「公務員に興味があるから公務員予備校を探したらクレアールを見つけた」
だけど実際どんな感じ?
この記事では、そんな方に向けて「資格★合格クレアール」の公務員講座の特徴、評判、メリット・デメリットなどを詳しく解説していきます。
【この記事を書いた人】
・政令市の消防士と行政職、町役場を経験
・公務員試験は独学・予備校両方で合格を経験
・YouTube ⇒ ハチサン公務員
★目次
- クレアールとは
- クレアールの学習方法
- コースと料金
- クレアールのメリット
- クレアールのデメリット
- クレアールの評判・口コミ
- 他の予備校との料金比較
- 他の予備校との特徴比較
- クレアールをオススメする人
【講座の詳細/資料請求】
⇒ クレアールの公式ホームページ
1.クレアールとは
クレアールはクレアール株式会社が運営する通信講座専門の資格スクールです。
公務員講座以外にも公認会計士や税理士など複数の講座を開設しています。
クレアールの設立は1998年ですが、その母体である経営指導協会は1962年に創立されました。
母体の創立から考えると老舗のスクールです。
過去には対面での通学講座も実施していましたが、2011年から通信講座へ特化しています。
クレアールの本社は東京都千代田区神田。
2023年3月期の売上高は約18億円。
2.クレアールの学習方法
♦基本の学習スタイル
■Web+テキスト
公務員予備校によって学習のスタイルはさまざまですが、クレアールの基本的な学習の流れは以下のような感じ。
- 冊子テキストや講義資料を見ながらWebで映像講義を受講
- Webテスト・実力診断テストで理解度と知識の確認
- 過去問演習で実践的な力を身に付ける
- 過去問の解説を読んでも分からなければ解説講義を視聴する
予備校によっては、ほぼテキスト中心の通信講座もありますが、クレアールはWeb講義とテキストを両方活用します。
もちろんクレアールのWeb講義は、パソコン・スマホ・タブレット端末どれからでも視聴可能で、倍速再生もできます。
毎回ダウンロードする必要はなくYouTubeのように視聴する感じです。
■適度な講義時間
1回の講義時間は、だいたい90分以内に収められており、20~30分程度のテーマに分けられています。
ほかの公務員予備校だと講義が2時間以上連続のところもあるので、それに比べるとクレアールのWeb講義は集中が持続しやすい作りになってます。
また映像は、よくある予備校の授業を録画したものではなく、Web講義専用に撮影されたものです。
通信講座に特化しているので当たり前ですが。
ちなみにクレアールの通信講座にはDVDを使った講義はありません。
これも時代に合った通信講座スタイルですね。
■使用する教材
クレアールで使用する教材は主に以下の3つ。
- テキスト
- 過去問題集
- 講義資料
申込手続きを済ませると1週間程度で送られてくるようです。
講義資料はダウンロード形式なので外出先でも気軽に閲覧できます。
♦非常識合格法
■網羅的な勉強は厳しい…
クレアールが学習の理念として掲げているのが、「非常識合格法」です。
簡単に言うと、クレアールの学習スタイルは的を絞って勉強をしていく感じ。
一般的な勉強は、試験範囲を網羅的に学習していくため、完璧に習得した場合は高い点数を取ることができます。
しかし、全て覚えるとなると時間はかかりますし、覚える量が多すぎて全体的に知識を定着させることはなかなか難しいです。
■効率的な学習を提唱
一方、クレアールの非常識合格法では網羅的に勉強するのではなく、志望先に合わせて試験に出るテーマを絞り学習を進めていきます。
過去の出題傾向を分析して頻出テーマを中心にカリキュラムを組んでいるようです。
広く浅く勉強するか、頻出テーマ中心に勉強するか、どちらも一長一短あります。
ハマればコスパ抜群。
3.コースと料金
♦主なコースと料金
クレアールの公務員講座には多様なコースが用意されていますが、ここでは代表的なコースを4つ紹介。
■①行政系公務員併願総合コース
