共同参画計画を策定し、計画的、総合的に施策を進めていますが、働く場や家庭・地域等様々な場面で男女間の格差が依然として存在しています。
そこで、ジェンダー平等・男女共同参画社会の実現に向けて、現状における課題や問題点を踏まえた上で、行政としてどのような取組が必要か、グループで話し合い、一定の結論をまとめなさい。
■課題2(令和4年度)
近年、「8050問題」と呼ばれる、ひきこもり状態の50代の子を80代の親が養っているような世帯が抱える問題が顕在化しており、経済難からくる生活の困窮や当事者の社会的孤立、病気や介護などによって親子共倒れになるリスクが指摘されています。
この背景には、ひきこもり状態にある人の高齢化や長期化があり、内閣府が平成30年に行った調査では、自宅に半年以上閉じこもっているひきこもり状態にある40~64歳が、全国で61万3千人いると推計されています。
この「8050問題」を解決するために、行政としてどのような取組が必要か、グループで話し合い、一定の結論をまとめなさい。
■課題3(令和4年度)
国は、「デジタル社会の実現に向けた改革の基本方針」において、デジタル社会の目指すビジョンとして「デジタルの活用により、一人ひとりのニーズに合ったサービスを選ぶことができ、多様な幸せが実現できる社会」を掲げており、このような社会を目指すことは、「誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化」を進めることに繋がるものとしています。
本県も、昨年度、「福岡県DX戦略」を策定し、誰もがデジタル化の恩恵を受け、快適かつ安全な生活を送ることができる社会を目指すこととしています。そこで、福岡県のDXを推進し、目指すべき社会を実現するために、県としてどのように取り組んでいくべきか、グループで話し合い、一定の結論をまとめなさい。
■課題(令和元年度)
誰もがワーク・ライフ・バランスのとれた働き方ができる社会を実現することは、国民一人ひとりが意欲を持って働きながら豊かさを実感して暮らせるようにする観点から、また社会経済の長期的安定を実現する観点から重要なことです。
2019年4月には、労働者の長時間労働をなくし、年次有給休暇を取得しやすくする等により、個々の事情にあった多様なワーク・ライフ・バランスの実現を目指すとして、労働時間に関する制度の見直しが行われました。
そこで、ワーク・ライフ・バランスの実現に向けて、今後、事業者が取り組むべきこと、また福岡県が行政として取り組むべきことについて、グループで話し合い、一定の結論をまとめなさい。
9.熊本県
♦大学卒業程度・免許資格職(前期)
■課題1(令和4年度)
大手外国企業による熊本での新工場建設等に伴い、今後ますます多くの外国人の方が熊本で生活されることとなりますが、その方々にとってより住みやすい熊本になるために、本県としてどのような取組みが必要であるか、グループ内で討論してください。
■課題2(令和4年度)
熊本地震からの復興プロジェクトの一環として、被災した各地に人気漫画ワンピースの「麦わらの一味」の像を設置することとしており、10体目となる「ジンベエ像」が、本日宇土市に設置されました。
ワンピース像の活用を通じて県全体の交流人口拡大につなげるため、本県としてどのように取り組んでいくべきか、グループ内で討論してください。
■課題3(令和4年度)
新型コロナウイルス感染症の感染拡大等による地方移住への関心の高まりを踏まえ、本県への移住定住を推進するためには、どのような取組みが効果的であるか、グループ内で討論してください。
■課題4(令和4年度)
男性の育児休業取得促進等を目的に、令和3年6月に「育児・介護休業法」が改正され、令和4年4月から段階的に施行されています。
男性の育児参加が進まない背景を踏まえながら、男性の育児参加を促進するための取組みについて、グループ内で討論してください。
■課題5(令和4年度)
日本では、本来食べられるのに捨てられる食品「食品ロス」の量が年間570万t(令和元年度推計値)発生しており、1⼈当たりに換算すると1年で約45kgの量となります。
食料資源の有効利用や地球温暖化の抑制につなげるためには、食品ロスを減らす必要がありますが、どのような対策が有効であるか、グループ内で討論してください。
