みなさんこんにちは。
公務員の面接試験でどんな質問をされるのか気になりますよね。
今回は、町役場・村役場職員を志望している方に向けた、面接対策の記事です。
この記事では、町役場・村役場の面接試験を受けた受験生の体験報告書を基に、実際にあった面接官からの質問をまとめています。
今後の面接試験対策に是非活用してください。
- 【この記事を書いた人】
・政令市の消防士、町役場の行政職員、政令市の行政職員を経験
・公務員試験は独学・予備校利用の両方で合格した経験あり
・YouTube ⇒「3回公務員」
★目次
- 実際の質問
- 町役場・村役場試験の参考書籍
- まとめ
1.実際の質問
実際に町役場・村役場の面接であった質問の一覧です。
- 何時に起きましたか
- 集団討論(もしくは論文試験)の手応えはありましたか
- 志望動機
- なぜ地元ではなく○○町・村を志望したのですか
- あなたの地元をPRしてください
- 自己PRをお願いします
- あなたの長所はなんですか
- 長所をどのように職場で活かしますか
- どの部署で働きたいですか
- 希望の部署ではなかったらどうしますか
- 入庁してやりたいことは何ですか
- なぜ公務員を目指したのですか
- 民間への就職を考えたことはありませんか
- 前職の退職理由は
- 前職を退職した後は何をしていましたか
- 大学時代に頑張ったことは何ですか
- サークル活動は何をしていましたか
- サークル活動で苦労したことはありますか
- 卒業論文は何を研究しましたか
- 学校を卒業後は何をしていましたか
- アルバイトをした経験はありますか
- アルバイトでクレームがきた時どう対処しましたか
- 人をまとめるような役職に就いたことはありますか
- 友人は多い方ですか
- 友人からはどう評価されていますか
- 親友はいますか
- 相談できる人はいますか
- 最近、気になるニュースはありますか
- 最近、気になるニュースについてあなたの考えを教えてください
- 自己啓発は何か行っていますか
- あなたの趣味は何ですか
- あなたの人生で嬉しかったことは何ですか
- あなたのモットーは何ですか
- ストレス解消法を教えてください
- ○○町・村の印象を教えてください
- ○○町・村について知っていることを教えてください
- ○○町・村の良いところはどこだと思いますか
- 採用された場合○○町に住みますか
- 併願状況は
- 最後に何か一言ありましたらどうぞ
♦①何時に起きましたか
これはよく面接試験の導入として聞かれる質問です。
この他に「試験会場までどうやってきましたか」や「緊張していますか」などが定番です。
緊張をほぐすためにも、最初の一言は小声にならないように、はっきりと答えましょう。
最初の発生が小声になってしまうと、そのままずるずると小声のまま進んでしまいます。
第一声はとても重要です。
♦②集団討論(もしくは論文試験等)の手応えはありましたか
この質問も、面接試験の導入部分での質問です。
面接試験以外の他の試験、例えば、集団討論や小論文、筆記試験等の手応えを聞かれます。
話のきっかけとして質問しているので、深く考えずに素直に答えて大丈夫です。
♦③志望動機
まれに聞かれない時もありますが、ほとんどの面接試験で聞かれます。
きちんと話せるように、必ず事前準備をしておくべきです。
もし、志望するきっかけとなる具体的なエピソードがあれば、ぜひをその話を交えて話しましょう。
具体的なエピソードがあれば話に厚みが増します。
長すぎるとくどいので、エピソードを詰め込み過ぎて、だらだらと話さないように。
♦④なぜ地元ではなく○○町・村を志望したのですか
地元以外の町村役場を受ける受験生は必ず聞かれます。
私が受験した際も、同様の質問がありました。
地元以外の町村役場を受ける人は、実際には「本命の自治体に落ちたからしょうがなく受けた」って人が多いかもしれません。
本音と建前をきちんと使い分けましょう。
「本当にこの自治体を志望しています」ということをアピールできるように、自分の地元以上に、受験先の町や村を調べておく必要があります。
♦⑤あなたの地元をPRしてください
こんな質問が来る場合もあるので、受験先だけでなく、自分の地元についても最低限把握しておきましょう。
自分の地元を知っているからこそ、地元と志望先の自治体を比較することができ、志望先の長所や短所が見えてきます。
♦⑥自己PRをお願いします
これも定番の質問です。
いろいろアピールしようとたくさん話を詰め込み過ぎると、全部の話が薄くなるので、1つか2つに絞って話をしましょう。
♦⑦あなたの長所はなんですか
自己PRとほとんど同じです。
まれに自己PRを聞いて、さらに長所も聞いてくることがあります。
それに備えて、自己PRで使うものと別に、もう一つ長所を準備しておきましょう。
♦⑧長所をどのように職場で活かしますか
実際に働いているところをイメージする必要があるので、そもそも役場ではどんな仕事があるのかある程度理解しておく必要があります。
コミュニケーション能力が高いなら窓口対応など。
♦⑨どの部署で働きたいですか