ほとんどの行政系の公務員試験に対応しているコース。
- 一般価格 :約30万円
- 10月割引価格:約24万円
- 12月割引価格:約24万円
■②地方上級スタンダードコース
主に県庁・政令指定都市など地方上級を志望する人向けのコース。
- 一般価格 :約29万円
- 10月割引価格:約23万円
- 12月割引価格:約23万円
■③教養スタンダードコース
教養科目のみで受けられる公務員試験に対応したコース。
- 一般価格 :約19万円
- 10月割引価格:約15万円
- 12月割引価格:約15万円
■④公安系公務員コース
警察・消防など公安系公務員を目指す人向けのコース。
- 一般価格 :約18万円
- 10月割引価格:約14万円
- 12月割引価格:約15万円
♦クレアールは平均的な金額
金額は変動するのであくまで目安です。
また、定期的に受講料の限定割引を行っているので、実質的な割引後の価格も併せて記載しています。
ここでは一般価格と10月、12月割引価格を紹介しましたが、資料請求などで割引クーポンが手に入ればさらに安くなります。
クレアールの一般価格は他の公務員予備校と比較して平均より少しだけ高め、割引が適用されると平均より少し安めです。
詳しい料金比較は後述しています。
【関連記事】
⇒ クレアールの社会人経験者向け公務員講座を元公務員が解説します
4.クレアールのメリット
クレアールの公務員講座を受講する場合、以下の7つをメリットとして挙げることができます。
- 問題集に解説動画も付いている
- 添削&質問が無制限
- 心理系公務員に強い
- 豊富なコースが用意されている
- リモート模擬面接が可能
- 豊富な割引チャンス
- もしものときの受講期間延長
- 正々堂々と合格者数を公表
♦メリ①問題集に解説動画も付いている
■解説を読んでも分からない場合も
過去問を解いていくと、どの問題集を使っていても一度解説を読んだだけでは理解しづらい問題に遭遇することがあります。
特に独学の場合は、そんな問題に出くわすと1人で長時間悩むこともしばしば。
無駄に時間だけが過ぎてしまいます。
そのような時、クレアールであれば悩む時間を短縮可能。
■QRコードで読み込むだけ
クレアールの通信講座では、「過去問フォーカス」という過去問題集を使い過去問を解いていきます。
もちろん解答と解説も付いていますが、人によってはそれだけでは分からない部分が出てくるかもしれません。
そういったときのため、「過去問フォーカス」では問題集の解説に加えて、Webでも解説講義を視聴することができます。
方法は簡単で、問題ページにあるQRコードを読み込むだけ。
ミクロ経済学・マクロ経済学・数的処理など多くの人がつまづきそうな科目に対応しています。
この解説動画を導入したことにより、質問の件数が激減したそうです。
♦メリ②添削&質問が無制限
■論文添削
クレアールのコースには論文の無料添削が標準装備されています。
しかも回数は無制限でガッツリ添削してくれるようです。
提出方法は、メール、FAX、郵送のいずれかを選択。
社会人経験者枠で受験する方は、経験者論文の添削も行ってもらえます。
ただし、一度に何通も添削依頼はできません。
ちなみに論文対策講義を行うのは、論文対策をはじめ公務員試験業界で人気の寺本講師。
これは安心感があります。
■エントリーシート添削
クレアールでは面接試験で使用されるエントリーシート・面接シートの添削も行ってくれます。
面接試験では、エントリーシートに書かれた内容について質問してくることが多いので、決して疎かにはできません。
自分では上出来だと思ったものでも、第三者から客観的に見てもらうと、改善すべき点がたくさん見つかります。
こういったはっきり正解のないモノについては、第三者からのアドバイスを有効活用すべき。
クレアールの公務員講座では「必ず提出してください」という感じなので、赤ペンできっちり添削指導が入ります。
もちろんこちらも無料かつ回数無制限という太っ腹。
添削はだいたい10日ほどかかります。