■課題6(令和4年度)
近年、ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)の実現に向けた様々な施策が行われていますが、施策が求められる背景と行政が取り組むべき具体的な施策について、グループ内で討論してください。
■課題7(令和4年度)
近年、熊本地震や令和2年7月豪雨のような大規模災害が頻発する中で、県民一人ひとりの防災意識を高めるためには、どのような取組みが有効であるか、グループ内で討論してください。
■課題8(令和4年度)
熊本県人口ビジョンによると、このまま何も対策を講じなければ、2060年の熊本県の人口は124.3万人まで減少するとされています。
人口減少が本県に与える影響を踏まえながら、必要な取組みについて、グループ内で討論してください。
■課題9(令和4年度)
熊本には、「ロアッソ熊本」「熊本ヴォルターズ」「火の国サラマンダース」の3つのプロスポーツチームが本拠地を置いており、交流人口の拡大や地域コミュニティの醸成、賑わいの創出など、様々な効果を県民にもたらしています。
今後、スポーツを通じた地域の活性化を図るにあたり、本県としてどのように取り組んでいくべきか、グループ内で討論してください。
■課題10(令和4年度)
熊本県のPRキャラクター「くまモン」が100年後も愛される存在であるために、現状の課題やその解決策、新たな取組みの提案等について、グループ内で討論してください。
■課題11(令和4年度)
熊本県産の食品のブランド力を高め、全国、そして世界に広めていくためにはどのような取組みが有効であるか、グループ内で討論してください。
■課題(令和3年度)
- 自家用車ナンバーの偶数・奇数によって、日替わりで都市部への車の乗り入れを規制してはどうか」という意見について
- 救急車の要請を有料にしてはどうか」という意見について
- 渋滞緩和のため、通勤時間帯の公共交通機関の利用運賃を割引してはどうか」という意見について
- 75歳以上の高齢者が所有している自動車運転免許証の返納を義務化してはどうか」という意見について
- ガソリン車の販売を規制し、新車販売をZEVに限定してはどうか」という意見について
- 公共料金や公共施設の入場料等の支払いについて、キャッシュレス化を進めてはどうか」という意見について
- 県内企業において、外国人労働者の雇用を積極的に進めるべきである」という意見について
- RPAやAIを活用し、自治体の窓口業務の自動化を進めてはどうか」という意見について
- 18歳未満の者がSNSを利用する際に、個人情報の登録を義務化してはどうか」という意見について
- 小学生が携帯電話を所有することを規制してはどうか」という意見について
■課題1(令和2年度)
AIやICT、ビッグデータなどの先端技術が新たなビジネスを生み出し、テクノロジーによる社会の効率化は、今後、益々加速していくことが予想されます。
この先端技術をどのように活用すれば、地域経済の活性化や地域課題の解決に繋げることができるか、グループ内で討論してください。
■課題2(令和2年度)
4年前の熊本地震の発生により、阿蘇へのアクセスルートが遮断されましたが、これまでの復旧作業が実を結び、阿蘇へのすべての幹線道路及びJR豊肥本線の運転が再開される見込みとなりました。
アクセスルートの復旧を契機として、阿蘇地域の観光振興につなげるための方策について、グループ内で討論してください。
■課題3(令和2年度)
熊本都市圏は通勤・通学時間帯の交通渋滞が著しい地域ですが、渋滞を緩和させる方策について、どのような取組みが効果的であるか、グループ内で討論してください。
■課題4(令和2年度)
キャッシュレス決済は利便性が高い反面、個人情報の管理や高齢者による利用の難しさなどの課題もあります。
現在、本県のキャッシュレス決済の比率は、全国平均を下回っていますが、今後、キャッシュレス決済を普及させるためには、どのような取組みが有効であるか、グループ内で討論してください。
■課題5(令和2年度)
全国的に農業の担い手不足などによる耕作放棄地の増大が問題となっていますが、本県において解決するための有効な施策について、グループ内で討論してください。