これも定番の質問です。
これを答えられないと、「本当にうちの自治体を志望しているのか?」と思われるので、希望の部署はきちんと考えておきましょう。
♦⑩希望の部署ではなかったらどうしますか
希望の部署に配属される方がまれなので、ポジティブな回答をしましょう。
新人が配属されやすい部署、社会人経験者の新人が配属されやすい部署等、自治体によっていろいろあります。
♦⑪入庁してやりたいことは何ですか
希望の部署と同じような質問ですね。
この回答が具体性に欠けざっくりし過ぎると、「それは他の自治体でもできませんか?」、「民間でもできませんか?」などと切り返される場合があります。
あなたが入庁してやりたいと思っていることを、志望先の町村役場の現状と絡めて考えるといいかもしれません。
♦⑫なぜ公務員を目指したのですか
「安定した身分、安定した給料がもらえるから」という本音は隠しておきましょう。
「民間と違い公務員は利益を追求しない・・・」この回答は止めましょう。
過去に多くの不合格者がこの回答をしてきたことでしょう。
♦⑬民間への就職を考えたことはありませんか
これは民間を考えたことがあってもなくても、どちらでも構わないと思います。
あると答えた場合は「じゃあなぜ民間をやめて役場を志望したの?」という質問が続きます。
♦⑭前職の退職理由は
「人間関係が・・・」や「残業時間が・・・」などネガティブな理由は言わない方が無難です。
また、前職に不満があっても、前職の悪口はあまり言わない方がいいです。
基本的にはポジティブな理由を答えましょう。
私の知り合いは、前の職場の批判をして面接試験に落ちました。
♦⑮前職を退職した後は何をしていましたか
「アルバイトしながら受験勉強」、「受験勉強に専念」主にこの二つが考えられますが、自分の現状に合わせて回答してください。
私も実際に面接で聞かれたので答えましたが、サラっと次の質問に流れました。
♦⑯大学時代に頑張ったことは何ですか
職歴がない方は、学生時代のことを聞かれることが多いですが、社会人経験者はそれほど多く聞かれることはありません。
頑張ったことで定番の答えはサークル、部活、アルバイト、勉強、ボランティア、留学、インターン、ここら辺ですかね。
♦⑰サークル活動は何をしていましたか
飲み会ばかりのサークルだった人は素直に「飲み会ばかりでした」と言わないように。
数少ない健全な活動内容を膨らませて話しましょう。
もしサークルに入ってなかった場合、素直に入っていないと答えても大丈夫です。
それで減点にはなりません。
♦⑱サークル活動で苦労したことはありますか
苦労した話を答えた後に「どう解決したか」などの質問が返ってくるところまで想定しておきましょう。
面接では自称サークルの副部長が増えるそうです。
♦⑲卒業論文は何を研究しましたか
長々と話されても面接官は困るので、簡単に要約して答えましょう。
現役生、既卒1年目以外は卒論についてほとんど聞かれることはないと思います。
♦⑳学校を卒業後は何をしていましたか
既卒で職歴なしの人に聞かれる質問ですね。
既卒職歴なしでも受かるので心配はいりません。
アルバイト、もしくは公務員試験の勉強をしていたと正直に答えて大丈夫です。
♦㉑アルバイトをした経験はありますか
アルバイトの経験はないよりもある方がいいですが、現役生でアルバイト経験がない場合は、他の部分でアピールすればいいので気にする必要なしです。
既卒職歴なしでアルバイトの経験もないと、ちょっと微妙かもしれません。
短期もしくは日雇いのアルバイトでもいいので、一度経験してみて話を膨らませれば話の持ち駒が増えます。
♦㉒アルバイトでクレームがきた時どう対処しましたか
役場職員も住民から苦情・クレームを受けることが多いので、あなたがどう対応するか面接官も気になるところです。
役所ではクレーム対応研修などもあります。
しっかり相手の話を聞く、きちんと丁寧に説明する、上司・先輩の指示を仰ぐなどの対処方法をあなたのアルバイトに当てはめて話してください。
♦㉓人をまとめるような役職に就いたことはありますか
部活のキャプテン、サークルの部長、アルバイトのバイトリーダー、イベントの主催者、実行委員会の委員長、前職のプロジェクトリーダーなどですかね。
副キャプテンや副部長など、副でも構わないと思います。
♦㉔友人は多い方ですか
友人が多い方が社交的な印象は持ちますね。
もし、声が小さく地味な印象の受験生が、「友人は少ないです」と答えると、「この人は人とのコミュニケーション大丈夫かな?」って思っちゃいます。
「全くいません」なんて回答はしないように。
♦㉕友人からはどう評価されていますか
ネガティブな評価ではなく、ポジティブな評価を話しましょう。
とはいえ、あまり自分で自分を上げ過ぎると試験官もお腹いっぱいになります。
自画自賛し過ぎず、さりげなくポジティブに。
♦㉖親友はいますか
親友と呼べる人がいるか微妙な方は、その辺の友人を親友とみなしましょう。
別にたくさんいなくても大丈夫。
♦㉗相談できる人はいますか
公務員でも、仕事やプライベートで悩みやストレスは生じます。