■質問も可能
さらに、クレアールなら講義内容や教材に関する質問も、メール、FAX、郵送のいずれかの方法で行うことができます。
解説動画を視聴しても、なお分からない時は直接質問することもできるので安心感はありますね。
こちらもなんと回数制限なし。
通信講座でもサポートは手厚い印象。
♦メリ③心理系の公務員試験に強い
クレアールは心理系の公務員試験に強いと言われています。
【主な心理職の種類】
- 国家総合職(人間科学)
- 法務省専門職員(人間科学)
- 地方上級(心理区分)
- 裁判所職員(家庭裁判所調査官補) etc
■講師は高橋美保先生
講義を担当しているのは上智大学心理学科を卒業している高橋美保先生。
これまでに心理学関係の本を複数出版されている心理学のスペシャリストです。
さらに高橋先生自身、元公務員で労働省のキャリア官僚。
知識と経験が申し分ない講師です。
■最適なコースが選べる
しかもクレアールは心理系の公務員コースだけで7コースも用意しています。
- 心理系公務員パーフェクトコース
- 心理系専門科目パーフェクトコース
- 心理系公務員スタンダードコース
- 心理系専門科目スタンダードコース
- 家庭調査官・矯正心理コース
- 法務教官・保護観察官コース
- 法務教官・保護観察官専門科目パックコース
心理系公務員だけでこんなにコースが用意されている公務員予備校は、おそらくクレアールだけでしょう。
無料の資料請求をすると、心理系公務員ガイダンスのDVDが貰えるのでオススメです。
♦メリ④豊富なコースが用意されている
クレアールでは心理系公務員を対象にしたコースがたくさんあるとお伝えしましたが、それはほんの一部に過ぎません。
■コースの種類はトップクラス
その他の公務員試験についても豊富にコースが用意されています。
- 【行政系】
・行政系公務員併願総合コース
・行政系公務員専門科目パックコース
・国家一般職コース
・国税専門官・財務専門官コース
・裁判所一般職(事務官)コース
・東京都Ⅰ類B(行政・一般方式)コース
・特別区Ⅰ類(事務)コース
・地方上級スタンダードコース
・地方上級ベーシックコース
・教養スタンダードコース
・教養ベーシックコース
・SPI試験対応型コース - 【心理系】
・心理系公務員パーフェクトコース
・心理系専門科目パーフェクトコース
・心理系公務員スタンダードコース
・心理系専門科目スタンダードコース
・家庭調査官・矯正心理コース
・法務教官・保護観察官コース
・法務教官・保護観察官専門科目パックコース - 【福祉系】
・福祉系公務員コース
・福祉系公務員専門科目パックコース - 【技術系】
・技術系公務員コース(土木)
・技術系公務員コース(建築)
・技術系公務員コース(機械)
・技術系公務員コース(電気・電子・情報)
・技術系専門科目パックコース(土木)
・技術系専門科目パックコース(建築)
・技術系専門科目パックコース(機械)
・技術系専門科目パックコース(電気・電子・情報) - 【公安系】
・公安系公務員コース
このようにクレアールでは行政系、心理系、福祉系、技術系、公安系などさまざま試験に対応して、多くのコースが揃っています。
このほかにも、高卒程度、保育士・栄養士、社会人経験者など複数の公務員コースが用意されています。
このコース数は他の公務員予備校と比べてもかなり多い。
まだ第一志望がきちんと決まっていない人や複数の官公庁を狙いたい人は「包括的なコース」、志望先が具体的に決まっている人は「ピンポイントなコース」を選ぶなど、自分の状況に合わせた選択が可能です。
■SPI対策コースもあり
公務員試験は教養科目と専門科目を実施する官公庁が多いですが、近年は筆記試験をSPIで実施する官公庁が増えてきています。
クレアールではそういった公務員試験に対応した「SPI試験対応型コース」も用意されています。
講座内容は以下のとおり。
- SPI対策講座
- 教養ベーシック講座
- 記述対策講座
- 人物試験対策講座
- フォローアップ基礎講座
