公務員試験に受かりたいなら公務員模試を受けることは必須です。
受けることで実力を把握するだけじゃなく、時間配分などの予行練習にもなります。
公務員予備校の東京アカデミーでは毎年公務員模試を実施。
そこで今回は東京アカデミーの公務員模試について評判や日程、受験料などを詳しく解説します。
【この記事を書いた人】
・政令市の消防士と行政職、町役場を経験
・公務員試験は独学・予備校両方で合格を経験
・YouTube ⇒ ハチサン公務員
★目次
- 東京アカデミーの模試の特徴
- 東京アカデミーの模試の評判
- 実際の模試の冊子
- 公務員模試の日程
- 東京アカデミー模試の受験料
- 各公務員模試について
- まとめ
【模試の詳細/資料請求/申し込み】
⇒ 東京アカデミー公式HP
1.東京アカデミーの模試の特徴
私は実際に東京アカデミーの公務員模試を受験した経験があるので、それを踏まえて特徴などを挙げていきます。
♦①信頼できる実績
東京アカデミーは歴史のある公務員予備校で、模試の内容は申し分ありません。
30年以上前から公務員模試を実施しているという実績があります。
さらに、2022年度大卒程度公務員模試の受験者数は合計20,149人。2021年度は22,288人。
毎年2万人前後が受験しているメジャーな模試です。
私がかつて受けた模試の受験者数は1度で5,000人を超えていました。
それくらい多くのライバルたちが東京アカデミーの公務員模試を受けているということ。
♦②会場か自宅か選べる
模試というと、試験会場で受けるイメージを持つ人もいるかもしれませんが、東京アカデミーの公務員模試は自宅でも受験が可能です。
試験日に都合がつかない人や試験会場まで足を運べない人は自宅や図書館等で受験しましょう。
自宅受験の場合は、問題用紙や解答用紙などが送られてくるので解答後に返送すればOK。
一方で会場受験は周囲に同じ受験者がいるので緊張感があります。
試験中にリアルな雑音なども聞こえてくるので1度は受けておきたい。
私は会場で受験しましたが、東京アカデミー受講生が多くいたので良い刺激を受けることができました。
♦③高卒区分の模試もある
公務員模試は大卒区分で実施されることが多いですが、東京アカデミーでは高卒区分の公務員模試もあります。
早い模試だと1月から、最後の模試は7月頃に実施されます。
料金は大卒区分よりも安いです。
4月以降、5,6,7月と毎月実施されるので、ひと月飛ばしで受けると学習効果が実感できるかも。
高卒区分を受験する人にとって数少ない高卒区分の模試はありがたい。
料金と日程は後述しています。
♦④成績表の内容が充実
■いろんなデータが分かる
東京アカデミーの公務員模試を受けると後日Webで成績表を見ることが可能。
受験する際は志望先をいくつか記入できるので、受験者全体での成績とは別に、志望先別にも成績が表示されます。
- 総合成績
- 平均点
- 平均正答率
- 偏差値
- 順位
- 志望先別成績
- 志望者数
- 平均点
- 偏差値
- 順位
- 合格可能性判定(A~E)
そのほか、科目群ごとの分野別成績、模試を複数回受けている場合の成績推移、問題1問ごとの設問別成績が分かります。
■志望者数も分かる
さらにおもしろいのは、どの官公庁にどのくらいの志望者がいるのか分かること。
例えばこの東京アカデミーの模試では998人が国税専門官、208人が財務専門官を志望していることが分かります。
私が受けたのは共通模試だったので380以上の官公庁のデータ記載されていました。
♦⑤解説が丁寧
東京アカデミーの公務員模試は「解答・解説冊子」をもらうことができますが、冊子には丁寧な解説が書かれています。
私がもらった冊子は教養試験が21ページ、専門試験が16ページ、合計37ページのボリューム。
さらに1問1問ごとにコメントと問題の難易度が表示されているのが嬉しい。
数的処理の解説では画像のように図が記載されていて分かりやすい。
しっかり復習ができます。
2.東京アカデミーの公務員模試の評判
♦難しい・簡単?