悩みごとを一人でため込んで体調を崩さないように、相談できる相手はいるのか確認しています。
♦㉘最近、気になるニュースはありますか
志望先に関係のあるニュース、関係のないニュースどちらでも構いません。
関係のあるニュースだと「ちゃんと役場のことを調べているんだな」と思われるかもしれませんが、その代わり鋭く深掘りされる可能性もあります。
♦㉙最近気になるニュースについてあなたの考えを教えてください
つまり、気になるニュースについてはある程度知識を持っておく必要があります。
気になると言っておきながらここで答えられないと、口ばっかりな奴と思われちゃいます。
♦㉚自己啓発は何か行っていますか
パッと思いつかない人も「やっていません」以外の答えをひねり出しましょう。
読書、資格の勉強、人脈作り、ボランティア、習い事、運動など。
♦㉛あなたの趣味は何ですか
多くの人が回答しそうな趣味は、試験官の印象にも残りづらいですが、無理して珍しい趣味などを答える必要はありません。
普通の趣味でも全然構いません。
♦㉜あなたの人生で嬉しかったことは何ですか
どういうことで嬉しいと感じるのか、あなたの人間性、性格を把握するための質問と言えます。
大会で優勝した時、何かに合格した時、仕事で目標達成した時、結婚した時、子どもが生まれた時、人に感謝された時、いろんな場面を思い出してみてください。
♦㉝あなたのモットーは何ですか
この質問もあなたがどういう思考を持っているのか、あなたの内面的な部分を知るための質問です。
「毎日○○をする」、「有言実行」、「やらない善よりやる偽善」、などなど。
♦㉞ストレス解消法を教えてください
ストレスについてはどの公務員試験でもよく聞かれます。
ストレスをため込んで体調を崩さないように、きちんと解消法を持っているかの確認です。
♦㉟○○町・村の印象を教えてください
志望先の町や村の知識がない状態で印象を答えるよりも、きちんと町や村について調べて、その知識を踏まえた上で印象を答える方が的を得やすいです。
話している内容に厚みも出ますし、面接官も感心するはずです。
♦㊱○○町・村について知っていることを教えてください
受験先の自治体が地元以外の場合に聞かれやすい質問です。
面接までに、きちんと町や村について調べておきましょう。
情報収集には自治体のホームページや自治体が出している広報などを活用しましょう。
広報は役場や出張所、図書館等に置いてあります。
実際に町や村を車や自転車で回るのも1つの方法です。
♦㊲○○町・村の良いところはどこだと思いますか
これも事前に調べておきましょう。
ここを答えることができないと、おそらく変な空気が流れます。
♦㊳採用された場合○○町に住みますか
もしも住む予定がない場合、「住むつもりはありません」と答えてはドライ過ぎるので、「後々は引っ越そうと考えています」くらい言っておけば大丈夫です。
実際は勤め先の自治体に住んでいない職員も多いです。
♦㊴併願状況は
この質問で面接官は、「本当にうちに来てくれるのか」を確認しています。
第一志望と思われる回答であれば、本当のことを言っても多少のウ〇をついても構わないと思います。
いちいち受験生がどこを受験しているかなんて調べないので。
逆に言えば第一志望と思われない回答はやめましょう。
例えば地元がB市の人が、A町役場の面接試験で「B市消防局とC市消防局を併願しています。」と答えたら、A町役場の面接官はきっと「いや消防志望かい、うち絶対滑り止めでしょ。」ってなります。
♦㊵最後に何か一言ありましたらどうぞ
「特にありません」だと味気ないので、何か言えるように用意しておきましょう。
ただし、面接官が答えずらそうな難しそうな質問は避けた方が無難。
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2.町役場・村役場試験の参考書籍
「市役所試験 早わかりブック」
★目次
- 市町村職員ここがイイ!
- 早わかりガイド
- 教養・専門試験の攻略法
- 過去問の徹底研究
- 実力判定&学習法アドバイス
- 別冊過去問模試
市町村職員試験の概要が書かれています。
試験までの流れや、試験科目の出題数、過去の出題傾向など役に立つ情報がたくさん。
実際の過去問も掲載されているので、試験概要を知るだけでなくそのまま勉強もできます。
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3.まとめ
町役場や村役場の採用試験は、募集人数が少なく倍率が高くなることが多いです。
当然、2次試験の倍率も高くなることから、周りに勝つためにはしっかりと面接試験対策を行うことが重要です。
筆記試験は全力で頑張っているのに、2次試験対策は何となくって人が多い気がします。
筆記試験は単なる足切りです。
内定をもらうためにも、2次試験対策は全力で取り組みましょう。
♦各公務員予備校を徹底比較!
公務員を目指す場合どの予備校を選べばいいか迷いますよね。
以下の記事では、複数の予備校の料金や特徴を分かりやすく比較しているので、予備校選びの参考にしてください。