■課題6(令和2年度)
本県を訪れる外国人は近年増加傾向にありましたが、世界的な新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、今年度は大きく落ち込むことが予想されます。
今後、本県を訪れる外国人旅行者数の回復を図るには、どのような方策が有効であるか、グループ内で討論してください。
■課題7(令和2年度)
昨年4月から外国人材の受け入れの新たな制度がスタートしたことにより、今後、農業や県内企業における外国人労働者の受入れが大きく拡大することが予想されます。
労働力の確保に繋がる反面、コミュニケーションの問題への対応など、解決すべき課題も多くあります。
本県として外国人労働者と共生していくためには、どのような取組みが有効であるか、グループ内で討論してください。
■課題8(令和2年度)
労働人口の減少や新型コロナウイルスの感染拡大などを背景に、テレワークやフレックスタイム制など、働き方の多様化が注目されていますが、県内企業にはまだ十分に浸透していないのが現状です。
県内企業に対し、多様な働き方を推進していくための方策について、グループ内で討論してください。
■課題9(令和2年度)
くまモンのイラストを使った関連商品の売上げが、1,500億円(2019年)を超え、2011年からの9年間で売上高の累計は8,100億円を超えました。
今後、本県の魅力を国内外に発信し、更なる経済効果を生み出すためには、くまモンの活動をどのように進めていくべきか、グループ内で討論してください。
■課題10(令和2年度)
近年、食べられる食品が消費されずに廃棄される「食品ロス」が問題となっており、資源の有効活用や、環境負荷の観点からも「食品ロス」の削減を図ることが必要です。
この「食品ロス」の削減のために、どのような取組みを推進していくべきか、グループ内で討論してください。
■課題11(令和2年度)
インターネットやSNSは利便性が高く、正しく安全に使用すれば便利なものですが、一方で、若者が犯罪やトラブルに巻き込まれるケースは少なくありません。
若者のインターネット利用によるトラブル防止には、どのような取組みが有効か、グループ内で討論してください。
■課題12(令和2年度)
近年、男性による育児休業の取得率は上昇傾向にありますが、女性の取得率と比較すると依然として低い水準にあります。
今後、本県において男性の育児休業の取得を推進するには、どのような取組みが有効であるか、グループ内で討論してください。
■課題1(令和元年度)
IR整備法(特定複合観光施設区域整備法)が成立し、「カジノを含む統合型リゾート施設」の整備が可能となりました。
そこで、本県に統合型リゾート施設を整備する場合の影響について整理し、その是非についてグループ内で討論してください。
■課題2(令和元年度)
選挙権年齢が18歳以上に引き下げられましたが、若者の投票率は低下しています。
そこで、若者に政治や選挙に興味を持ってもらうための県主催のイベントを行うことにしました。
ターゲットは10~20代とします。
その内容について、グループ内で討論してください。
■課題3(令和元年度)
県内の就職を希望する高校生の約40%、大学生の約55%が卒業後、県外で就職しています。
熊本で就職してもらうためには、どのような課題があり、県としてどのような取組が必要と考えられるか、グループ内で討論してください。
■課題4(令和元年度)
熊本県はラグビーワールドカップの開催地の一つに選ばれています。
そこで、試合当日の観戦者の満足度を開催地の中で一番にするために、県としてどのような取組が必要か、グループ内で討論してください。
■課題5(令和元年度)
五十歳時未婚率(※)の上昇を受け、県主催の婚活プロジェクトを行うことになりました。
ターゲットは20~30代とし、実施時期は夏季(6~8月)とします。
その内容について、グループ内で討論してください。
※50歳まで一度も結婚したことがない人の割合を示すもの。
■課題6(令和元年度)
国連が発表した世界幸福度ランキング2019で日本は58位となりました。