東京アカデミーの模試は、これまで説明したような特徴もあり評判もいいです。
ネットなどでは「問題のレベルが難しい」という評判があれば、「簡単だ」という評判もありました。
東京アカデミーの公式が言うには、時期に応じて出題レベルを考慮しているようです。
なので序盤で実施される模試は少し易しめに作られていると考えられます。
ただし受験者も序盤は勉強が進んでいないので、高得点が出せるわけではないですよね。
♦模試の難易度はどうでもいい
というより問題の難易度については気にする必要はないです。
問題が難しければ他の人にとっても難しいですし、逆に簡単なら他の人にとっても簡単だと感じるはず。
つまり成績表に出る順位には影響ないです。
自分の点数だけではなく、順位と平均点を見て自分と周囲の差を把握しましょう。
平均以下の点数が出たなら必死で勉強して追い上げてください。
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3.実際の模試の冊子
私が受けた東京アカデミーの公務員模試で、実際にもらった冊子を紹介します。
■問題冊子と実施要領
東京アカデミーの模試の冊子のサイズは写真のようにB5サイズ。
リアルな公務員試験はA4サイズが多いので少し小さめ。
教養試験の問題と専門試験の問題は分離されているのでかさばらなくてすみます。
■試験要領
問題冊子と別に実施要領が書かれた冊子が配られます。
注意事項など記載内容は本番さながら。
冊子を開くと志望先コードが書かれているので自分の志望先をマークシートにマークします。
■問題冊子
こちらは教養試験の問題冊子。
レイアウトは公務員試験で使われる本物そっくり。
リアルな問題で実戦経験を積むことができます。
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4.公務員模試の日程
2024年度の公務員模試の日程を紹介します。
♦大卒程度公務員模試
2024年度、東京アカデミーの模試は2023年に1回、2024年に8回、合計9回実施されます。
最初に11月の模試を受けて打ちのめされるのもいいかもしれません。
危機感からきっと勉強がはかどります。
一方、直前期の模試ではしっかり点数を取りたいところ。
♦高卒程度公務員模試
高卒程度の模試は2024年度は6回実施。
警察官型と公立保育所試験以外の模試では適性検査も一緒に実施されます。
行ける人は会場試験も経験しておきましょう。
5.東京アカデミー模試の受験料
東京アカデミーの該当受講生は嬉しいことに受験料が無料。
ちなみに教養試験は国家公務員試験では基礎能力試験と呼ばれています。
♦大卒公務員模試
■会場受験
- 教養+専門試験 :4,300円
- 教養試験のみ :3,300円
■自宅受験
- 教養+専門試験 :4,800円
- 教養試験のみ :3,800円
■記述と論文の追加
裁判所職員一般職、国税専門官、財務専門官、労働基準監督官Aの模試は1,200円追加することで、専門記述試験の模試も受けることができます。
また、国家一般職型模試では1,200円追加で一般論文試験を受験することも可能。
♦高卒公務員模試
高卒公務員模試は基本的に教養試験+適性検査。
専門試験が実施されるのは「公立保育所試験対策模試」のみです。
■会場受験
- 教養+適性検査:2,800円
- 教養試験のみ :2,800円(公立保育所)
- 専門試験のみ :2,800円(公立保育所)
- 教養+専門試験:4,300円(公立保育所)
■自宅受験
- 教養+適性検査:3,300円
- 教養試験のみ :3,300円(公立保育所)
- 専門試験のみ :3,300円(公立保育所)
- 教養+専門試験:4,800円(公立保育所)
■記述と論文の追加
公務員チャレンジスタート模試以外はプラス1,000円で作文試験を追加できます。
6.各公務員模試について
東京アカデミーで実施される公務員模試それぞれの特徴です。
♦大卒公務員模試
- 公務員共通基礎
・まずは最初の腕試し的な模試
・公務員試験の難易度を知るのには最適 - 公務員共通確認
・勉強成果の最初の効果測定
・まだ点数が取れなくても大丈夫 - 警察官・消防官型
・警察・消防共通問題なので本番とは違う
・ただ現時点の自分のレベルが分かる - 裁判所職員一般職型
・本番さながらの形式
・記述式問題もあり - 国税・財務・労基型
・国税・財務・労基から選ぶことができる
・複数申し込みも可能 - 国家一般職型
・専門試験は本番同様に選択方式
・9地域に分けての判定も可能 - 地方上級型
・選択制で幅広い試験に対応
・専門試験は55問中40問を選択 - 市役所型第1回
・7月~10月の市役所試験を目指す人向け
・国立大学法人を受ける人の練習にも - 市役所型第2回
・第1回と同じ内容
・第1回を受けた人は受験不可
♦高卒公務員模試
- 公務員チャレンジスタート模試40型
・最初の腕試しで自分の実力を知る - 第1回50問型
・学習の成果があったか最初の確認 - 第2回40問型
・問題数が40問タイプの模試 - 第3回50問(警察官)型
・警察官志望者以外にも対応 - 第4回50問型
・試験前最後の実力判定 - 公立保育所試験対策
・保育職を目指す人向けの模試
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7.まとめ
東京アカデミーの公務員模試の特徴や評判、日程などを紹介しました。
東京アカデミーの模試は30年以上の歴史があり安心の実績と評判です。
日程を確認して最低でも1度は受験することをおすすめします。
そして、解いた後は必ず復習するようにしましょう。
解きっぱなしでは勿体ない。
【模試の詳細/資料請求/申し込み】
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