このようにSPIだけでなく、そのほかの講座も内容に含まれています。
【関連記事】
⇒ クレアールの公務員単科講座の種類は?コースと料金を紹介します
♦メリ⑤リモート模擬面接が可能
■動画講義+模擬面接
通信の公務員予備校の中には、面接試験の対策が十分ではないところもあります。
直接指導ができないので、テキストや動画講義のみで学習していくところも多いです。
一方クレアールの面接対策では、全16回の面接対策講義動画に加えて、リモートで模擬面接を受けることも可能です。
オンラインでの模擬面接や、電話を利用した面接練習ができます。
■無料・無制限
しかもクレアールの模擬面接は無料・無制限。
模擬面接については追加料金を取ったり、回数制限を設けている公務員予備校もあるのでこれは嬉しい。
聞くだけとやるのでは大違いなので、これを活用しない手はないです。
講義だけでは分からない緊張感を味わうことは大事。
♦メリ⑥豊富な割引チャンス
クレアールでは、定期的に様々な割引制度が用意されています。
■○月限定価格
まず、月ごとに限定割引価格が設定されています。
毎月、一般価格から大きく割引されるので、実質的な価格は一般価格より6~8万円ほど安いです。
例えば一般価格が30万円で、9月限定価格が23万4千円、12月限定価格が24万3千円といった感じ。
クレアールは早めに申し込んだ方が断然お得。
■資料請求でクーポン券ゲットの可能性あり
また、クレアールに無料資料請求を行うと、キャンペーン期間中であれば、5千円、1万円、2万円などのクーポン券が付いてくることがあります。
月ごとの限定割引価格からさらに割引されるのでかなりお得です。
なのでクレアールに興味がある方は資料請求することをオススメします。
そのほかには、以下のような割引があります。
- 編入割引
ほかの公務員予備校や大学講座からクレアールに切り替える方に向けた割引制度 - 友人紹介制度
クレアール受講中の方、クレアールに在籍していた方から紹介された場合の割引制度 - メール特待生制度
400字程度の作文を提出すると、内容に応じてコース受講料が割引される
併用の有無など詳しくはパンフレットで確認できます。
♦メリ⑦もしものときの受講期間延長
■当年度の合格に不安なら
クレアールの公務員講座を受講したけれど「急に忙しくなり勉強があまりできない」、「今年は間に合わないかも」なんて状況もあり得ますよね。
そういった方たちの保険として、クレアールでは事前に「安心保証プラン」というオプションが用意してあります。
このオプションを付けると、受講期間を1年間延長することができます。
つまり1年分の受講料+保証料のみで、当年度と翌年度の2年間、サポートを受けながら学習することが可能です。
しかも、時事対策や模擬試験は最新のものを利用できます。
■合格すれば返金なので安心
気になるオプション料金はコースによって違いますが、3万円もしくは2万円です。
ただ、念のためにクレアールの安心保証プランを付けたとしても、当年度に合格する可能性ももちろんありますよね。
そんな場合、安心保証料金は全額返金。
なので損することはありません。
♦メリ⑧正々堂々と合格者数を公表
通信専門の公務員予備校の場合、合格者数を公表しているところは少ないです。
そして合格者数を公表している予備校でも、延べ人数ではなく実人数を公表している所となると、かなり限られてきます。
延べ人数は1人で2か所の自治体から内定をもらったら、合格者数を2人とカウントするので、数字が大きくなります。
一方、クレアールは通信専門の公務員予備校では珍しく合格者の実人数を公表しています。
- 2022年度:325人
- 2021年度:309人
大手の公務員予備校と比べると少ないかもしれませんが、規模と知名度を考えれば十分の実績だと思います。
しかも単科講座を受講した人は合格者に含めず、コース受講生のみでの計算。
クレアールの誠実さがうかがい知れますね。
【関連記事】
⇒ クレアールの公務員講座の合格率はどのくらい?合格者数を紹介!