どのような政策を行うことで幸福度ランキング(※)が上昇すると思うか、グループ内で討論してください。
※ (1)人口あたりの国内総生産(GDP)、(2)社会的支援の充実ぶり、(3)健康寿命、(4)人生の選択の自由度、(5)寛容さ、(6)社会の腐敗の少なさの6項目により調査を行ったもの。
■課題7(令和元年度)
昨年11月に人気漫画ワンピースのルフィ像が県庁プロムナードに設置され、仲間の8体のキャラクターについても、県内市町村に設置される予定となっています。
設置による集客効果を最大限にするために、県としてどのような取組が考えられるか、グループ内で討論してください。
集団討論については、試験日の午前、午後(いずれか受験)ごとに以下の課題中1題を出題。
なお、課題については、グループ内で活発に議論を行っていただくため、様々な分野から出題しています。
■課題8(令和元年度)
熊本城は地震により大きな被害を受けましたが、その復興の過程を見たいという観光客も多くいます。
そのような観光客に熊本を訪れてもらうために、復興をテーマにした県主催のイベントを行うことにします。
どのようなイベントが考えられるか、グループ内で討論してください。
■課題9(令和元年度)
県内でも空き家について課題となっていますが、空き家を地域の資源と考え、利活用するためにはどのような取組が考えられるか。
また、県として、どのような支援策が考えられるか、グループ内で討論してください。
■課題10(令和元年度)
少子高齢化により、労働力人口が減少してきていることから、労働力を維持するための方策として、外国人労働者の雇用が考えられます。
そこで、外国人とともに働き、地域で生活していくうえでの課題を整理し、県としてどのような対策が考えられるか、グループ内で討論してください。
■課題11(令和元年度)
近年、児童虐待による死亡事例などが発生しています。
児童虐待を減少させるためには、県としてどのような取組が必要と考えられるか、グループ内で討論してください。
■課題12(令和元年度)
今年1月、熊本県では、若者の県内就職や定着等の方策の一つとして、県内企業等と協力して、県内の中小企業にUターン就職する若者の奨学金返還等を支援する制度を創設しました。
県として他に考えられる若者の県内就職や定着等の方策について、グループ内で討論してください。
♦民間企業等経験者対象
■課題1(令和4年度)
本県では、昨年3月、「熊本県移住定住推進本部」を設置し、関心が高まっている地方移住への施策の推進に取り組んでいます。
今後、本県が都市部からの移住先に選ばれるためにはどのような取組みが有効であるか、グループ内で討論してください。
■課題2(令和4年度)
本県では、本年2月、「くまもとDXグランドデザイン」を策定し、熊本県全体のデジタル化による変革を推進しています。
今後、県内企業等のデジタル化を推進していくうえで、本県としてどのよ うに取り組んでいくべきか、解決すべき課題を踏まえて、グループ内で討論 してください。
■課題1(令和3年度)
新型コロナウイルス感染症の感染拡大を機に広がったテレワークについて、労働時間の減少や生産性の向上、多様で柔軟な働き方の推進など様々な効果が期待されています。
しかし、民間調査会社が、令和3年8月に実施した調査によると、熊本県内のテレワーク実施率は、全国平均を下回っています。
熊本県として、より一層テレワークを推進していくにあたって、考えられる課題とその対策について、グループ内で討論してください。
■課題2(令和3年度)
本県の人口は、平成10年を境に減少傾向にあり、令和元年時点で174.8万人となっています。
このまま何も対策を講じなければ、本県の令和42年の人口は約124.3万人となるとの推計もあり、地域経済への広範囲な影響や地域文化や地域コミュニティの維持・存続等にも支障が生じることが懸念されています。
そこで、本県に人々を呼び込み、また、本県に人々がとどまるためにはどのような方策が有効か、本県の現状や課題を踏まえ、グループ内で討論してください。
■課題1(令和2年度)
県民の幸福度を向上させるためには、一人ひとりが意欲をもって働きながら豊かさを実感して暮らせるワーク・ライフ・バランスのとれた社会を実現することが重要であると考えられます。
今後、その実現に向けて、どのような取組みが必要か、グループ内で討論してください。
■課題2(令和2年度)
就職活動において、就職先の選定理由として「職場環境や社風」が挙げられますが、理想的な「職場環境や社風」とはどのようなもので、理想の職場にするにはどのような取組みが必要か、グループ内で討論してください。
10.大分県
♦上級・資格職
■課題1(令和元年度)
プラスチックごみの削減について(要旨)
■課題2(令和元年度)
高齢ドライバーによる交通事故について(要旨)
■課題3(令和元年度)
人口減少対策について(要旨)
■課題4(令和元年度)
スポーツ振興について(要旨)
■課題5(令和元年度)
若年者の早期離職について(要旨)
♦上級(社会人経験者)
■課題1(令和元年度)
障がいのある方が働きやすい職場作りについて(要旨)
■課題2(令和元年度)
地球温暖化対策について(要旨)
■課題3(令和元年度)
不登校への対応について(要旨)
■課題4(令和元年度)
ひきこもり対策について(要旨)
11.宮崎県
♦大学卒業程度
■課題1(令和元年度)
山田さんは、ある会社に勤めています。
同じ部署の玉木さんは、大人しくまじめな性格で、同期入社ということもあり、山田さんと玉木さんの関係は良好です。
そんな玉木さんは1年前に、所属する部署が企画したある大きなイベントでミスをしてしまいました。
玉木さんが作成した上司の挨拶文に大きな誤りがあったのです。
結果として上司に恥をかかせてしまった玉木さんは、それ以来ことあるごとに、その上司から指導という範疇を超えた言葉をかけ続けられることになります。
「お前は本当に使えないな」「お前がやめてくれたら皆が助かるのにな」と、大勢の同僚の前で言われることも珍しくありません。
玉木さん自身は、「自分のミスがきっかけであり、当然耐えなければならない」、「努力してミスをなくしていけば認めてもらえる」などと考えているようですが、最近は精神的に不安定な状態が続いているらしく、とうとう会社を辞めたいとまで言い出しました。
① そんな玉木さんに対して、山田さんができることは何でしょうか。
② また、玉木さん自身が取るべき行動はどのようなことでしょうか。
■課題2(令和元年度)
大山さんは、あるイベント企画会社の若手社員です。
学生時代の就職活動の時から第一志望としていた業界であり、いつか自分の企画したイベントで多くの人に感動を届けることを夢見ています。
そんな中、大山さんが提案した企画が、会社の事業として採用されることとなり、そのリーダーに大山さんが抜擢されました。
大山さんは喜び、その日から毎晩遅くまで残業することとなりましたが、自分が企画した仕事でもあり、残業は全く苦にならず、今のところは精神的にも肉体的にも至って健康です。
しかし、「働き方改革」が叫ばれる昨今、大山さんの会社でも積極的に「働き方改革」に取り組んでおり、その取組の一つとして、「午後8時以降の残業禁止」という方針が示されたところです。
大山さんは、自分の仕事をより良いものにするため、午後8時以降も残って仕事をしたいのですが、上司から早く帰宅するようしつこく促されるため、しぶしぶ従っている状況で、思うように仕事ができない大山さんのフラストレーションはたまるばかりです。
大山さんがとるべき行動、心がけなければならないことはどのようなことだと考えますか。
大山さんの立場でまとめてください。
■課題3(令和元年度)
南さんは、ある県の新規採用職員です。
入庁したら、地元産品の輸出や消費拡大に携わりたいと思っていましたが、配属されたのは、職員の福利厚生を担当する課でした。
課の雰囲気は明るく、中でも入庁5年目の先輩職員池田さんは、年齢が近いこともあり、丁寧に仕事を教えてくれますが、南さんは、いまいち仕事にやる気を出すことができずにいました。
入庁して、1ヶ月が経ったある日、同期の藤田さんから夕食に誘われました。
藤田さんは、地元産の木材利用振興に携わっており、大変ながらも充実した毎日を送っているようで、南さんは話を聞きながら、非常にうらやましく感じました。
翌日、南さんのメールの確認不足で、先月中に回答しなければならない他県からの調査に回答していないことが分かり、残業して処理をすることになりました。