5.クレアールのデメリット
デメリットも紹介します。
以下の5つがデメリットとして考えられので、詳しく説明します。
- 国家総合職などのコースはない
- 過去問題集がない科目も
- 紙資料がほしいなら自分で印刷
- リアル模擬面接がなくなった
- 集団討論の練習ができない
♦デメ①国家総合職などのコースはない
クレアールには国家総合職(人間科学区分を除く)のような難易度の高い試験や、外務省専門職などの専門性の高い試験に対応しているコースはありません。
「行政系公務員併願コース」で代用的に学習したり、「地方上級・市役所教養コース」で教養科目のみ学習することは可能ですが、100%適しているコースとは言えないです。
クレアールのコースにない職種を第一志望とする場合は、その職種に対応したコースがある公務員予備校を利用した方が効果的かもしれません。
ただし既存のクレアールのコースでも国家総合職(経済区分)に合格している人もいるようなので、合格が無理というわけではありません。
また、クレアールにはたくさんのコースが用意されているので、大抵の職種には対応できると思います。
♦デメ②過去問題集がない科目も
■サブ科目はテキストのみ
クレアールの学習は、基本的にテキストとWeb講義、実力診断テストとWebテストなどで学習を進めた後、「過去問フォーカス」で過去問を解いていく流れです。
ただ、この過去問題集はすべての科目で用意されているわけではありません。
専門科目の場合、問題集が用意されるのは、主要科目に限られており、刑法、国際関係、社会学などのサブ科目はテキストのみとなっています。
そのため、志望先の試験でこれらの科目が出題され、なおかつ、捨てずに過去問まで学習したい場合はクレアールと別途で過去問題集を買う必要があります。
なので、すべておまかせ・与えられた教材だけで勉強していきたい人は、この点注意が必要です。
■足りない部分は自分で買うのが普通
ただ、試験に合格する人は、通学講座、通信講座、どの公務員予備校どのコースを利用するかに関わらず、提供された教材だけで学習を進める人はほとんどいないと思います。
自分に足りないと思う部分は買い足すことが普通なので、必要だと感じたらケチらず、積極的に市販のものも利用しましょう。
私もそうしていました。
『過去問500』や『新スーパー過去問ゼミ』あたりが、数多く過去問が収録されているのでオススメです。
♦デメ③紙資料がほしいなら自分で印刷
■資料は基本ダウンロード
クレアールのいくつかの講義では、テキストや過去問題集とは別に講義資料を使用します。
ただしこの資料は、冊子の配布などではなく、データをダウンロードして閲覧する形式です。
なのでもしも、講義資料も手元に置いて学習したい方は、自分自身でプリントアウトする必要があります。
その場合は、用紙やインクなどの印刷代を自分で出費しないといけません。
■低価格に繋がっている
別に資料を紙として必要ではない方にはあまり関係ないですね。
用紙に印刷しなくても十分学習はできるので。
余計な紙資料が増えないので、メリットとして考えることもできます。
また、ダウンロード形式にしたことにより、クレアールの受講料金のコストカットに繋がっている側面があります。
♦デメ④リアル模擬面接がなくなった
■幻の対面模擬面接
メリットとして、クレアールではリモートで模擬面接を受けられることをお伝えしました。
しかし、実は以前まで対面でも模擬面接を受けることができていたんです。
東京のクレアール水道橋校舎に通える方は、校舎で直接指導をしてもらえました。
通信講座にも関わらずリアルな模擬面接を受けられていたので、東京近郊に住んでいる方にとってはかなりのメリットでした。
■今後復活はあるのか
しかし、新型コロナウイルスが流行して以来、クレアールの模擬面接は原則リモートでの実施となっています。