池田さんが作業を手伝ってくれましたが、なかなか終わらず、南さんは、「こんな仕事がしたくて県庁に入った訳じゃないのに。」
「内定をもらっていた商社に就職しておけばよかった。」
と、つい言ってしまいました。
すると、池田さんに「みんなが希望の仕事が出来るわけじゃないんだから、まずは、今自分が任された仕事をしっかりやることを心がけなさい!」と激しい口調で怒鳴られてしまいました。
南さん自身も不適切なことを言ってしまったと反省しましたが、それ以上に、いつも優しい池田さんから怒られたことがショックで、今後、池田さんと職場内で良好な関係を続けていく自信がありません。
このような状況を改善するためにすべきことは何でしょうか。
南さんの立場で適切だと考えることをまとめてください。(令和元年度)
■課題4(令和元年度)
藤山さんは、地元の大学に通う3年生です。中学・高校と上下関係の厳しい部活に所属していたので、目上の人への言葉遣いや態度には非常に気を遣います。
また、真面目でおとなしい性格です。これまで、飲食店でのアルバイトの経験はありませんでしたが、大学の親しい先輩に、「接客をすることで、コミュニケーション能力もつくし、まかないも食べられてお得だ」と紹介され、自宅近くの居酒屋で働くことになりました。
アルバイト先には、中川君というバイトリーダーがいました。
中川君は、藤山さんより年下ですが、経験豊富で、店長からも頼りにされています。
店長から、中川君に指導を受けるように言われ、張り切ってアルバイトに臨んだ藤山さんですが、中川君は、一通りの業務内容を口頭で伝えると、それ以後、分からないことを聞いても中途半端にしか教えてくれず、その上、藤山さんがミスをすると厳しく叱責します。
また、中川君は、店長の前では一生懸命業務を行いますが、店長の見ていないところでは、スマートフォンでゲームをしたり、掃除をさぼったりしています。
さらに、経験の浅いアルバイト生に対しては、敬語を使うこともなく、自分より年上でも呼び捨てにしています。
藤山さんは、先輩に紹介されたこともあり、自分の成長の為にもアルバイトは続けたいと思っていますが、このような態度をとる中川君との接し方も分からず、中川君に対して不満が募るばかりです。
このような状況を改善するためにすべきことは何でしょうか。
藤山さんの立場で適切だと考えることをまとめてください。
12.沖縄県
♦上級
■課題1 少年法厳罰化について(令和3年度)
懲役期間の延長や重大犯罪に関わった18歳以上の少年の起訴後の実名報道を認めるなど、少年法の厳罰化が相次いでいますが、被害者の心情等を踏まえてこれを肯定する立場と、少年の更生や社会復帰を困難にするとして反対する立場があります。
少年犯罪の凶悪化が問題視されながらも少年犯罪そのものは戦後一貫して減少傾向にあることや、少年法による更生活動の成果を主張する意見、遺族を含む被害者側の声を重視する意見や少年法の意図や抑止力に疑問を呈する世論など、様々な意見があります。
これらを踏まえて少年法厳罰化について討論してください。
■課題2 自然環境の保護と地域経済について(令和3年度)
沖縄県では、「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の世界自然遺産の登録に向け取り組んでいるところです。
登録されれば観光地として注目され、地域の活性化につながることが期待されます。
自然環境の保護と地域経済の活性化について、討論してください。
■課題3 救急車の有料化について(令和3年度)
救急車の利用について、軽症の場合の有料化を検討するべきとの意見が一部あるところです。
これは、国内の救急車による搬送者の約半数が軽症(※)であり、真に緊急を要する傷病者への対応に影響がでることを懸念してのものですが、有料化により利用を避けた者の重症化リスクが懸念される等、有料化に反対の意見もあるところです。
救急車の有料化について、討論してください。
※軽症:傷病程度が入院加療を必要としないもの(消防庁の「救急出動件数等(速報値)」の公表資料における定義)
■課題4 24時間営業について(令和3年度)