今後もリモート模擬面接のみを実施していくのか、リアル模擬面接が復活するのかは分かりません。
ただ、対面での模擬面接が可能となった場合でも、校舎があるのは東京だけなので、地方在住の方はどちらにしろ受講は厳しいです。
もしも、リアルな模擬面接を受けたい場合は、大学の就職課や各都道府県のジョブカフェの利用を検討してみてください。
♦デメ⑤集団討論の練習ができない
■地方公務員に多い集団討論
地方公務員の採用試験では、集団討論を実施している自治体は多くあります。
この集団討論試験も、面接と同じようにできれば事前に模擬集団討論を経験しておきたいところです。
しかし、やはり通信講座であるため、クレアールでは模擬集団討論は実施していません。
集団討論を一度も経験したことがない人には痛いですね。
■大学、ジョブカフェの活用を
ただ、通学の場合でも模擬集団討論を実施していない所はありますし、通信講座に限って言えば実施していない所がほとんどだと思います。
いずれはクレアールでもオンラインで集団討論練習を行うことができるようになるかもしれませんね。
集団討論についても、大学の就職課やジョブカフェで練習できる場合があるので活用してみてください。
クレアールの場合、模擬集団討論はありませんが、面接対策講義の中に、集団討論のセクションも用意されているので、基本を学ぶことはできます。
6.クレアールの評判・口コミ
クレアールの評判や口コミを調査したところ、以下のような意見がありました。
ただこれらの意見はそれぞれの主観が入っているので、あくまで参考程度に。
同じ公務員講座を受けても真逆の意見を持つ人もいるので。
♦いい評判
- 評判➀ 的を絞ったカリキュラムなので効率よく学習ができた
- 評判② テキストは、重要ポイントが分かりやすく示されていて使いやすい
- 評判③ 数的推理はいくつかの解法パターンを教えてくれるので、自分に合った解き方で学習することができる
- 評判④ 相談・質問がいつでもできるので助かった
- 評判⑤ 自宅で学習できたので効率が良かった
- 評判⑥ 講義を繰り返して視聴できるので便利
- 評判⑦ テキストがシンプルで分かりやすい
- 評判⑧ 自由に講義を受けられるので時間を有効に使える
- 評判⑨ ほかの公務員予備校より安い
- 評判➉ 講義の解説が充実している
- 評判⑪ 模擬面接を何度も受けられてよかった
- 評判⑫ 料金は安いけど内容は充実していた
クレアールの講義の解説は割と好評なようです。
また、通信講座の利便性や料金面を評価する意見も多くありました。
♦イマイチな評判
- 評判➀ テキストが薄い
- 評判② 対面の模擬面接が受けられない
- 評判③ 教材が多過ぎる
- 評判④ テキストに誤字脱字があった
- 評判⑤ 担任制だが、自分から連絡しないと担任との交流は特にない
教材を評価している人がいる一方で、不満を持つ人もいるようです。
誤字脱字については、少しずつ改善している様子。
でも意外とどこの参考書でも誤字脱字は多くあります。
♦クレアール合格体験記
クレアールの合格体験記より、実際の受講生意見を抜粋しています。
■クレアールを選んだ理由:Sさん
” 仕事をしながらの勉強のため、自分の都合にあわせて効率よく学ぶことができる、映像授業スタイルが良いと考え、予備校を探しました。
論文添削、模擬面接が無制限でお願いできる点、担任制のため情報収集や勉強方法について個別に相談できる点に魅力を感じ、クレアールを選びました。”
■クレアールを選んだ理由:Aさん
” クレアールはオンラインで受講可能なため、学業やアルバイトを行いながらでも自分の好きな時間に取り組むことができるところに惹かれたので選びました。また、担任制度があり、メール相談可能な点も理由のひとつです。学習の進め方や受験先の相談など、メールで手軽に相談することができ、不安をため込まずに勉強に励むことができました。”
■クレアールの良かったところ:Mさん
” 必要な教材が全て揃っている点や、エントリーシートの添削や面接練習、論文の添削などを無制限で受けることができる点など多々ありますが、特に担任制である点です。
私の周りには公務員試験受験者がおらず(いてもSPIで受験できるところや教養試験のみのところ)、公務員試験についての情報が全く入ってこない状況であったため、何か分からないことがあれば気軽に相談できる担任の先生の存在は非常にありがたかったです。”
クレアールから送られてくる資料には、このほかにも合格者の意見がたくさん掲載されています。
7.他の予備校との料金比較
♦公務員予備校18社で比較
通信講座を設けている公務員予備校との料金比較です。
各公務員予備校いろんなコースがあるので、ここでは代表して国家一般職・地方上級程度を目指すコースと教養科目のみを学習するコースをピックアップして比較しています。
クレアールの場合は「地方上級スタンダードコース」と「教養スタンダードコース」をピックアップ。
それぞれサービス内容が違い、完璧な比較はできないのであくまで参考程度に。
料金も変動します。
♦実際にはさらに安い
表を見てもらうと分かるように、公務員講座の料金はかなりの価格差があります。
その中でクレアールの一般価格は、他の公務員予備校と比べて平均的少しだけ高め。
ただ、実際にはクレアールの料金は○月限定割引価格になるので、平均よりやや安めの価格になります。
価格帯によってサービス内容も違ってくるので一概には評価できませんが、高過ぎず安過ぎず、一番落ち着く価格帯ですね。
安過ぎじゃ不安、高過ぎると経済的にキツイと感じる人にクレアールはちょうどいい。
8.他の予備校との特徴比較
クレアールと価格帯が近い公務員予備校4社について、それぞれの特徴も簡単に比較しています。
- ヒューマンアカデミー
- 模擬試験あり
- 論文&面接シート添削あり
- 校舎で面接対策
- アガルート
- フレキシブルな学習環境
- 何回でも質問できる
- 今なら最強の特典がある
- EYE
- 信頼できる高い合格率
- 少人数制で面倒見がいい
- 中堅私立大など様々な受講生が在籍
- クレアール
- 問題集に解説動画も付いている
- 添削&質問が無制限
- 豊富なコースが用意されている
- もしものときの受講期間延長
- 伊藤塾
- 国家総合職に強い
- 法律科目に強い
- ゼミ・二次試験対策が充実
このクレアール、EYE、伊藤塾は、規模でいえば公務員試験業界で中堅的な位置づけ。
クレアールと伊藤塾はかつて通学講座がありましたが、現在は通信講座に特化しています。
EYEは唯一通学講座も開講していますが、校舎は東京に3校のみ。
ヒューマンアカデミーは公務員講座よりも通信資格講座のイメージが強い。
そしてこの中だとアガルートが一番新しい公務員予備校で、勢いがあります。
まだ長い歴史があるわけではありませんが、着実に受講生が増加しています。
9.クレアールをオススメする人
クレアールの公務員講座について解説してきましたが、クレアールをオススメするのは以下のような人です。
- 公務員予備校に通学する時間とお金がない人
- 独学は不安な人
- 自分に最適なコースを選択したい人
- 心理系の公務員を目指している人
- リモート模擬面接を活用したい人
- もしかしたら今年度の試験には間に合わない恐れがある人
- 資料はダウンロードでも大丈夫な人
いくつかあてはまるならクレアールを検討してみてください。
詳しい内容はパンフレットに書いてあるので無料資料請求を。
【講座の詳細/資料請求】
⇒ クレアールの公式ホームページ
ちなみにどの公務員予備校、どの通信講座を受講しても落ちる人は落ちます。
公務員予備校の力を借りると同時に、受け身ではなく、自分自身でしっかり考え行動し、勉強に励んでください。