コンビニエンスストア等、私たちの周りには24時間営業している店があり、日時を問わず様々なサービスを利用することができる一方、24時間営業には防犯上の課題や過酷な勤務実態等、様々な問題が指摘されています。
コンビニエンスストア等の24時間営業について、討論してください。
■課題5 離島の医療体制について(令和3年度)
新型コロナウイルス感染症患者が沖縄県内で急増し、沖縄県医療非常事態宣言が発出された令和3年5月、沖縄県立宮古病院及び沖縄県立八重山病院は新型コロナウイルス感染症患者への対応を迫られ、緊急を要しない治療や手術は先送りする等、一部診療の制限を実施しました。
一方、宮古・八重山地域では、観光業をはじめとするサービス業にとって、来島する方々は重要な消費者となっています。
医療体制が脆弱な離島における、観光業をはじめとする各種産業振興と、必要な医療体制の維持について、討論してください。
■課題6 宿泊税制度の導入について(令和3年度)
沖縄県では、本県が世界に誇れる観光リゾート地として発展していくことを目指すとともに、県民生活と調和した持続的な観光振興を図る施策に要する費用に充てるため、宿泊税導入の検討が進められてきましたが、新型コロナウイルス感染拡大など、観光業への影響が出ていることを踏まえ、条例案の提出が見送られている状況にあります。
宿泊税の導入について、討論してください。
■課題7 ジョブ型雇用について(令和3年度)
一般にジョブ型雇用とは、新卒一括採用を行わず、新規の労働者が必要な業務が発生する度に必要数を採用するもので、職務記述書により業務範囲を明確にし、それ以外の業務は行われません。
厚生労働省の規制改革会議は、職務が限定されている、勤務地が限定されている、労働時間が限定されている(フルタイムであるが時間外労働なし、フルタイムでなく短時間)、いずれかの要素(または複数の要素)を持つ正社員を「ジョブ型正社員」と定義しました。
同会議は、正規・非正規雇用の2極化の是正や、ライフサイクル・ライフスタイルに合った多様な働き方の実現等のため、雇用改革が必要であり、その対策のひとつとしてジョブ型正社員の普及が必要としています。
これらを踏まえて、ジョブ型雇用について、討論してください。
■課題1(令和元年度)
平成30年度の沖縄県の観光客数は999万9000人と、6年連続で過去最高を更新しました。
本県に多くの観光客が訪れることで、地域経済や雇用が促進されるとの意見もある一方、交通混雑や生活環境の悪化を懸念する声もあり、実際に、観光客のマナーの悪さが問題で立入禁止となった観光スポットもあります。
近年、観光地が耐えられる以上の観光客が押し寄せる状態「オーバーツーリズム」が国内外で問題となっていますが、本県航空路の旅客数(便数)や観光スポットの立入人数を制限することについて、賛成か反対か討論してください。
■課題2(令和元年度)
小・中学校への児童生徒のスマートフォンや携帯電話の持込みについては、平成21年文部科学省通知により原則禁止すべきであるとされていますが、同通知内容の見直しの動きがあります。
その背景には時代と合わなくなっている面も出ているとの考えもありますが、一方で、依存症の助長を懸念する意見もあります。
小・中学校へのスマートフォンの持込みについて、賛成か反対か討論してください。
■課題3(令和元年度)
今般、男性の育児休業取得が低水準にとどまっていることを受け(※)、男性の育児休業取得の義務化をめざす動きがあります。
育児休業取得を義務化することにより、男性の育児参加への社会的環境整備が進むとの意見がある一方、育児休業取得を望まない人にまで強制するのは問題であるとの意見もあります。
男性の育児休業取得の義務化について、賛成か反対か討論してください。
※ 平成30年度の男性の育児休業取得率 6.16%(厚生労働省)
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13.まとめ
今回は、中国・四国・九州・沖縄の県庁試験の過去問を紹介しました。
志望自治体で出題される課題の傾向を知り、早めに対策を取ることで合格に繋がっていきます。
コツコツ頑張りましょう。
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